軍資金とは命そのもの
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担当から改めて、わしの連載について説明を受けた。わしのキャラクターの位置づけに関しては閉口したが、まあどうでもいい。結局のところ、あんたなりの勝ち方を書きなさいということなので、今回からしばらくの間、わしなりの勝ち方について粛々と書き進めたい。


皆さんは1回打ちに行く際にどれくらい軍資金を持っていくのだろう? やはり給料日直前などは予算が取れなかったりするのでしょうか?

普通に仕事をしていて、趣味の範囲でパチンコを打たれる方はそれでもいいのだろう。しかし、わしは兼業とはいえ一方の本職はパチプロだ。カネがない状況は許されるものではない。

羽根物からMAXタイプまで、その時々に応じて自分なりにベストな選択をしている。仮にその日のベストな選択が甘海だったとすると3万円も持っていれば充分な気がする。しかし、MAXタイプのガンダムがベストだった場合、3万円では当然ながら心もとない。

余談ながら、いわゆる低貸し玉で打つことはない。まともな額を勝てないからだ。例えば1円パチンコの場合、期待値から実収支まで4円と比べて75%ダウンとなる。さすがにコレでは勝ったにせよ喰えないし、あまりにバカバカしい。休んだ方がマシだ。もちろん1円を打っている方を冒涜するつもりは毛頭なく、プロとしての価値観を書いたにすぎない。


話が逸れたが、その時々の最良の台を追求していくと必然的に、台の大当たり確率はわしの意志を超越していってしまう。そういう立ち回りにおいては、たとえ優秀台に座ったとしてもいつドハマリを喰らうかわからないのだ…。

例えば、大海2で10時のオープンから2000回ハマリを現金投資で喰らうとする。回転率30で時間400回せるとすると、まだ時間は15時で投資額は67000円ほど。3円で打つにせよ、このレベルは超お宝台だ。この時点では絶対に帰れない。

あと33000円投資しても当たりを引けず、100000円負ければ「涙の爆死」で後日の笑い話にするが、残り時間の方が多い状況下では全ツッパあるのみ。カネが尽きたでは勝ちを自ら放棄しているようなものでシャレにすらならない。仮にその日は負けるとしても、期待値を積み重ねていくことが勝利への唯一の道だ。

であるからわしの軍資金は常に10万円だ。しかし10万円を打ち切った記憶はない。収支表を見返すと、2011年6月25日(土)に水戸黄門2で単発2回、突確2回の実質単発2回分の出玉しか獲得できず、10時間半の稼働で84500円負けの記録があった。ちなみに回転率は26.7回。勝つための負け…そんな思いで納得した。


ところで、初回のコラムから不ヅキだと書いていたが、先月の結果がまとまったので報告したい。日数にして19日間、収支はマイナス238500円也。稼働日換算で9連敗を記録したのがデカかった。

何しろこの9連敗、わしには初物だった。この間もちろん収入はないし軍資金は一方的に減っていくばかり、これはたまったモンじゃない。たまたま今回はツキの方が先に来ていたから、登って崖から転落って感じである程度予想もできたのだが…。気持ちにゆとりがあっただけ精神的な負担は減っていたとは思うが、それでも不動の心境というわけにはいかなかった。

そんな中でもやれることはやろうと動いたりもした。ガンダムをメインに追って負けまくっていたため、まずは持ち玉比率を高めよう(等価交換以外で勝ちを狙いにいく戦術)とAKBに挑戦するも哀れな頓死の有り様だ。一旦流れが悪くなると、何をやってもうまくいかないものである。


2009年3月から4月にかけて8連敗を喰らったことがある。金額にしてマイナス318500円。さすがにこの時は精神的にも参っていたようだ。収支帳に金額だけはしっかり記載されているのだが、それ以外の記録(台についての情報など)は曖昧となっている。初代ガロを打っていたような覚えがあるのだが…。

さて、これがわし史上最大の敗北となったわけだが、この時の軍資金はどうしたのか? これまでパチンコのためにカネを借りた覚えはない。

生活費の捻出は苦しかったが、わしの軍資金は底をつかなかったのだ。コツコツ蓄えたものがここで活きた。

しかしそれで良かったのか!? もし…今のわしがこの時のわしに言葉をかけるとすれば、

「引退すれば」

…かな。彼のためである。


MAXタイプを打ち続ければ、こんなザマを繰り返すだろう。しかし、その時々のベストを尽くすのがヒラ打ちプロの道だとわしは考えている。

カネがないからベストな選択ではない台を打つ。カネがないから打つべきチャンスをみすみす逃す。こんな状態はプロでなはいと考えている。それではそこら辺のオッサンと変わらない。わしは軍資金がなくなれば自決する(引退)つもりで毎日を過ごしているのだ。

プロとしてやっていく、勝ちを求める上でまず軍資金の重要性を書いてみたつもりだ。とにかくコレがないと打てないんだから。