聖夜
  1. TOP
  2. 打チ人知ラズ。(わし)
  3. 聖夜


本日はクリスマス・イブ。担当日がこんな日に当たるのは、わしにクリスマスのあま~い思い出話でも書けとのキリスト様からのお告げなのかもしれない。

…。

思いつかない…が何かあるはずだ。



…。

何も出てこない……のはきっと物覚えが危うくなり始めた身体的影響故だろう。





…!!!

いやいや、やはりわしにもキラキラしたクリスマスの思い出はあった!


『子供の頃、おかんが焼いてくれた鶏の丸焼きが美味しかった』


目が詰まった使い古しのスポンジのような脳ミソから捻り出してきたクリスマスの思い出がこれだけとは。絶望の青春時代が長かったからなぁ…(遠目)。

いま思えば、料理が得意なおかんはいろいろなものを作って食べさせてくれた。しかし当時(子供時代)はその有り難みなど全く理解しておらず、おかずのワンパターンぶりを指摘しては壮絶な母子戦争を繰り返したものだ。

おかんは息子に強く、子(わし)もおかんに強く反発するお年頃だったため、どちらも全く引かず日々言い争いの連続だった。おとんもこの母子喧嘩が不毛であることを知っていて、それを見かねてわしを叱りつけて事を収めるのが常だった。お察しのように、わしはおとんにはとことん弱かったのだ。


そんなわしも現在では立派なオッサンとなり、飯や洗濯の面倒を見てくれる者は誰もいない木造長屋での寂しい一人暮らし。かつて飯のおかずにうるさかったわしも、今では食べ物に関して安さのみを追求しているから冷え切った弁当を食べる機会が実に多い。電子レンジでも買えばいいのだろうが、学生時代にほぼ使わず捨てたことがあり無用の長物だと思っている。

読者のみなさんは、弁当の冷え切ったハンバーグに割り箸をあてたところあまりの固さに割り箸が折れてしまった、というような素敵な体験などはお持ちだろうか? もちろんわしは経験済だ。是非このクリスマスイブという素晴らしい日に、皆様にも一度味わっていただきたいものである。

両親の有り難みをしみじみ実感するのは、この折れた割り箸をゴミ箱に放りこむような瞬間かもしれない。おかんの作ってくれた食事など、いま思えば温かいだけで感謝ものだし、自分のためにわざわざ作ってくれているのだと考えると本当に頭が上がらない思いだ。


余談ながら、前回のノロウイルスのコラムについての後日談をしたい。実際にアップされたコラムに目を通してみると、なんと、"壮絶な表現のため編集部判断で自粛"された箇所があり、複雑な気分になった。というのもこの一文、一番言い回しに苦心した部分であり、苦労して書いただけあって愛着もあったのだ。

問題になったのは生クリームの絞り袋と絡めた表現についてなのだが、まず、生クリームの絞り袋の呼称がまったく分からず、おかんに電話して聞いてみたという経緯があった。そしてノロになった時の症状を話しながらコラムの構想を考えていたのだ。

そんな事情は知らず下ネタに付き合わされたおかんはいい面の皮だったと思うが、息子が次から次へと繰り出す質問疑問に一生懸命答えてくれた。おかんの答えはわしの中で点から線になってゆき、問題の一文へと結実していく。このようにわしら母子が練りに練った一文が削除されたわけだ。まあネタがネタだけに仕方ない部分はあるが、誠に遺憾だ。

わしのコラムはこのように、稀におかんの協力を得て書いている。子供時代では考えられなかったが、今では2人で海外旅行に行く間柄にまで関係を改善した。先日もいきなり電話して親子ででしかできない下ネタ話に花を咲かせ、わしとおかんは本当に幸せ者だと思った。自粛の裏にはこんな秘話があったのだ。


あかん。このままではおかんの話で終わってしまいそうだ。聖夜におかんの話では読者様に申し訳なさすぎる。ここでパチンコライターの原点に帰ってみることにしよう。

イベントが規制される前まで、クリスマスウィークはホールの一大イベントだった。カウンター担当の女性店員にサンタクロースの衣装を着させ、店内はクリスマスバージョンの装飾を施し、お祭り気分を演出したものだった。

しかしこの時期、会員カードを持っている店からのDM攻勢には辟易したものだ。なにせ普段からガセイベント横行でわしや他の客を騙し続け、年内最後の大出血サービスなどの煽りも激しかったからだ。


ここにジレンマがある。現在はイベント規制が実施され大々的な告知はできないが、この時期は正月休みを見据えたホール側の本気イベント(普段以上に釘を開ける)も多いからだ。そこで今年の場合を少し考えてみるが、ここからはわしの勝手な予想なので注意してもらいたい。

台選びは可能な限り多角的な視点で見ることが大切だとわしは考えている。まあ読者様の台選びの一助になれば幸いで、わしからのささやかなクリスマスプレゼントだと言ったら恩着せがましいかな?


まず期待してはいけないのが「北斗の拳5」。理由はホールの営業に充分貢献したが、もうこれ以上の稼働アップが見いだせない点。また年明け早々に兄弟機の「百裂」との入れ替えも想定される。ただ百裂はライトタイプなので入れ替えは微妙なところではある。まあどちらにせよ、勝ちたいならば別の台をお薦めしたい。


次に「牙狼FINAL」や「エヴァ8」。これはホールによっては充分にチャンスがあると思われる。理由はまだまだ稼働が期待できるし、この2機種に次回作発表の声はまだ聞こえてこないからだ。よってホールとしては、この2機種で客を飛ばしたくないだろうし、また牙狼は見せ台(爆裂ぶりを)としては最適だと思われる。


「花の慶次SP琉」はホールの評価や扱いが真っ二つに割れそうだ。これは設置開始が12月第1週目で、このクリスマス時期には長期稼働が見込める台なのかどうかの判断がまだ下せない。よって早く機械代を回収しようとする店(回らない)と、それなりに回して少し長いスパンで回収を考えるホールが出てきそうな気がする。ホールの稼働(客付き)や出玉状況を良く見て打つか打たないかの判断を下してほしい。ザックリ言って、この時期の腕試しには一番うってつけの台だと思われる。大当たり時の捻り打ちがかなり有効と聞いたし、わしもチャンスさえあれば挑戦しておきたい台である。


真打ちはやっぱり「仮面ライダーV3」で決まりだろう。これは大量導入で他店との競合もあるし、なにより長期稼働が見込める。少々サービスしても回収は容易だと思われる。ちなみに回転率を左右する誘導釘や出玉関係全般のゲージ構成は甘めだから、見た目にひどいマイナス調整でなければ問題ないだろう。またヘソを真上から覗きこんで「ハ」の字に見える釘の台を選んでみよう。そして数多くの店を見回れば必ず優秀台を発見できると思う。そんな台で勝負すれば勝利は近いハズだ。残念ながら、わしはクリスマス以降稼働できないから、年明けのアケ返しからが本当の勝負開始だと考えている。


例に出したのは大型機種ばかりだったが、小型機種や特定地域での人気台(関西での7セグ機種など)でも優秀台が出現しやすい時期なのを念頭に台選びをして、そして勝利を掴み取ってほしい。