ターゲット(目標値)
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パチプロとは先が見えない稼業であるがゆえ、稼げる時に徹底的に"太く短く"を実践すれば良いのではないか? という意見を頂戴した。そこで今回のテーマは一定の目標値を決めてみたら…という話で進めてみたい。

例えば、年間稼働日数250日、1日平均10時間稼働で期待日当3万円を目標値に設定してみる。仮にこれを達成すると月間約21日間の10時間稼働が必要となり、平均日当約3万円&時給約3千円。そして年間収支は約750万円のプラスとなる。机上の計算ながら、年間2500時間の稼働時間を達成できればツキ&不ヅキによる収支の不安定さも解消され、ほぼ期待値に近い結果を残すことが可能だろう。


まず、月平均21日稼働だから、週に2日休んでも年間250日に到達できる。稼働時間は労働時間でないのが悲しいが、休日日数的には世間並みだ。しかしパチンコを10時間真剣に打ち続けるのはかなり体力的消耗が激しい。

わしの体感では、10時間での日帰り名古屋出張より10時間パチンコ実戦の方がはるかに疲れる。パチンコはずっと座りっぱなしで体力的な負担は少ないハズだが、タバコ等での空気の悪さ、人の密集度に応じて体を自由に動かすのにも制限が加わり(わしはデブ、右隣は大デブ、オマケに左隣は小錦レベル!? みたいなことが起こる)、足元にドル箱だらけとなれば実戦中は何かとストレスが溜まる。なぜパチンコ実戦は異常に疲れるのか? 答えを知っている方がいれば教えてほしい。


次に1日平均10時間稼働の件だが、これは充分に達成できそうだ。もちろん日当3万円の条件下ながら持ち玉壊滅でお帰りのパターンもあるが、それ以上に持ち玉全ツッパの展開が多くなるハズだからだ。しかしながら、最も期待値が高くなるとはいえ閉店間際まで打ち込んだ場合に取り切れないリスクも高まってしまうため、ライトタイプでの日当3万円の台が昨今の理想形であろうか。

ここで最大の難関、日当3万円の台を打つという話になる。現状を考えると電サポ中の出玉の増減なしと仮定しても、最低でも1000円あたり25回転以上(3円交換時)が必要になってくるだろう。さらに機種選定においても選択肢が狭まる。わしが歴代で1回転あたりの演出時間が最長だと痛感した天国の階段のようなものは、とても消化速度的に期待値に届かない。

現状のラインナップから考えて、単純に消化が早く期待値の上がりやすい海シリーズが一番日当3万円に近いと思われる。また電サポ中にハマることのないST機や次の大当たり獲得時間が短いAKBタイプも通常回転数が稼げるから有力候補にのし上がってくる。確変中に玉が増えたり、アタッカーへのオーバー入賞が可能な台なら、より3万円の壁が低くなる。

いずれにせよ、もろもろの条件をクリアするには25回転以上の海シリーズを1日平均10時間打てば良い。そしてこれを250回繰り返せば目標値の年間収支750万円が達成されるのだ。これが現在一線級パチプロの目標値である。まあ、納税の話などを抜きにしても、年間所得750万円なら全年齢層のサラリーマン平均所得を上回っているだろうから、冒頭の太く短くを実践したパチプロの勝ち組と言えるのではないか。


しかし、これはあくまでパチンコ打ちに徹している一線級の話である。ハッキリ言って、これに該当する人間の数はそう多くないと思われる。

なぜか?

現状で日当3万円の台を年間250回も打ち続けられる人はかなり限定されるからで、当然、その裏には台取りに2時間費やしたなどの尋常ならざる努力も隠されているハズである。まあ、一線級は一線級なりの苦労があるのである。


ここからは、わしの話をしてみたい。以前から書いているように、バイトが入らなかった日を実戦日に充てているため、年に応じて若干の変動はあるが年間180日前後が稼働日となる。これは決してバイトが忙しいからではなく、単に休日(サボり)が多すぎるからで、昨年は100日を超えていた。まあ、これはどうでもいい話。

わしは目標をある程度低く設定しておき、それに到達して満足するのではなく、そこからいくら積み上げが可能か? という思考法を取っている。

これは以前、ある目標を設定した年があったが、10月頃に残り日数からの逆算で完全に到達しないことが判明した。すると一気にやる気が失せてジリ貧状態に陥った反省からである。多分に投げやり的性格を持つわしには、積み上げ方式の方が最後までがんばり通せる気がするということで、このような形に落ち着いた。


わしの本来の希望値は1日平均8時間稼働で平均時給3千円である。しかし現状で3千円は高望みしすぎなので、実現可能なラインとして時給1300円に設定してみる。すると180日×8時間×1300円で1872000円をとりあえず今年の目標にしてみる。これにバイト代とコラムの原稿料が加わった額がわしの総収入となるのだが、どちらも安定的な収入源ではない。バイトは斜陽産業に属するため常にリストラ対象者であるし、このコラムも容赦ない打ち切りがいつ来るかわからない。どれもリストラされないために、やれることを全力投球するのみだ!

要するに、確実な収入の見込みが何もないのだ。したがって1872000円+αがわしの"希望"年間収入の下限値となる。これは一線級の25%で、わしはまだモジャコなので…と言い訳しても情けない数字である。「ブリはモジャコの4倍は確実にデカいだろっ」と言わせてくれ。パチンコ収支の方も何時何が起きるかわからないが、とりあえずの目標という意味では、これ位でいいだろう。

ジグマプロとして、その時々の優秀台を打てればそれで良い。それが続けばさらに良い。わしは"細く長く"が人生のモットーなのだから…。


追記。稀勢の里が序盤戦で二敗を喫して今場所での綱取りが絶望的な状況だ。五日目の碧山戦で電車道での負けはあまりに印象が悪い。わしも先週は何気に忙しく初日と中日しかテレビ観戦が出来なかった。彼を見ていると、普段通りの実力を発揮し続けることの難しさを考えさせられる。