4月27日の稼働日記
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- 打チ人知ラズ。(わし)
4月27日の稼働日記
日曜日は1週間分の溜まった家事をこなしつつのど自慢を観る、これが心安まるお決まりのパターンだ。しかし、GW前でバイトの件数が多く稼働時間があまり取れなかったこと、4月の収支がイマイチ上がっていないこと、そしてGW休暇のために現金収入が欲しかったこと、この3点を理由に日曜ながら稼動日に充てることにした。
上記の稼働理由の中では、生粋のパチプロさんであれば本命は言わずもがな、収支の部分になってくるだろう。収支は成績表とイコールだから、「赤点」を免れるべく努力を惜しまないのは当然だ。
残念ながら不ヅキ等で収支が伸び悩むことはプロでも良くあることで、それは決して恥ずべきことではない。なぜなら、この稼業の経験が長くなれば長くなるほど、それまでの期待値の積み重ねが伴っていれば稼働時間を増やすことで収支はおよそ好転するものだと経験として分かっているからだ。
だから4月の収支が期待値に届いていなければ、届くまで稼働あるのみということになるし、そんな状況下でギリギリまで稼働を伸ばして期待値とリアル収支が拮抗すれば、それはそれでパチプロとしての達成感が味わえるものなのだ。その感慨は運勝ちで勝ったものとはまったく異質のものだ。
くどくどと書いてはみたものの、わしは無粋なパチプロであった。GW休暇に備えて現金収入が欲しい。ただそれだけの動機で稼働しようと決めたにすぎないのだ。
そんなわしであるからして、今日のプランは何もない。イベント日でもないためアテもまるでない。釘を見て、行き当たりばったりでプランを考えようという、期待値を稼いで結果を出そうとする生粋のプロの姿勢とは、およそかけ離れていはいるが仕方ない。それがわしだ。
4月27日(日)
アテがないだけに、台選びの選択肢は多いほうが良いだろうということで、開店前にホールに到着。ま、開店前と言っても30秒前ではあるのだが。
普段であればこれでも何ら問題ないのだが、さすがに日曜日だけあって普段より並びの列が長い。最後尾にさりげなく加わったが、わしの入場時にはすでに30人近くが入場しており、当然30台の選択肢が狭まってしまったということになる。チト考えが甘かったと反省しつつ、入場から選択可能な台をひと通り見ていく。
とりあえず、見た目から分かるような素晴らしい激甘台はなさそうだ。仕方ない。ひとまず激甘台を諦め、それなりの優秀台を探すことにする。推定回転率をそれなりに設定して改めて台を品定めしてみたが…それなりのレベルすら期待できそうになかった。
反省撤回。どうせこのザマだから並びは30秒で充分なのだ。そんなことより、今日のプランである。こんな状況であれば、本来であれば「どうしたものか…」などと考えるまでもないのだが。
第一候補、即帰り。
これが間違いなく正しい判断に思える。
第二候補、牙狼で1万円1本勝負。
ただし、これは返り討ち濃厚そうな釘(回収釘でお出迎え)をしている。なかなかに覚悟をもった面構えであった。
第三候補、甘デジ1万円1本勝負。
展開と台選びに成功すればなんとかなるかもしれない。
わしは常々、勝つ見込みの薄い勝負は単なるギャンブルだと考えているし、ギャンブルは金をドブに捨てるに等しいとも思っている。もちろん見返りを得られることもあるだろうが、それはまさに自分の力の及ばない運で得られた結果でしかない。
今日の勝負はギャンブルである、と即帰りを決めて台に背を向けた瞬間、わしの中の悪魔が河内弁で「おのれは現金収入が欲しかったんちゃうんかい?」と囁いてきた。
なるほど。そうなのだ。そのつもりでここまでやってきたのだ。
さすがにわしがわしに訴えかける囁きなので、世界中の誰よりも的確にわしの心を揺れ動かす。巧みな悪魔の囁きに観念し、頭をポリポリ掻きながら甘デジの冬ソナ(以下、甘ソナ)の釘を見てみることにした。メイン機はよく打ったのだが、その比較で言うと、スペック面では甘そうには思えない。もちろん高回転率も期待できそうにない。困ったものだ。
だがあえて甘く見積もれば、電チューのロング開放で回転率の上乗せができるということはあるだろう。また、保留予告を見切ることで、大当たり消化後の時短中にヘソ保留ランプを点灯させることも可能だ。
例えば、通常時の保留2個点灯時に2個目の保留がデカ赤雪ダルマに変化したとする。この時点で激アツ予告発生なので、即打ち出しを停止。もしここで大当たりしたならば、右打ち大当たり消化後のヘソ保留は点灯ゼロだ。
この機種は電チューが盤面中央下部にあるため、左打ちでも電チュー入賞が可能。そこで、電チューが開いている状態でヘソ保留を点けにいけば、本来ヘソ入賞を逃したアウト穴に入るだけの玉が電チューに拾われることになる。
要するにヘソ入賞4つが、通常時にはない電チューの戻しも期待できる状況で点灯させることが可能なわけだ。ただし、スルーの通りが悪い台では有効な手段ではないから注意が必要となる。
こんなことは養分のおばさん達は絶対にやらないだろう。おばさんどころか誰もやらないのかも知れない。しかし、人には言えないようなセコ技の積み重ねで、他人との差別化を図ることがプロである所以の1つだ。
まあ、こんなことは何の自慢にもならないが、あらゆる手を使えば、なんとかなるのでは? と相当に楽観視して甘ソナに着席したわけだ。
結果から言ってしまうと、投資金が2500円で済んだこともあり、持ち玉が途切れずに繋がり続ける理想的な勝ちパターンにはなった。
しかし上記のセコ技は、初当たりの数が多ければオマケ(時短中にロスを少なくして保留ランプを点灯させる)も多い技なのだが、初当たりのうち3回が時短終了直後に保留を残した状態で当たってしまい、セコ技のメリットを最大限に活かすことはできなかった。この点、セコ技頼みのプランを描いていただけに苦しい展開となってしまった。このセコ技の真髄は、初当たり時の残り保留ランプ点灯はヘソ&電チュー共にゼロの状態が理想型なのだ。
19時10分に降雪モードとデカ雪ダルマ予告、パズルチャレンジからのウェディングリーチが15Rのオマケ付きで大当たり。これにて本日の勝利が確定した。21時過ぎまで稼働し、本日の打ち止めと相成った。
●簡易DATA
通常回転数:1326回
初当たり:17回
TOTAL大当たり:58回
回転率:19.7回/千円
投資:2500円
回収:10637玉
結果的に17回も初当たりが取れたからある程度のセコ技は駆使できたのだが、セコ技分を含んでも回転率は19.7回である。敢えて言うまでもないが、何気に回らなかった。しかしこの数値でも持ち玉ボーダーは超えているのだ。ここがツラいところ。
わしにとってパチプロ稼業をやっていて一番キツいのが、"打つ台がない"ことなのだが、次にイヤのが、この"激安台なのが分かり切っている状態で打ち続ける"ことなのだ…。
パチンコとは、ただ勝てば良いというものではない。今回の実戦は、今までコツコツ積み上げてきた期待値の平均値を下げただけの典型例と言えるだろう。初めに即帰りと決めたのなら初志貫徹、そんな基本の大切さを改めて思い知り、自分のメンタル面の弱さを改めて情けないと思った。しかし自分を見つめ直す意味では価値のある実戦だったのかもしれない。
余談ながら、内容はともかく、現金収入を得るという当初の目的は達成できた。その意味において、大変満足しており、良い休暇を迎えられそうだ。
(キッパリ)
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