オーラス
- TOP
- 打チ人知ラズ。(わし)
オーラス
本日は大晦日。担当日がこんな日に当たるというのは、今年の総括をしろとの無言の圧力かもしれない。そこで今回はわしの2013年を振り返ってみたい。先週もこんな感じで書き始めた気がするが…そこはご愛嬌ということで、何卒穏便に済ませていただきたい。
さて、今年打ち込んだ機種を列挙すると、年始めは太王四神記、GW前後まで冬ソナfinal、夏場にガンダム、そして秋から現在にかけて仮面ライダーV3とお祭りわっしょいといった感じになろうか。加えて、こういったメイン機が打てなかった合間にAKBや大海2、タロウ暗黒に仕事人桜バージョンなどで凌ぐというのがこの1年間の流れだったように思う。
振り返ってみると、やはり導入台数が多く選択肢の広かった京楽機種が多いのが傾向としてハッキリ出ている。合間に打っているサブ的な機種にしてみても、設置台数が多く選択肢が広いに越したことはないので、こちらに関してもやはり京楽機種に頼りがちとなった。
ただし、その時々に応じて求める回転率に変化はある。同じ台でも回転率(3円交換)が21回の時や23回の時のように幅があるため、そこは投資金額の上限で調整している。
特にサブ的な機種などは、設置末期にもなれば回転率も出玉も完璧に取れる台など存在しなくなる。サービス対象が外される機種よりも新しい台にシフトしていくのは至極当然だろうから、これは致し方ない。
例えば、回転率25回の台があればそれで満足というわけにもいかなくなる。サービスが見込めない状態になれば、回転率が良くても表記出玉の10%減程度は覚悟しなければならず、遊びで打っているわけではないわしからすれば、そのあたりをきっちり計算していかなければ破綻してしまうのだ。
一方、満足いく台がないからと、お宝台に出くわすまで敬遠していては、こちらも待ってくれているのはパンク以外にはない。自分の中でしっかりバランスをとって打てる台を冷静に見分ける必要があるのだ。
わしが勝つために選択する台とは、このように(妥協)して浮上してくる場合が多い。この稼業は杓子定規のように簡単にはいかないということだろう。
話はちょっと戻るが、列挙した中で印象に残っているのが冬ソナ。導入開始の3月早々にデキ良し台を発見でき、大変重宝したものだ。
わしが新台を初打ちする際は、液晶演出よりも、目の届く範囲で他の台のデジタル消化時間や打った玉の流れを見るようにしているのだが、冬ソナを打っていると、左隣の台はステージに入った玉がキレイに2往復半で奥に行くパターンが多いことに気がついた。
そこで翌日すかさずその台をキープしたのだが、待っていたのは当たりに見放される厳しい展開。しかし、ステージのデキは思った通り優秀だったのは安心材料だった。
その後もその台を追いかけ廻したのだが、結果が出ない日々が続き本当にツラい思いをした。ただし他の台より釘の閉まるペースが遅かったということもあり、他の連中よりも長く打ち続けることができたのは救いだった。最終的には結果を出せて何とかなったが、いやはや、色んな意味で忘れられない一台となってしまった。
次に年間収支の話をしたい。年明けからそこそこの収支で凌いでいたが、さきほど触れたように春の冬ソナで躓き大苦戦を強いられる。その後になんとか盛り返し、梅雨の時期までは合間の機種でそれなりに凌ぎつつある状態だった。
やっと浮上する機会が訪れたのは夏場を迎えてからだ。この時はちょうどガンダムの試し打ちを始めていたのだが、腰を据える前の段階で大爆裂を数回繰り返ししたため、一気に楽になった。
初秋を迎える頃には期待収支を大幅に上回る実収支になっていたため、本来なら楽な展開が待っている…ハズだったが、やはりそう簡単にはいかないものだ。9月と11月がマイナス収支に陥ったため、夏場以降はこれまでアドバンテージを食い潰すような展開となっている。12月の結果はまだ不明ながら、結局は例年通りのショボイ収支に落ち着きそうである。
これにて、わしの皮算用が無残にも崩壊した。オマケに今年は月収支が例年以上に荒れた。原因はMAXタイプを打つ機会が多かったこと、また安すぎる台に手を出しムダな負けを数多く計上したことだ。
