9月26日の休暇日記
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- 打チ人知ラズ。(わし)
9月26日の休暇日記
わしは場末のパチンコ打ちではあるが、ちょっとくすぐったくなるような言い方をすれば、"コラムニスト"という一面も持っている。もちろん、世間一般の通勤族からすれば軽く憂鬱になりそうな月曜日をようやくやりすごした火曜日にひっそりと公開されているこんなコラムから大それた情報を得ようと画策する読者など皆無なのは百も承知だ。まして、わしのコラムによって、月曜日で抱えた憂鬱にさらなる憂鬱さを上乗せさせているかもしれないという懸念すら抱えての執筆である。コラムニストなどと書いてはみたが、多少の自尊心を支える程度の意味しかなく、高みから何かを伝えるというスタンスではないということだけは断っておきたいのだが…それでもやはり、この機種について触れないわけにはいかないだろうということだ。
それは、導入から約1ヶ月半が経過した「ぱちんこAKB48バラの儀式」について。まぁ触れると言っても、導入直後からマイホールは無残な調整が続いているため、少し打っては逃走を繰り返すばかり。実戦報告というまとまった形で書くものがないという、極めて実りのない状況でもがいている。
9月に入って回転率の方は若干ながら良化の傾向が見て取れるのだが、それでも一番回る日の一番回る台で千円あたり"辛うじて"20回転(30玉交換)といったところだし、当たり前のように出玉は絞り気味。まぁなんというか…パッとしない状況が続いているわけだ。
この程度では、「貯玉の範囲で打つ、持ち玉遊戯の間だけ打つ」という戦術が精一杯の有り様だから、釘調整と玉の流れを考慮して、回転率がもう少しありそうだと感じた時に1万円ほど追加するので目一杯だ。すなわち、コラムで取り上げるほどのデータは採れていないということになる。困ったものだ。
しかしながら、逃走を繰り返す中でも、推しメンである「ゆきりん&みいちゃん&きたりえさん」の映像は食い入る様に見つめまくっている。たまたま、きたりえさん推しで打っていた時に数回15Rを獲得して実戦時間が取れたので、9月中は験を担ぎ、きたりえさん推しで打つ機会が多かった。
余計なお世話だが、前作から約2年の間に、きたりえさんは更に綺麗になった。この人は元々美人だし、失礼ながら老け顔だから将来的にも見た目があまり変わらないだろう。また若い女性だから、2年という短い期間でも様々な人生経験を経て綺麗になる要素は色々とあるのだろう。「よっしゃぁ~いくぞぉ~!」時のドアップを見つめながら、本当に色っぽくなったと思うのである。
そしてこれまた余計なお世話だが、京楽のキャラデザインは本物と似てなくて首をひねることが多いのだが、きたりえさんのミニキャラは「たらこ唇」が可愛くて気に入っている。
わしは唇の厚い美人が大好きなので、きたりえさんは理想の女性像と言っても過言ではない。ところが、ここ数回のコラムに登場しているアキオは「唇の薄い女性がタイプだ」と聞きもしないのに何気ない会話の中で口を挟んでくる。彼は何もわかっていないようだ。
分かっていないついでに触れると、"投資家"のアキオは今年はカジノ関連銘柄をメインに追っているとのこと。この夏、事業規模の大きさと業務内容の広さから、カジノ法案成立で大きな恩恵を受けることが期待される遊技機メーカー株を仕込んだらしい。すると8月29日の引け後、その銘柄の今期業績の上方修正が発表され、さらに下期にはパチンコでの有力コンテンツ台の発売が予定されていたため「これから株価はうなぎ登り(笑)」だとチャットで知らせてきた。
しかし、ほとんど同じタイミングでパチスロAT機の規制強化という悪材料(販売台数減からの収益悪化懸念)が飛び込んできた。すると週明けの9月1日には上方修正と悪材料の判断が株価へ反映されていったのだが…ここでは容赦ない売りを浴びてしまい、アキオが大きな含み損を抱える結果となったのは言うまでもない。
しかしそこでもアキオはめげることなく、この銘柄の有望性を逐一知らせてくる。わしに見通しの明るさを語ることで自分を鼓舞しているのかもしれないが、わしも遂にこれに乗せられ、4日に下げ止まったと思い、前場で最小単位を買ってみた。
…が、後場でキッチリ80円ほど下落してくれて、買った当日から含み損を抱えるハメになった。結局、わしは下げ止まっていない下落局面で手を出したということになる。
余談ながら、わしはその銘柄の業績やファンダメンタルには全く関心がない。会期末が11月30日の臨時国会で、いわゆるカジノ法案が可決成立するかのみが関心事だ。もし可決成立すればチャート上に火柱が立つことは必至。多くの株主の期待はここにある。
