ガンダムとわし
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- 打チ人知ラズ。(わし)
ガンダムとわし
"10月4日は投資の日"という件名の迷惑メールを開いてみると、投資の世界には「銘柄に惚れるな」という格言があると書いてある。要するに、「ブランドのみを見てはいけない。その期の実績をよく見なさい」、そんな意味だと理解した。
わしらパチンコ打ちは優秀台に金を使えば投資。逆に回収台に打ち込めば…それは涙のお布施となる。まあ、この辺りの線引きは人それぞれ。釘を見て優秀台だと踏んで喜んで打ち出すと…騙し釘で無残にも返り討ちに遭うことはザラだ。逆に適当に選んだ台が望外に回って美味しい思いをすることもある。この繰り返しを積み重ねる事がわしのたったひとつの財産となる。
もちろんお布施ばかりしているわけにはいかないので、機種のキモとなる部分はきちんと把握しながら打っているつもりだ。そんな中、現在メインで追っているのが「CRフィーバー機動戦士ガンダム」である。
わしの子供時代は昭和末期。この世代にとってガンダムは強力な版権で、ガンプラが大人気だった。
ある日、いとこのお兄ちゃんがガンプラを買ってくれるというので喜び勇んで出かけのだが、連邦軍のガンダムやガンキャノンはすぐに売り切れてしまうため、陳列棚に残っているのはジムとボールくらいであった。ジオン軍はザクやガウを筆頭に殺られメカが多くあり選び放題なのだが、子供のわしはどうしてもガンダムが欲しかった。
数件のおもちゃ屋を回って粘ってみたもののやはりガンダムには巡り合えず、痺れを切らしたいとこに、
「これで我慢しろ」
…と、ジムを買い与えられた時の絶望感は未だに忘れ難いトラウマとなっている。
そんな郷愁を誘うガンダム、ブランドに惹かれて打ってみることにした。導入直後はサッパリ回らず逃走を繰り返すのみだったが、ステージに強烈なクセがあり、ストロークによっても回転率に差が出ることがわかってきた。わしは釘読みよりデキ読みを重視するタイプ。この観点から数台をピックアップして他日を期していた。
わしの優秀台の探し方を少し書いてみたい。
初打ちの場合だが、当たり前だが何もわからない。台が選べる状況なら、釘読みはセオリー通りにヘソが一番デカい台をチョイス。大当たり回数が一番出ている台なら更に良い。これは試行回数(回している、もしくは回せる)が多い証拠で、経験上よく回る台の可能性が高まる。単に連チャンしまくっているだけの場合もあるが、可能性を追う意味では良いだろう。
デキ読みとはネカセやステージのクセ、ハンドルやバネの状態の把握のことだ。これは基本的に一度固定されると台が移動するまで変化しないため、これらの把握は極めて重要となる。初打ちの段階では、ガンダムの場合ステージ中央への玉の寄り方、中央から落ちた玉がヘソの方向へ向かうかどうかに注目している(余談だが、SANKYOのバネは右打ち時の打ち出し一発目がゴム打ちにならないことが多く、左側に流れやすい。次のスレイヤーズはどうだろうか!?)。
ここから試し打ちを始め、釘の形から玉の流れを追っていき、ひとつの基準を作っていく。この基準作りの段階では、特にこぼしポイントに注目している。SANKYOの台は総じて風車上がスカスカゲージなので、ここがキモだろう。そして風車の向き(基本、左向きがプラス調整なのは読者様も充分ご承知だと思う)、次に左右の寄り釘のバランスを玉の流れに沿って見ていく。たとえ回らずともこの行為はお布施ではない。先を見越した有意義な投資だと考えている。
わしの通うホールは7月になってガンダムを中古で導入したのだが、ボチボチ回収も終わったのだろう。最近では釘調整も打ち頃感を漂わせ始めている。ここで初期投資の回収をもくろみ、ピックアップしておいた中から一番釘がマシそうな台で打ってみることにした。この手のMAXタイプは何気にパチプロも敬遠しがちで、朝の開店時はライバルも少なく台は選び放題だ。
通常時演出について、シャアの使い方を北斗のジャギ扱いにしたほうが良かったのではないか? 滅多に出ないが出た瞬間、激アツ。これはわしの好きなパターンでもある。通常時の対シャアはザクのみで充分な気がする、などと思いながらも黙々と玉を弾いているのだが…。
最近は初当たりが遠く連チャンが伸びない、いわゆる不ヅキの真っ只中なので、「当たらなければどうということはない」という台詞を何回聞かされたかわからない。なかなか出ないエンブレムが落下してもザク、ザクのオンパレード。ハズレ、ハズレだらけのボロ負けのうえ、おまけにシャアに捨て台詞まで吐かれてはわしも立つ瀬がない。シャアは勝ったのなら黙って消えて欲しいものだ。しかしパチプロとはハズレを引いてナンボの世界。嫌味にも敗北続きにも黙って耐えるしかない。
しかし、ST中は話がだいぶ変わる。ドムやグフの本来の殺られメカに比べシャアが圧倒的に弱くなりシャア待ちの状態になる。ゴッグなどは招かざる客だが、シャア専用ザクもズコックもゲルググもAll Welcome。わしのガンダムが勝つわいと超強気になれる。妹のセイラさん曰く、兄は鬼子らしいので、レバーを引きバイブが発動し役物が完成すると本当に鬼の首を取ったようで痛快だ!
個人的な感想だが、ST中の予告演出は秀逸な気がする。特にブライトの使い方がいい。ほとんどは「手の空いている者を出せ」とか言って、ハヤトが出撃しリーチに発展せず終了する。しかしある時、確定演出なしで「手の~」からアムロが出撃し、相手がザクでハズれた時は絶妙な気分になった。「手の~」以外はアツいパターンだが、所詮は「手の~」だしな、と。ブライトがアムロを指名してさえいれば…。この時ほどブライトの役立たずっぷりを恨んだことはない。
ST終盤にブライトが「構わん、まだ距離がある。」などと冷静に言った時なども、ブライトーーと小声で叫びつつ地団駄を踏み、ボタンを叩く手につい悔しさがこもってしまう。原作でもクルーが彼の指示に不満を漏らすシーンがあるが、残り50回を切ってこんな指示を受ければ、いくら寡黙なわしですら文句のひとつも言いたくなる。これだからブライトさんはダメなんだ! と。
継続時のV入賞でシャア画面に切り替わる保留連チャン演出、ラストの回転で終了画面→そこから突当たり演出発生、ステージ5を制覇と実は何気に打ち込んで色々出したりしているのが、それはもう過去の話。「当たらなければどうということはない」のシャアザクを撃破できず苦戦しているのが現状だ。
「当てなければどうにもならない」ことを実感しつつ、養分(勝っている人の源泉を出す人の意味)と化している現在のわしである。
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