ここで若干の弁解をしたい。読者様もそうだと思うが、わしも年々優秀台の期待値レベルや年間収支が下がってきている。もう優秀台は簡単に見つけられないだろう。もっと言えば存在すらしない場合も多いのだ。
これはホール経営の苦しさの裏返しと言えるが、改善する見込みは薄いのではないだろうか。最大の原因はパチンコが手軽な遊びでなくなり、遊技人口の減少を招いたことだと思っている。ただし、パチンコが今の仕組みを維持している限り、わしは勝ち続ける道は残されていると信じている。厳しい時代ではあるが、まだまだ潰れるわけにはいかないのだ。
しかし残念ながら、わしの耳にも風の便りで幾人かの廃業が聞こえてきた。さる者は生活費を切り詰めて軍資金を捻出する有り様で、憐れんだわしの友人が食料として特売品の鶏肉の塊を寄贈したそうだ。
彼は自ら提唱した12時間ボーダー+1回超えの遊パチを長時間打つという勝利の方程式を信じ打ち続けた。だが結局、負け続けた。結果がすべての世界で結果を残せなかったのだ。都落ちの資金は実家暮らしの妹が出し、ひっそりと去っていった。残念ながら故郷に錦は飾れず恥のみを晒したようである…。
余談ながら、パチプロの収支をチャートに置き換えてみたい。株式市況の値動きみたいなものと考えてもらって、そこに収支の累計を横軸にとる。
そうすると、若干の横ばいは余力があればギリギリ許容範囲かもしれないが、この稼業は基本的には永久に右肩上がりでなければ務まらないのだ。逆に株価の底値のような状態になれば確実に破綻するわけだが、下落段階(負け続ける)で多くの者が脱落か廃業を余儀なくされるだろう。上場企業のように都合よく資本増強(増資)などできるわけがないから、底打ちする前にわしらパチプロは余力が確実に尽きる。
パチプロは職人世界のように師匠が存在しないから、指針を示してくれる人は誰もおらず、すべて自分で気づくしかない。正直、廃業して再出発するなら若ければ若いほど良いと思っている。
わしも、結果的には廃業を考えても良い収支になってしまったが、バイトとの兼業でまだなんとか生きていく金額が稼げている。ここにジレンマがあり、こんな時もし師匠がいて相談したらどう言うだろうか、などと考えたりもする。「そちはもう限界じゃ、別の道を考えよ」と引導を渡されるのかと思うと頭を抱えてしまうが。
さて、哀しい話もこれまで。誰しも暗部の裏(表?)には明るい部分もあるものだ。慶事はなんと言ってもこのコラムを開始し、"コラムニスト"に昇格したことだ。事の顛末は初回コラムを参照してほしいが、わしは他者にも明確な肩書き得て自己紹介できるようになった。今まで職業のことを聞かれれば曖昧な生返事しかできなかっただけに隔世の感ある。とはいえ、場末のパチンコ屋で安い台を追いかけて廻していれば他者との社会的接点はなにひとつない。あるのは同業者とのパチンコ談義のみだから、残念ながら自己紹介する機会はまだ得ていない。
このコラムを始めてからというもの、ホールでの人間観察やネタになりそうな事例を注視するようになった。意外な発見や今まで見落としていた小ネタ的話題まであり、それとコラムを結びつけることによって、様々なことを考えるようになった。
しかしそれも今回で打ち止めだ。このコラムは3ケ月の期間限定で開始し今回で任期満了となった。わしのコラムが読者様にどう受け入れられたのかは分からないが、わし自身としては、毎回全力投球で書き続けてきたから悔いはまったくない。このコラムを読んでくださった読者様、ならびにライター業はド素人なだけに担当には大変お世話になった。ここに感謝申し上げたい。
最後に、このコラムを読んでくださった皆様が来年も良い年になりますように。
…というような素敵な締めを考えていたのだが、どうやらこのコラムは継続させてもらえるらしい。
というわけで、改めて。
このコラムを読んでくださった皆様が来年も良い年でありますように! そして来年もわしをよろしくお願いいたします。
動画
導入日情報
コラム
看破ツール