嵐・梅屋のバックワード☆ジャーニー
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電話にて―――

担当編集・しゃっく(以下、し)「今日は"某旅番組"のロケで地方にいらっしゃるとのことですが…ということは、いまは梅屋さんと一緒にいらっしゃるんですか?」

「そうだよ。俺はこのコラムの打ち合わせ&原稿作業でホテルの部屋に居残ったから、いまは別行動中だけどね」

「それはそれは。さぞや道中賑やかな感じなんでしょうね。編集部の喫煙所などでもよく見かける光景ですが、2人が揃うと1分と休まずにず~っと喋りまくってますもんね」

「そうだね。移動中の車内でもず~っと喋りまくってるから、同行しているスタッフさんはかなりストレスが溜まってると思うよ? 『コイツらマジ五月蝿えなあ』って(苦笑)」

「でしょうね。お2人の独特のノリには、正直ついて行き難いところがありますから(苦笑)」

「分かった。しゃっくが『梅屋さんの狂ったノリには付いていけない』って言ってたって、このあと合流したら伝えておくよ」

「や、ヤメてくださいよ! 僕は梅屋さんのことは、イチ打ち手として、そして人としても、凄く尊敬しているんですから!」

「アタシは?」

「あ、いや、嵐さんは…色々と大変そうな割には、なんだかんだ人生を楽しそうに生きてるなあ…って、ホント関心してますよ」

「なんか梅ちゃんとはずいぶんとニュアンスの違う言い方だね」

「いやいやそんなことないですから。ところで、お2人は本当に仲が良いと思うんですが、ライターとしても同期なんでしたっけ?」

「梅ちゃんは、俺がライターを始めて1年ぐらいして入ってきたから…一応、俺のほうが先輩だね」

「ええ!? そうなんですか?」

「そうだよね、そりゃ意外だよね。その割にはアイツマジで生意気だもんね」

「いや、梅屋さんのほうが遥かにしっかりしていらっしゃるんで…嵐さんの方が後輩だと思ってました」

「いやいやいや! アイツは俺がいなきゃ何もできんよ?」

「(無視)でも、年齢的にも嵐さんのほうが上なんですよね?」

「いやいやいや、いまさら何言ってんのよ? 俺と梅ちゃんは同い年だから」

「ええええええ!? 梅屋さんと…嵐さんが?」

「…アンタ、何年俺達と付き合ってるワケ? そんな"初めて行ったお店のキャバ嬢"みたいなリアクションしないでくれる?」

「だって嵐さんのほうが明らかに老け…もとい、落ち着いた大人の魅力を醸し出していらっしゃるから…完全に年上だと思ってました」

「ごめんね、老け顔で」

「いやいやいや、嵐さんが老けてる以上に梅屋さんが若すぎるんですって! 20代だと言われても違和感はないですからね」

「たしかにね。俺も初めて梅ちゃんと会った時は、『若くてイケメンな男が入ってきたなあ』と普通に思ったからね。だから、後でタメだと知った時には本当にビックリしたし、すぐさま天を呪ったよ、マジで」

「神様も酷なことしなさりますね。もう少し2人の間でバランスを取ってもよかったんじゃないかと、僕も思います」

「ありがとう…って、そうやって他人にしみじみと言われると、なんか無性に腹が立ってくるけど(苦笑)」

「お2人は出会ってすぐに仲良くなったんですか?」

「そうだね。住んでる場所も近かったから、割と出会ってすぐに一緒に打ちに行ったり、酒を飲みに行ったりするようになったね。年齢も同じだったし」

「じゃあ、その頃から歯に衣着せぬ感じで、お互いにアレコレ言い合ったりしてたんですか?」

「それがね…2人とも意外と気ぃ使いいだから、出会ってから1年以上はどちらも敬語を使って喋ってたね(苦笑)」

「ええ!? そうなんですか?」

「うん。で、1年以上経った時に、さすがにもう敬語を使うのはヤメない? って話になって、それでようやく徐々にタメ語で話すようになった。それでも半年ぐらいは矯正されずに敬語混じりで喋ってたけど(笑)」

「へぇ~、それは意外ですよ。いま現在のお2人を見る限りでは想像もつかないですし」

「そうだね。いまでは口汚く罵り合ってるもんね(笑)」

「何がキッカケでそんなに仲良くなれたんですか?」

「なんなんだろうね。お互い性格も趣味も嗜好も…それこそ女子の好みまでもが真逆なのに、なぜか妙にウマが合ったんだよね。逆にあまりに自分と違いすぎる点が、互いに良かったんだろうね」

「お互い自分にないモノを持ってたから、良い感じで刺激し合えた…ということなんですかね?」

「かもしれないね。…って、そんなに俺達の関係は良いもんじゃないよ。ただの悪友だって(笑)」

「いやいや、傍から見てるとかなりいいコンビですよ。『真面目な青年と不真面目なオッサン』『リアルプロとリアル負け組』『イケメンとブサイク』、そんな凸凹コンビだからこそ、その凹凸がガッシリと噛み合って他にはないパワーを生み出してるんじゃないんですかね?」

「凸凹コンビは納得だけど…なんか俺に対する表現の大半が悪口じゃなかった?」

「そんなことないですよ。もしかしたら嵐さんが前者で、梅屋さんが後者かもしれないじゃないですか」

「なるほどね! …って、いくら俺でもそうじゃないことぐらいは分かるわっ!」

「自覚がおありのようで安心しました。これからもその凸凹っぷりで、僕達を楽しませてくださいね?」

「なんか綺麗にまとめてくれたみたいだけど…そんなことで電話越しに悪口を言われまくったことは忘れないから。…俺が東京に戻るのを楽しみにしててね?」