6月10日の稼働日記
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昨日は頓死してしまった(※前回コラム参照)が、何事も切り替えが大切だというのがわしの流儀だから、終わったことはぐじぐじと引きずらないようにと心がけている。

これまでの実戦経験においても、持ち玉壊滅後の追加投資込みで2000回ハマリ、当たりが引けずに足掛け2日間や3日間の通算で2000回ハマリなどはザラにある。現金投資のみでのストレート2000回ハマリはウルトラセブンで喰らった気がするが、覚えていても意味のない話だから、記憶は曖昧だ。


また昨日の実戦について言えば、さらに投資を続けていれば10万円負けも充分あり得る展開だったので、18:30という早めの時間での撤退も間違いではなかったと思っている。

前回書いたように"精根尽き果て退散"というのが実情ではあるのだが、仮にあの時間から大当たりを得ても、その持ち玉を時間内に有効に使い切れる可能性が薄いという判断込みでの撤退でもあった。ぱちんこ新鬼武者は継続率が高く、そこに加えて消化時間が長いタイプであるため、今改めて考えてみても冷静な判断だろう。


当然ながら、わしは10万円もの大枚を献上するためにパチンコを打っているのではない。あとで振り返るための懐かしい思い出作りのためでもない。トータル収支で勝つためだけにパチンコを打っているのだ。断じて10万円負けや2000回ハマリを日常会話のネタにしたいわけではないし、仮にもプロであるからして、むしろその手の負け自慢などはむしろ恥ずかしいくらいのものだ。

そう書いておきながらこういう話が出てくるのは、このコラムがわしの日常を切り取っているからこそであるため容赦願いたいが、そもそもこの類の話は、された側が迷惑なだけの借金依頼の話と同じだと思っている。


そのため、人から10万円負けの話などを聞かされてウンザリすることがある。わしは「初当たりが引けない」「連チャンしない」「回らない」の条件が全て揃った時にのみ10万円負けは起こる現象だと思っているのだが、10万円負けの原因を問いただしてみると、大抵の場合は「回らない」という条件が該当しているのだ。

結局、好きな台を回らない状態で打っているだけなのだから、負けるは道理そのもの。その肝心要の部分は黙っておいて、さも自分に非がないかのように10万円もの大金を失したことのみを強調して喋っている場合がほとんどであるからして、それみたものかと閉口してしまうわけだ。すなわち、パチプロレベルでは全く聞く価値のない話なのである。

ちょっと強く言い過ぎてしまったが、まぁ愚痴を言いたい気持ちも分かるし、プロではない人がそのような打ち方をすることに対して私は口を挟むつもりはない。結局のところ、自分の金をどう使おうが自由なのだ。ただし、「回らない」以外の条件が揃ってしまっての大敗には、心からのご愁傷様を献上いたしたい。


余談ながら、最近ほとんど聞かなくなったが、異様な高回転率であるのに異様なまでに大当たりを引けず、ボロ負けが頻発する台の話は興味津々で聞き入ってしまう。

単なる負け自慢ではなく、何やら怪しいネタらしいものに関しては耳を傾ける慎重さは持っていたい。他人に起こった事象は自分にも起こりうる事象なので、かなりの注意が必要なのだ。


話を本題の6月10日の稼働に戻したい。

昨日は大敗したものの、実は先週の木曜日に牙狼FINALで6万発オーバーの大勝利を収めていた。そこで昨日の大ハマリは、その日の"みそぎ"かもしれないと心を落ち着けようと試みた。

が、みそぎがドハマリによって一発で収束するのは良いのだが、今年の戦績をトータルで考えてみると獲得玉数が圧倒的に少ないため、牙狼の6万発ごときではまだまだ帳尻が合わない。もっと打ち込んで結果を出さなければと考えながらのホール出勤となった。


