招かざる転機
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パチンコ業界では人気機種の後継機、つまり2代目に当たる機種の稼働実績成功例は意外と少ない。初代の壁が厚いのはどの世界でも同じなようで、2代目が失敗したために打ち止めになってしまった版権が圧倒的に多い。近年ではエヴァ2と冬ソナ2、そしてリング2が数少ない成功例のように思う。

しかし2代目が成功すれば自ずと3代目が登場するため、常にファンの期待を裏切らないデキに仕上げるのは至難の業だろう。実際、冬ソナの3代目が2代目の実績を超えられなかった例を挙げるまでもなく、シリーズ作というものはどこかで失敗するものだ。

ただしエヴァは稀有な例で、映画など新作とのタイアップで常に新しい要素を取り入れている。そのため、ファンにとっては前作との比較というようなシリーズ感よりも、新シリーズ的な受け止めが強いのかもしれない。

そのため、エヴァシリーズに関しては稼働が大切であるのはもちろんだが、新作のリリースによってコア層のリピーターを増やすなど、シリーズの新作を出すこと自体が至上命題化している気がするのだが…!? まぁそれはともかく、2代目の成功が3代目以降のポジション確立に重要な分岐点になるということだ。


「CRフィーバー機動戦士ガンダム」も大型版権であり、初代がそれなりの成功を収めたとあって2代目の登場が期待されるところだ。わしが今までガンダムをかなり打ち込んできたことは何回も書いてきたが、例えば、ある日の選択肢が複数台あり、かつ同レベルの期待値が予想された場合は優先的にガンダムを選択し続けた。だから必然的にガンダムの打ち込み量が多くなってしまったのだ。要するに、"好き"だったということだ。


余談ながら、わしが好きな版権のパチンコ台を打ち続けることは滅多にない。今は何かしらのタイアップ機が主流であるが、そもそもそのほとんどの版権自体を知らないのだから仕方ない。エヴァシリーズなどが良い例で、カヲルは敵なのか味方なのか未だに良く分かっていなかったりする。

だが、勝つことがパチンコを打つ理由のわしにとって、こんなことはどっちでも良い。知らない版権モノであれば、地蔵打ちに徹して演出に対して感情移入しなくなるだけのことだ。これはパチプロの宿命とはいえ、実は、こういった好みというか興味がない版権モノと相対するのは、時間の経過が遅く感じられる相当苦痛な状況だったりする。

その点、ガンダムは子供の頃から親しみがあるから、キャラも自然と活き活きとして見えてくる。シャアの捨て台詞も本当は憎たらしいが、版権自体が好きだから何気に許せてくる。また時間の経過も早く感じられ、やはり"好き"なのは何事も長続きする秘訣のようだ。


ガンダムの通常時の演出は、赤バージョンが出ればチャンスアップとなり誰にでも分かりやすい。ガンダムモードという特殊モードにも青と赤のパターンがあり、信頼度35%と70%(手持ちの資料による)と赤の信頼度は青の2倍に跳ね上がる。またST中の青保留が信頼度15%なのに対し赤保留は90%を誇る。このレベルの差があれば、正に激アツの名に相応しい。

出現しさえすれば激アツという単純なパターンは一般受けしないのかもしれないが、わしは明快なこのタイプが好みなのだ。某メーカーの台のようにリーチ煽りのみ進化し続け、肝心の信頼度はイマイチな上、しかもリーチにすらならないバカバカしい時間のみを費やす台とは大違いだ。


打ち込み量が増えて好きで打っているとなると、当然パチンコ台で表現されている世界観にどっぷり浸かることになる。原作でのブライトは口うるさいイメージがあり、ガンダムの駆動系を電磁波で包むことを、「ま、油を差すようなもんだな」とトンチンカンなことを言うから好きではない。しかし、パチンコでのブライトはST演出の起点となるパイロット指名という重要な役回りを担っているから好き嫌いは言っていられない。

指名されるパイロットはアムロがリーチ確定で激アツ、セイラはほぼリーチになり適度に期待できる。カイは滅多にリーチにならないしリーチになっても信頼度はイマイチ。ハヤトに至っては、ほぼリーチにならないから出てきた瞬間にガッカリさせられる損な役回りだ。ひとつハヤトの名誉のために付け加えると、赤保留との複合時は何気にハズレたことがないから超激アツかもしれない。


ここにブライトの指名時のセリフが加わってくる。例えば「手の空いている者を出せ」と出撃が誰でも良さそうな指名時にアムロが出てきても、指名のされ方に不満があるのか、あっさりザクに負けてくれる。

しかし「アムロはいるか?」や「お前ならシャアと渡りあえるはずだ」など期待を込めてブライトが指名すると、高確率で相手を打ち負かしてくれるからブライトの一挙手一投足を手に汗を握り見守ることになる。

しかもレバーを引いた際、当たりならバイブが発動するのだが、この震えが左手から全身に伝わる時の感動は今までのパチンコ台では味わったことのないものだった。


このブライトに加え、メリハリの利いた予告同士が複合する法則性が更にゲーム性を深めてくれる。

基本的には保留のターゲットを攻撃しての色変化待ちとなるが、何の変化もしないターゲットでも、アムロ出動予告が連動すれば一気に激アツとなる。また、ドムに負けたとしてもマチルダが出てきてホワイトベースの主砲で倒すというファンには堪らない涙もののパターンまで用意されている。


液晶演出を思い返す度にガンダムで戦った(稼働した)日々が懐かしくなってくる。22回のガンダムを「今日は安い」と言ってスルーしていた日々が今となっては悔まれる…。

というのも、この2月にエウレカセブンと入れ替えで撤去されてしまったのだ。確かに稼働は落ちてきていたし、実際わしも手を出す機会は減っていったのだ。

そんな状況下では撤去も致し方ないが、ひとつ愚痴らせてほしい。2月の新台ラインナップを見てエウレカを入れるのは正解だと思うが、早々に甘デジが発表されるほど稼働の急降下が顕著であった仮面ライダーV3を減台した方が良かったのではないか!?


まぁそんなことを言っても始まらないのだが、ここで問題なのは、得意機種が消え台選びの選択肢が狭まってしまったということだ。得意機種など頻繁に現れるものではないから、これは痛すぎる現実である。それではと、ガンダムを追っかけて他店に行くというのはポリシーに反するし、今更ガンダムの優秀台など超ド田舎にすら存在しないだろうし、残念ながら諦めざるをえない。ブライトのセリフのように「哀悼の意を表し全員敬礼!」という思いである。

今後は3代目が期待できるような2代目の登場を切に希望している。ちなみに、2代目は思い切ってブライトを主役に据えてみてはどうかと感じているのは、わしだけであろうか。まあ、ガンダムを失ってもわしの稼働の日々は続いていくのだが…。



追記
この2月はマイホールの換金率変更という、わしの立ち回りの根幹を揺るがしかねない悪夢が勃発した。現在"暗中模索"の状態であり、事態が落ち着いてくれば稼働内容等の報告をいずれしたいと思っている。