チームサプライズ
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本日は東日本大震災から丸3年目にあたる。犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈り致します。

わしも日本人のひとりとして、あの日のことは後世に語り継いでいかねばならないと思う。と同時に、わしのコラムなど役に立つ人などほとんどいないだろうが、それでも自分のできる範囲で、みなさんが息抜きできるような話題を提供できれば…と決意を新たにしている。


決意を新たにした矢先、これからこんな内容を書くのかと思うと、気持ちも萎えるが仕方ない。これもまた運命なのかもしれない…。


2012年、"全台がステージ最前列"のコンセプトで登場したのがぱちんこAKB48。今ではチームサプライズ全員の顔と名前が一致するほどに、わしはこの台を打ち込んだ。もちろん勝ちやすい状況にあったということが大きかったのだが、AKBというアイドルが気になる存在へと変わっていったのもまた事実。入口は大分違ったが、わしが女性アイドルグループに興味をもったのは中学時代のWink以来のことだったりする。

リリース当時、銭形平次にも登場していた(大島)優子さんは知っていたが、宮澤というのが誰だかはよく分からなかった。その程度の知識で全員が写っている宣伝用のポスターを目にし、直感的にみぃちゃん(峯岸)がとても気に入り推しメンにした。

しばらくみぃちゃん推しで打ち込むと、様々な演出を見るようになる。そこで「バンザイVenus」と「チームB推し」という歌を気に入った。前者は速攻でiTunesに登録し聴きまくった。後者は木造長屋の我が家でライブ動画を一緒に歌いながら曲を覚えた。すると、きたりえさん(北原)が発する「まだわかんねぇのか?」のセリフが意味不明ながら妙にウケるのだ。繰り返しセリフのみを再生しまくり1人で大爆笑した。夜中にええオッサンが「何しとんねん?」とは思うんだけどね…。というわけで、これをキッカケとし、きたりえさんを推しメンに加えることになる。


そんな平和な日常に突如、"みぃちゃん丸坊主事件"が降ってわいてくる。事の詳細はどうでもいいのだが、犯罪者でもないのに、20歳の女の子が丸坊主姿を晒すとはなんという時代だと嘆かわしい気持ちとなった。

しかしそれと同時に、これは売名行為としては上手いやり方だなぁと思った(彼女が売名行為をしたと言っているわけではない)。そして必ず丸坊主の追随者が現れると読んだ。結果、岡本夏生が丸坊主になったのだが…。しかしこれは明らかな二番煎じの上、悲壮感がまるでなく、ただキモかった。まぁ何を言いたいのかというと、この事件を契機になんとなく可哀想な気がして、わしはみぃちゃんを直視することができなくなったということなのだ。


ところで、この台には12曲の公演曲がある。中でも「旅立ちのとき」が一番気に入っていたので、大当たり中など選んで出せる時には出していたのだが、この曲のPVで00:37秒に出てくる人物がずっと気になっていた。その表情はどことなく淋しげに映り、わし好みの黒髪でロングヘアの哀愁感漂う女にピタリと一致した。ハッキリ言えば、惚れてしまったのだ。彼女の名は柏木由紀。通称"ゆきりん"だ。

余談ながら、その昔、柏木由紀の"紀"の所まで見えていた東スポ1面を駅売店で見かけた際、同行者に「坂本九の奥さん、何かあったんかな?」と聞いたほど彼女のことを知らなかった。ちなみに坂本九氏の奥さんは柏木由紀子さんである。


ここから怒涛のゆきりん推しが始まった。実戦中はマスクをして、疑似連演出のファンの「ゆ~きりん! ゆ~きりん!!」の掛け声に合わせてマスクの中で一緒にコールした。この辺りはパチンコ屋のうるささを逆手に取ったもので、横の客は気づきもしない。尻を浮かせ、おもいっきり放屁するのと同じ理屈だ。どうせ実戦するなら自分なりの楽しみ方を実践した方が良いと思っている。

ゆきりんがセンターを務める「涙に沈む太陽」が公演間近になると、釘云々ではなく、ただ公演見たさに着席した。情けないが見事に京楽産業の罠に沈んだ瞬間だ。


実戦中は滅多に出ないAKB Chance待ちになる。しかし小嶋のA、板野のKまではよく揃うのだが、肝心のゆきりんのBが滑りまくって、総監督(高橋)の48ばかりが表示される。もしB図柄がさっしー(指原)だったら、容赦なく「この役立たずが!」と怒りを露わにしていると思うが、そこはゆきりんだから許す。逆に「B」の掛け声と共にリーチになった瞬間の嬉しさは何物にも代えがたいのだ。