一方、再び継続審議になれば10%安、廃案になればストップ安も覚悟している。そもそも、他の重要法案との絡みから「法案が審議されない」という笑えないオチが待っているかもしれない。まあどちらにせよ、ちっちゃい話で恐縮だが、アキオと共に「細やかな夢」を見ているのだ。
とにかく、投資で辛酸を舐め続けているわしとアキオは、共通の趣味である大相撲九月場所十三日目の観戦に行ってきた。わしは幕下の取組も好きだから、はりきって観戦すべく昼過ぎに両国駅に到着。
ここで全くの偶然ながら、十両力士の若荒雄が電車で場所入りするのに遭遇し、駅のトイレで隣り合って小用を足した。「関取でも電車で来るんだ」と変な感慨を受けたものだ。たしか阿武松部屋は総武線沿線の幕張近辺に部屋を構えているから、電車通勤も有りなのだろう。それにしても元気がなさそうに感じた。
帰宅してネットを見てみてビックリ仰天。なんと観戦当日に引退届を提出し、年寄・不知火を襲名して後進の指導にあたると相撲協会のホームページに出ていた。こんなことになるなら、声の1つでも掛けておくんだったと悔やんだ。オマケに若荒雄の現役最後の一番は見ていない。これも痛恨事だ。
その頃わしは、国技館脇で関取衆の場所入りを見ていて安美錦、旭天鵬、遠藤らを眺めていた。遠藤の時はものすごい人だかりで黄色い歓声があちこちから飛び交い、遠藤ははにかんでいた。こんなところも女性から人気を集めるポイントなのだろう。
また、照ノ富士春雄も見たが、すでに気合い充分の険しい表情で親父衆のシワ枯れた歓声の中での場所入りだった。わしも小声で「春雄~」と、さりげなく声援を飛ばしておいた。
観戦の方は、鏡桜と佐田の海の取組が行司軍配差し違えとなり、この館内説明を朝日山親方が行なった。わしの朝日山親方好きは以前述べた通りで、この時、横にいたアキオの「なんで朝日山なの?」とのツッコミを無視して立ち上がり「朝日山~」と3回以上叫んでしまった。このクソ真面目な語り節の館内説明が聞けただけでもカネを払った価値があるというものだ。
この日の注目は、白鵬対豪栄道、逸ノ城対鶴竜の取組に尽きる。優勝争いをしている白鵬と逸ノ城が揃って勝つか負けると1敗差で白鵬有利な状況のまま。翌日に白鵬対逸ノ城の割が組まれていたから、白鵬が豪栄道に敗れれば優勝争いは混沌としてくる。
ただし、逸ノ城が鶴竜に勝つことが前提の話で、わしは鶴竜が負けるとは全く思っていない。ただ、鶴竜は損な役回りが多い横綱だという印象があるから一抹の不安を覚えた。
取組は白鵬が豪栄道を組み止めたように見えたが、いかんせん国技館での観戦なのでテレビの様に取った廻しの位置や高さの判別が不可能だと思っていたら、一気に寄り切られてしまった。大関の意地の勝利で座布団が飛び交う一番だった。
この時点で逸ノ城と星の差がなくなり、アキオは鶴竜が負ける前提で話を振ってくる。その方が興行として盛り上がるし世間の注目も集まる。現に土俵回りの報道カメラマンが明らかに多い。新入幕力士が金星獲得となれば、充分「事件」として成立する。しかも優勝となれば…など、アキオは仕切りの間ずっと語っていた。わしは鶴竜の実力を微塵も疑ってないが、さすがに不安になってきた。
その大注目の一番は、当たってすぐの叩き込みで逸ノ城の勝利。コメントのしようがない無様な相撲内容と、ありえない事が起こった気がして頭を抱えてしまった。逸ノ城の勝利に喜んだ客席から座布団が舞い始める。わしもヤケクソで自分の座布団を放り投げた。まさに狂喜乱舞。
そんな中、アキオは座ったまま神妙な顔つきで星取表を見ている。するとわしはアキオの座布団までも奪い取り、「逸ノ城~明日も叩き込んで勝てよ~!」と絶叫しながら2枚目を放り投げた。
「座布団って女の人の方が投げるんだね」と、二番続けて座布団が飛び交う(観客として)最高の展開を冷静に観察していたアキオに促されて両国駅に向かった。今回の観戦は、新入幕力士の金星獲得という歴史的な瞬間に立ち合うことができた。つまらない日々にも、たまには楽しみが必要で、これでわしの相撲トークにも幅が広がるだろう。
追記。
結局、九月場所は白鵬の31回目の優勝で幕を閉じた。さすがは大横綱といったところだろう。十三日目の金星獲得は、原ジャイアンツV3達成のニュースと重なってしまったため、翌日の朝刊スポーツ紙での1面ジャックはなかったようだ。恥の上塗りが回避できた鶴竜には良かったのかもしれない。
しかし、逸ノ城は末恐ろしい。まだ立合いの当たりは幕下上位レベルだと思うし、これから地力が増してくれば想像を絶する力士になっている気がする。春雄にしても充分5年に1人クラスの逸材だと思うが、逸ノ城の前では春雄の凄さが霞んでしまう…。
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