Call and response 2
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Q.
現在の規制内容だと初代牙狼みたいなスペックでは出せないのですか?
(匿名希望)


…といった質問が届いた。わしはどうすればぱちんこで勝てるかということについてはそれなりに知っているつもりだが、こういった機種の仕様や規則については疎い部分もある。勝てるかどうかについてはあまり関係ないからだ。

であれば、こういった公の場でコラムを書くのであればそれなりの責任も生じるわけだから、知らないことに関して、さも知ったようなことを書くこのは得策でない。さすれば見なかったことにしてスルーすればよいのだが、個人的にも気になったため、取り上げることとした。

そこでわしは人脈をフル活用し、旧知の遊技機評論家の先生に話をお伺いしてきた。結果として、個人的に興味のある部分の質問が多くなってしまったのだが、ひとまずそのあたりは省き、質問内容を少し膨らませてお答えしたい。


A.
まず初代牙狼は、業界用語的に「1種2種混合機」と呼ばれています。ザックリ言って、1種が現行デジパチ、2種がV役物搭載機のことです。初代牙狼以外の1種2種混合機では2012年版のAKB48がメジャーな存在で、この夏登場予定の第2弾も同様のタイプです。

この1種2種混合機のいわゆるマックスタイプ仕様は、日工組(日本遊技機工業組合)による自主規制の対象になっています。そのため、ホールに設置されることはありません。ですから、質問の答えとして「初代牙狼みたいな方式を採用しているマックス機は今後も出ません」となります。

ちなみに規制理由ですが、初代牙狼の出玉量と出玉スピードが社会問題化した経緯があったからです。ですが、AKB48のようなライトタイプ仕様は特に規制はないようです。実際、三姫繚乱や涼宮ハルヒなどもそういったライトタイプなので、問題なくリリースされるわけです。


牙狼シリーズって全部同じような仕様じゃないの? と思う方もいるかと思うので、ここで牙狼の初代と4代目を比較して少し考えてみます。

まず初代牙狼タイプの仕組みですが、まずスルーチャッカーで"継続抽選"をします。つまり、ここで既に継続か非継続が決まるんですが、これが抽選結果として反映されるには、玉をV入賞させる必要があります。つまり、V入賞して初めて"抽選を確定"させるわけです。

ちなみに初代牙狼は確変を継続させるのではなく、時短を継続させるかどうかの抽選をしています。そして、V入賞というのは、羽根モノなんかのあのV入賞と同じと考えれば分かりやすいでしょう。

V入賞=大当たりとなりますが、例えば羽根モノでV入賞させるには、まずは羽根が開かねばなりません。羽根モノならスタートチャッカーに玉が入れば開きますが、1種2種混合機は時短に突入して初めて開くことになります(非時短中でも条件を満たせば開く機種もあります)。


余談ですが、この継続抽選の表示を見切り、非継続出目表示時に玉をVに放り込めなくできれば最高です。つまり、継続時にのみV入賞を狙えるため、永遠に時短を継続(=連チャン)させ続けることができるわけです。しかし、打ち出しと開放のタイミングがうまくリンクせず不可能のようです。これができれば、間違いなく不適合機でしょうからね…。


翻って、現行の牙狼FINAL(4代目)を考えてみると、初代牙狼とは全くの別物となるわけです。Vゾーン搭載機ですから1種2種混合機かと思いそうですが、実は完全な1種タイプなのです。その証拠に、ST中は電チュー入賞の時点で確変の抽選をしているからです。

しかし、これがキモなのですが、たとえ7図柄の大当たりでも、大当たりラウンド後半のV入賞チャンスを逃せば、確変(ST)状態にならずに時短100回に突入してしまうということです。まあ、誰も体験したことはないでしょうが…。ですから簡単に言えば、電チュー入賞で確変の権利を獲得するが、「V入賞させることで確変を発動させる」と言えるでしょう。


また、初代と4代目の最大の違いは、次回大当たりに要する時間が圧倒的に初代の方が早いことです。スルーチャッカーで出目はランプで即表示ですからV入賞を逸したハズレを次々に消化していくことが可能です。普通に打ちっ放し状態にしていれば、誰が打っても次回当たり獲得まで平均1分使わないハズです。

一方、4代目も60回転目までは、基本的に震撃アタック押し込み演出のみです。スペック的類似機種のガンダムと比較すれば圧倒的に消化が早いですが、初代牙狼のスピードには到底及びません。60回転目以降はホラーバトル等の液晶演出が発生するため、ガンダム同様の消化スピードになってしまいます。


初代も4代目も噴く時(ホール用語で事故った時)は5万発オーバーなど、とんでもない出玉量になりますが、出玉スピードは格段に4代目の方が劣ります。ですが4代目も、かつての大爆裂機ウルトラセブンでは実現できなかった出玉スピードを実現しています。要するに、初代牙狼の出玉スピードは極端に早すぎたために規制対象になってしまったワケです。

前出の先生曰く、「規制と規制の抜け道を探りあう"イタチごっこ"がパチンコ業界の歴史そのものですから」と仰っていた言葉が胸に響いた。



追記。
各チームがグループリーグ1試合を戦い終えた段階で挙げていたベスト4の予想を的中させるほどW杯優先の1ヶ月間だった。わしのFacebookに証拠の投稿があるが、まぁどうでもいいだろう。オランダを予想したことは自分でも見事だと思うが、これもどうでもいいだろう。さらに寝不足が祟り稼働内容がボロボロになると予想し、これまた的中させた。これまた、皆さんにはどうでもいい話だろう。

ところでドイツ対ブラジルの準決勝は7-1という大差で決着した。ブラジルの絶対的エース・ネイマールが欠場に追い込まれていたから、では到底説明が付かない結末で、ドイツ贔屓のわしにも衝撃的な出来事だった。

点差通りの力量差があったとは思わない。チームの歯車が狂った時の恐ろしさが顕著に出た結果だろう。優勝が至上命題の自国開催で、複数の主力選手欠場等の因果関係が複雑に絡み合い、緊張の糸が突然切れてしまったがゆえの顛末のように思える。この時「パニックに陥った集団心理」「個々のメンタル面の変化」が特に関心がある。一体セレソンに何が起こったのだろうか…。

わしも日々のパチンコ実戦を積み重ねる過程において、メンタル面の重要性を痛感することが多い。オッサンに成り果てた現在では、パチンコ台を見ただけでメンタル面が萎えてくる。パチンコ台に立ち向かうだけのモチベーション維持が困難を極めているのだ。

一方、五月場所13勝で優勝次点だった稀勢の里。従来、優勝に準ずる成績を残した翌場所は綱取り場所になっていた。だが、七月場所での綱取りを推す声が皆無に近いのは、後輩大関だった鶴竜に先を越されたツケが廻ってきた結果だろう。チャンスを逃し続けた自業自得だと思うが、こんな時だからこそ稀勢の里にはメンタル面を強く持ってほしい。