リーチになれば当然チームBを選択する。なぜなら、推しメンのゆきりん&きたりえさん、しりり(渡辺)が一堂に会するという、わし的に豪華極まりない演出だからだ。そして立て続けに「推し指させちゃうぞ」「まだわかんねぇのか?」「レッツゴー」を聞けばテンションはマックスに跳ね上がる。


ええ年のオッサンになりながらもゆきりんに惚れてしまった思いを胸に秘め、1ケ月半に1回のペースでAKB劇場から50m先のバイト先の現場に行っている。劇場前を通過するたび、ここにゆきりんが居るのかと思うと毎回胸がときめいて仕方ない。そこで同行者をライブに誘うのだが、同行者はわし以上のオッサンでケンモホロロに断られ続けた。わしはライブに1人で行く勇気がないヘタレだから、今もって一緒に行ってくれる人を募集中だ。一度でいいから劇場で「フォティエイト~」と絶叫してみたいのだ。

またこの近くの秋葉原駅前にAKBショップがある。現場に向かいながら目視した限りでは、入店するのはハゲ始めた小太りのリュックを背負った中年男ばかりのイメージがあり入店を敬遠していた。しかし考えてみると、わしはリュックこそ背負ってはいないが不精者の象徴である薄毛の長髪にヨレヨレの着衣、オマケにデブという見た目だから、目視した連中と大して変わらない気がした。

そこで待ち時間ができた時、思い切って入店してみた。中年男の陰気臭い空気感に支配されていると思っていたが、なんと中学の修学旅行生らしき女の子がおみやげを買いに来ているような空間だった。たまたま入店した時間帯がそんな頃合いだったのだろうが意外だった。


そうなると店内には至る所で黄色い歓声が上がる。メンバーのロゴが入ったマグカップを手に喜びを隠せない中学生。メンバーの顔が印刷されたうちわを自分の顔の横に持っていき「私とどっちがかわいい?」などの会話で盛り上がる中学生。この中学生達にAKB48はスーパースターなのだろう。かつて、わしもWinkに同じような気持ちを抱いたから良く理解できた。ただ、わしらの時にはこんなショップはなかったから、"相田"というネームプレートを作って喜んでいた輩がいた程度の話だが。

そんな店内で物色を開始すると、チームサプライズはすでに知名度があるか、今後売り出したいメンバーを中心に構成されているから、AKB48や姉妹グループの知らないメンバーの多さにびっくりした。その中でも目に付くのが、優子さんや板野といった辺りだ。帰りの荷物になるのは嫌だから、軽そうなTシャツを物色した限り、AKB48のロゴが入ったのしかなかったので1枚適当に神輿柄をゲット。次にキーホルダーコーナーでは一番種類が多かった優子さんの中から1個ゲットしてみる。

さらにポスターコーナーに移動してみると、最近の製品は紙ではなく透明のクリアファイルっぽい作りなのには時代の進化を感じさせられた。そんなことを思いながら、笑顔が超絶かわいいゆきりんポスターをゲット。会計時に「すぐに折れちゃいますから丁寧に扱ってくださいね?」とAKBカフェのユニフォーム姿の店員に念を押される。「はい…」と生返事をしつつも、めちゃくちゃ丁寧に扱って持ち帰ったのは言うまでもない。

木造長屋に帰り、早速ゆきりんポスターを自分が常に座っている場所に合わせて貼った。すなわち部屋に居る際、いつもゆきりんが微笑みかけてくれる状況が完成した。これは涙が出るぐらい喜ばしい環境だ。Tシャツはさすがに普段着にはできないので、人目を気にすることがない場所で着用している。キーホルダーは今の鍵束に稀勢の里が付いているから壊れたら変えるつもりだ。


まあ、こんな感じで完全にゆきりんの虜になってしまった。元々は京楽産業の営業戦略に端を発している。わしにとってアイドルは完全に空き家だったからそこに付け込まれたといえる。この着眼点が素晴らしい。

恐るべし京楽産業、ありがとう"ゆきりん"と言いたい。