さて、まず昨日のぱちんこ新鬼武者のデータを見てみると、2120回転目で誰かが4連チャンしていた。昨日の回転率からすると、あと5000円もあれば、2120回に到達したであろう。しかし、そこでわしが当たりを引けたかどうかは別問題である。2004回転後の116回転は、昨日のわしにとってあまりに重い116回転だった。

次に釘を見てみると、若干ヘソが狭いような気がしたが、目の錯覚のような気もした。微妙な調整具合に迷うところだが、昨日あれだけ吸い込んだ台だし、そこまで強烈にはシメないだろうと「据え置き」と判断し、とりあえず台をキープして他台のチェックに向かった。

ホールを一巡し、押さえた台以上に高回転率が望めそうな台もないので着席する。すると、本来なら朝イチの打ち出しは会員カードから貯玉を引き出して打つところを、昨日の習慣でいきなり福沢をサンドに投入してしまった。

ハマリ台とハマリ慣れた人間が織り成す絶妙なハーモニーかもしれないが、これは大失態だった。残り9500円入りのカードをあわてて引き抜き、会員カードを挿し直すハメになった。この時、かなり嫌な予感がしたのだが…。


打ち出しから時が流れ15時15分、回転数は1246回転、投資額は貯玉込みで54000円。そしていまだに大当たりは引いていなかった。昨日からの合算で3250回転、ストレート140000円負けが確定した瞬間、「もう、ええわ」と、わしの中で全てが終わった。


諦めた理由は、回転率云々のパチプロ的「理屈」ではない。特定の理論などではとうてい説明の付かない「相性」のようなものを感じたからだ。

それは例えるならば、恋愛で全く脈のない相手に、こちらが勝手に惚れ込んで一方的に求愛している様に思えてきたからだ。そんな思いが脳裏を過った瞬間、全てがアホらしくなってしまった。わしにとってこいつは全く脈のない求愛相手だろうと勝手に確信し、帰途に就いたのだった。


【簡易データ(2日間トータル)】
通常回転数:1246回(3250回)
初当たり:0回(0回)
回転率:23.0回/千円(23.2回/千円)
投資:54000円(140000円)
回収:0玉(0玉)
※投資は貯玉分からの投資も含む


わしがこのようなコラムなどを書いていなければ、このようにデータをまとめたりはしない。日々大学ノートに収支だけ書き重ねていき、そして記憶から消えていくだけだ。

しかし、今回のような実戦を改めてデータで見てみると、無残極まりない結果だと我ながら悲しくなってしまう。あの台に罪はないが、理屈や理論を超えた感情からぱちんこ新鬼武者だけはもう打ちたくない!

だが、わしのパチプロとしての人生はこれからも延々と続いていくだろう。この程度で弱音は吐けない。これも人生の1ページだと思い、明日からの決意を新たにするのであった。



追記
寝不足覚悟で日本時間AM1時開始のドイツ対ポルトガル戦を見た。やはりメルケル首相も大注目だったようで、現地で観戦されていた。わし的にも全グループリーグで一番の注目試合だったが、意外にも4-0という大差でドイツが勝利した。ドイツ贔屓のわしには嬉しい勝利となった。

ドイツの戦い方を見ていると、チームとしての勝ち方を知っていて、確実にそれを実践しているように見えた。端的に言えば、リードしてからは無理に攻めこまずチャンスを待ち、相手の守備が崩れた時に一気に攻めこむといった印象。これが王者の戦い方なのだろう。"ここぞ"という時に、最大限のパフォーマンス(立ち回り)をして勝利を引き寄せる戦い方は、日々のパチンコ実戦にも通じる部分なので大いに参考にしたいところだ。

また、ドイツのミュラー選手がポルトガルのぺぺ選手から頭突きを喰らいながらもハットトリックを達成した。これは素晴らしい。ペペ選手がああいう行為に出た気持ちは分からない。しかし…わしがあの台に頭突きを喰らわしてやりたい気分が、このコラムの締めの締めに至っても収まらないということについては、正直に記しておきたい。