休むも相場!?
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以前紹介した通りわしは末端の投資家でもあるわけだが、そんな肩書きは名ばかりだ。実際問題として収益という果実はまったく手にしておらず、ただただ、塩漬け株が力なく右肩下がりに落ち込んでいく様を指を咥えて見守ることしかできない。高い授業料を払っての勉強中の身なのだ。

しかしながら、知らない世界に身を投じることで新たな知見を得られることもある。その成果の一つが、「休むも相場」という格言を知ったことだ。常に売買を繰り返していると客観的に相場全体が見えなくなり、時に大きな落とし穴にハマることがある。故に冷静に相場を見つめる時期も必要である…こんな意味だろう。


わしの現状に当てはめると、この格言は「ぱちんこAKB48 バラの儀式」で活かされている。打てるチャンスが訪れたならいつでも打ってやるぞと臨戦態勢を整えてきたのだが、一向に打てるレベルに釘が良化しない。いきおい、導入開始からずっと「冷静に状況を見つめる時期」が続いてしまい、今の稼働状況に至った道筋を冷静に分析するまでになってしまった(あくまでマイホでの扱いの凋落についてだが)。

もちろんこれは、わしが説明をするまでもなく、単純な因果関係で説明がつく。つまり、マイホールで彼の島を眺めていると、どうもバラの儀式の賑わいがイマイチなのだ。前作が、打ち手の一部から「国民的パチンコ台」という評価を得るまでの活躍をしたのと比べると…随分と寂しい状況だ。

であるからして、ホール側の期待値が極めて大きかった故に期待ハズレ感が半端ない。そして、人気がないから釘が良化しない、そのために余計に稼働しないという典型的な負のスパイラルに陥っている。オマケに設置台数が多すぎるからだろう、ホールが扱いに難儀していることが容易に推察されるのだ。


それ以外にもいくつか思うところがあるのだが、新AKBでわしが気になっていポイントを挙げてみたい。

まずは、演出をパワーアップさせている点が挙げられるだろう。例えば「よっしゃぁ~いくぞぉ~!」の擬似連予告などは、前作では3連続すれば何がしかのリーチ最終形に発展するパターンが多かったと記憶しているが、今作は激しく煽ってもリーチ最終形に発展せずに終わってしまう。このあたりは少し残念に思う。ただ、役モノは破格にパワーアップしているから、打ち手の高揚感みたいなものは確実に高まっただろう。

しかし、トータルで演出を評価すると「まわりくどい」の一言に尽きるのだ。当たることに関係ない煽りだらけの末に、UZAという曲のリーチを見せられると「わしの方がウザいっちゅーねん!」と心の中で吐き捨ててしまう。そんなことが度々あった。


また、アタッカーにオーバー入賞すると、推しメンの「さっすが~」と祝福音(歓声)が鳴る機能がある。これは導入前にわしも触れたが、AKBファンにとっては嬉しいところではあるだろうし、これが鳴る理由を知っているコア層にも祝福の有無は特に問題はない。

しかし、この"さっすが~"が発生する理由が分からないライト層の場合、気分を害してしまう場面があったかもしれない。ゲージやアタッカーの構造から、そもそも打ちっぱなしでもオーバー入賞する頻度はそれなりに高めに設計しているようだし、ある意味で「鳴って当たり前」の感覚を植え付けてしまっている。

すると、鳴らないことで不信感を生んでしまっているということもあるやもしれない。つまり、コア層に対して敢えて残した技術介入要素が、ライト層にはよく分からない現象に映ってしまい、集客のメイン層であるライト層が離れる一因になっているのではないか? ということだ。

これらはほんの一例だが、奥行きを深める、高度にするということは非常に重要なことだとは思うが、それが複雑さや分かりにくさという部分に進んでしまうと、思わぬ反応になってしまうということは往々にして起こる。

プロ野球の2年目のジンクスとは違うかもしれないが、1作目の大ヒットを受けての2作目の開発というのは、打ち手からは想像できないようなプレッシャーがあっただろう。それを跳ねのけるためにこだわりにこだわった結果、練りに練った演出が、(わしが感じる)まわりくどさというところに陥ってしまったのかもしれない。このバランスは本当に難しいところだが、これがAKBの2作目でなければまた違った結果になったのかもしれない。


余談ながら、9月に苦戦を承知でバラの儀式を打ったことがある。しかし、あまりの「まわりくどさ」にイライラが募る。そしてその感情がピークに達した時、ちょうど、公演曲「初恋の鍵」が始まった。

でだ。この渡辺と島崎が唄う曲を聞いてビックリ! 誰もAKBに圧倒的な歌唱力など求めてないだろうが、それにしても首をひねるような歌唱力だと感じてしまった。それはわしがイラついていたことが大きく影響していたかもしれないが、いずれにせよ、この時は好意的には受け取れなかった。

これはわしの狭量さを露呈しただけの話ではあるのだが、一方で、様々な要因で結果的にマイホールのAKBが苦戦(回転率が悪い)しているという状況が、前作での売りでもあったRTCなども含めてマイナスの評価を与えるスキを与えてしまっていると感じた次第だ。繰り返すが、これはわしの狭量さを示すだけのことで、AKBに罪があるという話ではない。わしが勝手に打ってイライラしたというだけの話でもあるし。


このような感想を、旧知の遊技機評論家の先生にぶつけてみた。先生は自身の遊技機に対する鋭い視点はもちろん、メーカー情報やホールデータの分析などを多角的に織り交ぜながら評価を下す。さすがにバラの儀式の評価を決定させるには時期が早いとのことだったが、

「ハッキリ申し上げて、バラの儀式の稼働は全国的に今ひとつです。もう諦めて外し始めたホールも出てきています。11月には大型機種が複数スタンバイしていますから、この流れが加速すると思います。あなたの立場なら減台したホールのアケ直しを狙うのがベターだと思いますよ。では、さようなら」

…とコメントしてくれたが、これでは他の機種に置き換えても何ら変わらないではないか!?

この示唆するところは、すでにAKBが特別な台ではなくなっているということなのかもしれない。甘い状況になると期待しているのは打ち手側の勝手で、ホールとしてはもう次の展開を見据え、AKBなど1つの駒に過ぎぬと考えているのかもしれない。

わしはバラの儀式で年末まで収支のラストスパートをかける展望を描いていた。しかし、このザマでは甘い状況は期待できそうにもない。展望の再構築を進め、なんとか生き残る道を模索しなければ…。