甘ガンダム
  1. TOP
  2. 打チ人知ラズ。(わし)
  3. 甘ガンダム


わしがMAX機のガンダムにゾッコンで、蜜月を育んでいたことは以前に何度か書かせてもらったし、「好きだから打ち続けられる」と持論も述べさせてもらった。ただしそれらのコラムを振り返ってみると、勝つための視点というのはそれほど多くなく、単なるブライト好きがブライト推しで打っているだけという以上の情報がないのではないかと反省していた。

そして月日が流れ、MAXはあらかた姿を消した。今では、マイホールの甘デジバラエティにCRAフィーバー機動戦士ガンダムY(以下、甘ガン)がポツンと1台、所在なさげに佇んでいるのみだ。もちろんあの筐体だから存在感だけは半端ないが、この緩めのコーナーでは往年の人気を獲得できていないようだった。


しかしそんな彼にも大事な役回りが存在する。わしが無残にも愛しの『バラの儀式』に嫌われ路頭に迷ってしまった時などは特に、輝ける在りし日が懐かしくなり猛烈に打ちたくなるのだ。

しかし…甘ガンの等価ボーダーは、わしの計算によると18.6回ほど(ちなみにメイン機とゲージ構成などのアナログ面に変更点はないようだ)。何かしら攻略の糸口がないと手の出しにくいスペックである。

だが、ガンダムはゲージ構成上、右打ち時はワープルートを経由して玉が盤面右側に流れていくのだが、強弱をつけて玉を打ち出してもなかなか前の玉に後発が追いつかない。つまり他機種で可能な、打ち出した玉の加速度の差を活かした捻り打ちの効果が発揮しづらい。なんのことはない、オーバー入賞の期待が薄いということだ。

またST中の電チュー狙いだが、甘ガンは電チューの戻しが2個に減っている。メイン機よりもトータルの電チュー開放時間が長くなっているようで玉が減りにくい印象を受けたが、電サポ中に大幅に玉が増えるとは考えにくい。

いかんせん甘ガンの打ち込み量は少ないから参考程度の話であるのだが、これまで述べた話を総合すると、ボーダー(18.6はわし的には辛すぎる)と技術介入度の低さから、勝ちに徹するなら甘ガンは"打つ価値ナシ"と断言しても良いレベルなのだ。







なんて冷静ぶってはみるのだが、なんだかんだと文句を言いつつ甘ガンを打ってしまうのは性ゆえだろう。使い古されたハンドルはガタガタだったが、大好きなガンダムを半年ぶりに打つのだから全く苦にはならなかった(まあ、メインで打ち込むわけじゃないし)。


余談ながら、甘ガンの電サポ中の打ち方は、甘ソナの項で紹介したセコ技が完全に流用できるので参考にしてほしい。すなわち、電チューが開いた状態で左打ちにしてヘソ入賞させれば、電チューの戻しを得ながらノーリスクで残りヘソ保留を稼げる。ノーリスクな打ち方の割に効果抜群なので、ぜひお試しあれ。

演出についても触れておくと、通常時が保留変化待ちなのは変わらないが、MAX機では滅多に出てこないホワイトベース(木馬)攻撃からの赤変化、さらに炎が火柱になり保留に突き刺さるレッドコメットも良く出現する。これも通常時の大当たり回数の多さゆえなのだが、もちろんわしはこの辺りの演出の止め打ちポイントは熟知している。木馬がせり上がった瞬間の止め打ちなどは、半年のブランクを感じないほどのタイミングであった。さすがに打ち込んだ時間に偽りはない。


さて、見事大当たりをゲットできれば、次はお楽しみのSTだ。MAX機は約半分が通常大当たりとなっており、時短100回転中に引き戻すことが最大の喜びだったが、甘ガンは全大当たりで50回のSTに突入。ここでの連チャン率は約66%となっているのだが、超魅力的なガンダムの演出を堪能するには最適のスペックのように思う。

しかしちょっと気になったのは、ハヤトとカイの発進はどうでもいいとしても、セイラ発進からリーチに発展しないというパターンが多かった。MAX機ではセイラが絡めばほぼリーチになっていたから、青保留→通信予告でセイラ応答→セイラ発進ですらリーチにならなかった時にはビビってしまった。MAX機ならばセイラが重複すれば激アツパターンだっただけにその違和感たるや強烈だった。


ちなみに、個人的なガンダムの見所は、ターゲット予告からの保留変化だと思っている。MAX機では青なら約15%、赤なら約90%の信頼度を誇っていた。甘ガンの信頼度の内訳は知らないが、赤ならかなりの信頼度を持っているに違いないと睨んでいた。

そして遂に待望の赤保留が出現。そしてブライトが、「手の空いている者を出せ」とお馴染みのセリフを吐く…のだが、指揮官としてこれはいかがなものか。誰でも良さそうな投げやりな指名の仕方はリーダーとしての器量不足を感じさせる。これがわしのブライト感だ。

まぁそれはともかく、この指示に、手の空いていた(と思われる)カイ・シデン君がチンタラとガンキャノンを発進させリーチ図柄は4、相手はグフでアムロ(ガンダム)に大当たりを託す展開になった。が、グフが放ったミサイルを被弾し(かわせば大当たり)、グフの動きを見切れることはできなかった(見切れば大当たり)。

しかしまだ最後のチャンスがある。グフの弱攻撃(キック)を喰らう寸前で、レバー(V-コン)演出が発生するのだが、ここでレバーが激しくバイブすれば大当たりとなる。そもそもの入口が赤保留だっただけに、大当たりも充分に期待できると渾身の力でレバーを引いてみた。その姿たるや…隣のおばさんがわしのオーバーアクションに目を丸くするほどのものだったわけだが、そんなことは気にしていられないほどに内なる興奮を抱えていたわけだ。

しかし無情にも、引いた手に歓喜に震える振動はなく、そこにあったのは虚無という名のプラスチックの塊と、隣のおばさんに対する猛烈な羞恥心だった。しかもスカスカのレバーを思いっきり引っ張ったため思わず仰け反るハメにもなった。液晶で悔しがるアムロを尻目に、それを虚ろに見つめるわしの顔面は赤面していた。

ホールでの恥はかき捨てとも思ったが、ブライトがもう少し指揮官らしく艦長としての威厳を発揮してくれればと怒りが転嫁される。甘デジ版で演出バランスを変えているのだろうが、MAX機同様にブライトは「役立たず」だと改めて思った次第だ。


まぁ何というか…要するに、愛しのバラの儀式に無残にも見捨てられてその後も散々だったというだけの話なのだが。そろそろわしに微笑んでもらいたいものだ。