エピソード
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「続き?」

「まあそんな感じの朝のやり取りがあったあと、気まずい思いに空気も震え、カーテンコールも上がらないような精神状態で獣王を打ちはじめることしばし…実戦の経過まで詳細に話すと、めちゃくちゃ長くなっちゃうので、結果から言うとね…」

「ほうほう」

「なんと一撃で万枚出たんですよ! しかも残金がリアルに1000円ってところからの大逆転劇で!!」

「おお! それは凄い!!」

「…でもね。その連チャン中、くだんの『暴走族風の若者』が、ずーっと俺の後ろを徘徊しているんです。仲間まで連れてきて『チッ、この台、俺が打つハズだったのによぉ』って、聞こえるような声で露骨に嫌味を言われたり…」

「Oh、それは怖い…」

「だからね、ホントは閉店まで打ち切りたかったんだけど…連チャンが終わったら瞬間に即ズラかろうと思って、まだ明るい内からコインを流したんです」

「好きな台を打ちはじめたら、テコでも動かない地蔵打ち…と称される嵐さんにしては珍しい。よっぽど怖かったんですね」