あれこれ時間効率
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いきなりだが、友人のアキオについて書いてみたい。

元パチプロの彼は、現在"なんちゃってデイトレーダー"として糊口を凌いでいる。今も昔も博徒だという点では変わりないのだが、デイトレは勝ち分からきっちり税金を徴収されるらしく、現在納税者であるということが唯一の誇りでもあるようだ。

そんな彼とは10年来の付き合いなのだが、最近ではほとんどがFacebook上でのやりとりとなっており、それがために少々辟易することがある。今年前半、いわゆるアベノミクスの恩恵を受け含み益が大きく膨らんだ時や利益確定の売りを出した時などに連日のチャット…これが非常にウザかった。

4月4日に黒田緩和が発表されたが、アキオはその前日に利益確定の売りで現物株を売り切ってしまっていた。その後の市況は、この手の情報に興味のない方もご存じの通り、まさにお祭り騒ぎだったわけだが…。しかし完全に裏目を引いた彼はその波に乗ることに二の足を踏み、一度売った株を買い戻すことをしなかった。

指をくわえて爆騰を傍観するハメになった彼は、その晴らすことのできない憂さをチャットに注ぎ込むことで、これ以上ない程のウザさ(ボヤキ節炸裂!)を遺憾なく発揮してくれたわけである…。


彼の投資法は例えばこうだ。まずメガバンク株を買い、ある程度騰がると利確する。次にその資金を丸々まだ騰がっていない地銀株に投資する。すると同様のことを他の投資家も考えるらしく、地銀株もメガバンク株に遅れ馳せながら騰がる。そこで地銀株を利確する。その時、初めに持っていたメガバンク株は地銀株より騰がるペースが劣るらしい。同じ投資ならよりパフォーマンスのいい方を選ぶべきだと熱く語っていた。

半歩先が見えるかのように話していたが、これはあくまで好循環、思い通りに事が進んだ時の話であろう。そんなに簡単に結果が出せるなら誰も苦労しない。まぁそんなわけで、俗にいう自慢話の連続で猛烈にウザかったのだ。彼には申し訳ないが、振り返れば年初から5月半ばの暴落まではほぼ誰でも勝てる相場だったとハッキリそう言えるだろう。

アキオはわしの忠告を聞か入れずエルピーダ株を国策企業云々と言って保有し続け、最後には紙切れ同然(1株7円)で投げ売らざるを得なかったことを忘れてしまったのだろう。アベノミクスの恩恵を受けた彼の言い分は、「投資額には限界があるのだから時間をうまく使って効率よく儲けなければならない」ということのようだ。もっともらしいことを言うものだが、件のエルピーダの時は目に涙を浮かべていたくせに…とも思う。ほんの少し勝つと弘法も筆の誤りの如く自慢話に拍車がかかり非常にタチが悪い。まあ、そんな彼は憎めないヤツでもあるのだが。


アキオの話が長くなってしまった。今回は彼の「同じ投資ならパフォーマンスの良い方を選ぶべき」という言葉をわしの現状に置き換えて考えてみたい。

わしが望んだことではないがここ最近、冬ソナFinalを打つ機会が多い。理由は単純で、店でその時一番の優秀台(高回転率)だと思われたからである。しかし、この冬ソナの特徴を挙げてみると…

1)ハズレリーチが多い
2)擬似連が多い
3)当たりもしないくせに演出が長いし多い
4)つまらない(あくまで個人的好みだが)

となる。簡単に言えば時間がかかり過ぎる、時間効率が悪いということだ。前作はもっとヒドかったが…まぁそれは関係ない。いつも高回転率台ならば例えトロ過ぎる冬ソナですら喜んで打ち、そしてキッチリ勝たせてもらう。しかしアキオの話を考えると、わしも時間を有効に使った方法で勝ちたくなってくる。


仮に1000円で20回まわる冬ソナとAKBがあったとしよう。今回は技術的なテーマではないから時間効率に絞って考えると、どちらを選ぶかと問われればほぼ全員がAKBと即答するだろう。わしも当然そう答える。前回も述べたように199分の1という大当たり確率なので、当たり易さ故に持ち玉比率も上がって勝ちやすいのだ。

通常時の時間効率(デジタル消化時間)にしてもAKBの方が圧倒的に早い。むしろAKBの真価が問われるのはRUSH中である。このAKB、RUSH中にハズレリーチはなく(画面上の自転車V掴み損ね演出はご愛嬌)、役物確率約6分の1のV入賞で次の大当たりが決まる。普通の調整なら1分もあれば次の大当たりが取れるだろう。15Rに箔を付けるために若干のタイムロスがあるが、メーカーが京楽だということを考慮すれば、他機種よりは断然短くて良い。

そして電サポ状態がないのも良い。いわゆる時短があれば出玉をほとんど減らさずに当たりを獲得できることもあるだろう。しかしそんなものは確変中の継続率や確率アップに組み込んでくれれば良いと考えているわしにとっては、時短がないのは非常にプラス材料だ。わしは初代ガロ以外にこんなに素晴らしい(速い)機械を見たことがない。冬ソナの5R当たりのウェディングリーチなんて約500個の出玉の分際で、16Rと同様の時間を要するので辟易しまくっている。わしの感覚ではAKBは1時間に15回の当たりが取れる。冬ソナではせいぜい8回程度ではないだろうか!?


一方、時間効率が良いということの裏返しは不ヅキの時、負け額が大きくなるとも言える。しかしわしらヒラ打ちプロは期待値を積み上げてナンボの世界。効率良く期待値が積み上がっていく状況は大歓迎だ。

それにAKBクラスなら1000回転ハマリなんて滅多に喰わない。400→600→300回の3連続単発で無念の投了なんて事態があったような気もするが、その時間効率の良さゆえに通常状態を回せる回転数が伸び、パチンコという相当に荒れるゲームの中でも勝ちやすさはピカイチだ。普通に当たりを得られた1日を打ち切れば2000回転はド楽勝。逆に冬ソナは普通に当たれば1500回転すら微妙な状況だ。この差はデカイ! これは、4日かかる仕事を3日でこなせるようなものだ。チャンスさえあればこれからも積極的にAKBを打っていきたい。


同じ時間を使うのであれば、より効率の良い方をと考えるのが人情であろう。常々効率良く勝ちたいと思っているが、23回の冬ソナと17回のAKB(共に3円交換)の選択肢では、どうしても冬ソナを打たざるを得ないわしである。