久し振りに沖海2との終日勝負
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※パチンコ必勝本CLIMAX2013年1月号に掲載されたものを加筆・修正しています


10月下旬某日(曇時々晴)
10月も思うように収支は上がらないが、このところ頑張って真面目に打ち込んでおり、なんとか最低限の仕事量だけは確保している。まだ今月は10日ほどあるので、とにかく悔いが残らないよう頑張るのみだ。

とりあえず今日打つアテはあるが、自宅から1時間ほどかかる遠方の店の日当2万円ほどの台であり、しかも昨日まで連続5日も終日稼働しているのでかなり疲れ気味である。

それでもこの厳しい状況のなか、今日も我慢して行かねばならいと思っていたのだが、自宅近くのD店が今日12時開店ということがわかり、急遽予定を変更して新装のその店に行くことを決めた。おかげでゆっくり起きられて、久し振りに睡眠不足を解消することができたのだ。


10時過ぎ、車で自宅を出発。今日1番の狙いは新台「ハロー!プロジェクト」なので、いつもより3分ほど早くアクションを起こした。ところが出発して重大なことに気付く。なんと7月に沖縄で苦労して採集してきた大切な虫の容器の扉を閉めた記憶がないのだ。

急いで家に戻ると案の定。しかし数匹の脱走で済んだこともあり、無事回収。きちんとフタをロックして事なきを得たが、これでパチンコの方は万事休す。おそらく新台は取れないと覚悟した。まったくいつもながらおっちょこちょいな自分には呆れてしまう。人に自慢できることではないが、毎年1~2回は財布、携帯電話などを忘れて家を出てしまう。

どんな仕事でも朝イチは今からやるべきことに気持ちを集中し、そして落ち着いて行動すべきである。とにかくパチンコにおいてはまずは打てる台を確保できるかどうかが1番大切なのだから。


11時過ぎ、予定より3分ほど遅れて目的のD店へ到着。もうすでに入場整理券を配り始めており、私の順番は106番。この時点でハロー!プロジェクトはおろか、他の新台を取るのも無理だと諦めた。

11時45分過ぎに入場。一応新台のシマをひと通り見たが、当然空き台は1台もなく、狙いを旧台に切り替えて京楽系や海系のシマ等をチェック。AKBや牙狼3は平常よりは良さげに見えたがイマイチで、打ち切るには回転率が足りなさそうだ。

新台のほうもさほど良さ気には見えないので、結果的にこの店はスカだった。しかしもう1つの選択肢だったE店へ行っている同業の友人K君からメールが入り、なんでも新台の他にも旧台で使えそうなシマが結構あって、今日は「○」とのことである。

すぐにこちらは使えない旨のメールを返信し、私もE店へ行こうと決意した。そして何気なしに最近しょぼい沖海2のシマを通って出口へ向かおうとしたら、2台だけ明らかに他とは違う調整の台があったのだ。

これには嬉しいというよりも驚きのほうが先に立ったが、とりあえずその内の1台を確保し、細部をチェック。すると、お宝台というほどではなく良くてギリギリのレベルといった感じだった。しかしE店の台もたぶんこのくらいのレベルだと思われるので、まずはこの台を打ってみることに。


最初の1000円で22回転。この店は等価交換の割に出玉は良いほうなので、この回転率が持続してくれたら御の字だ。それにしてもこのシマは相変わらず人づきが悪い。

3年前にこの機種が入ったときは長い間朝から満席の店が多かったが、以降早いサイクルでどんどん新しい海が入ってきているので仕方ないことなのかもしれない。

パチンコ台の代替わりは車などよりずっと早いが、今時数ヵ月で姿を消してしまう台がたくさんあるなか、2年以上もホールにあるのはスゴいことではある。

この機種は海シリーズにおいて3Rに次いで長時間打ち込んでいるが、たいしたスペックではなく、確変・時短中にトイレも我慢しなければならず、どちらかというとツラい思い出が多かったが(2000回転オーバーも3回喰らっている)、結構仕事量を確保できたので、その点については十分感謝している。

近々デラックス海がこの店にも入るので、たぶんそのときになくなってしまうだろう。そう考えると、今日がこの店で最後に打つ沖海2になる可能性大である。最近は台に思い入れを込めて打つことなどなかったが、そう思うと珍しく感傷的な気持ちになってしまった。


さて肝心のこの台のクオリティであるが、その後5000円で122回転と数値が上昇してきたので、この時点で終日打ち切れると確信。そして投資7000円、169回転目にピュイッという控え目な音とともにハイビスカスが光った。

これは残念ながらロングには発展せず、確変昇格もなかったが、とりあえず早い当たりなので嬉しい。時短中はわずかに玉が減るが、出玉は1400発近くあるので等価ならこれで恩の字だろう。

この後、回転率が下がらないでほしいものだが…そう考えながら時短を消化していたら、5回転目にまたしてもピュイッという音が。

図柄は4だったが、今度は大音量を伴って派手に光り、時短引き戻しの確変大当たりをゲット。その後すぐに通常図柄で当たって3連で終わったが、ここまでは楽な展開だ。

このまますんなり終わるとは思えないが、優秀台のようなので時間まで打ってもストレスが溜まることはないだろう。余計なことを考えず、1回転でも多くデジタルを回せばいいのだ。


その後も回転率は下がらず黙々と打ち続けたが、543回転で単発を引いたあと、15時45分に342回転で遂に持ち玉を切らしてしまった。まあ等価交換の場合持ち玉比率は勝敗に無関係なので、途中でいくらハマろうが最終的に当たり回数の帳尻が合えばいいのだ。

ところがその後もずっと当たらず、眠気と退屈を紛らわすために携帯の麻雀ゲームをしながら打っていると、21時10分、この機種において4度目となる「2000」という数字が表示器に出ていた。

この店の沖海2が今日打ち納めかもしれないというのに、まったく大当たりの女神は意地悪だ。もう残り時間も少なくなってきたので、ひょっとしたらこのまま当たらずに終わりということも十分あり得る。この時点で本日の大敗を覚悟したが、とりあえず22時までは予定通り打ち続けることにした。


そして21時53分、これで最後にしようと思い、上皿に再投資7万6500円目の玉を流して何気なく画面を見ていた2235回転目、ノーマルリーチで動いていた4のサメが真ん中に縦で揃っているではないか。セグを調べたら残念ながら通常だったので、ちょうど時間ということもあり、ヤメることにした。

ところがここで予想外のことが起こる。時短終了後の保留玉でリーチから2R確変が当たったのだ。大負け確定ではあるが、嬉しいサプライズだった。


しかし次の当たりがなかなか来ず、153回転目にやっと確変で当たったが時間を見ると22時15分。閉店まであと1時間ちょっとしかない。

もしここでヘタに大連チャンしようものなら今度は確変取りこぼしの心配が出てくる(私のパチンコ歴において確変取りこぼしナンバー1はこの機種)。

大敗を喫した上に確変を残したのでは最悪の終わり方だが、そんな人の思いとは無関係な展開を演出するのもまたパチンコである。


つい先ほどまでまったく当たらなかったのに、ここにきて連チャンが止まらなくなり、23時15分、8連チャン目も確変で当たってしまった。まったくパチンコは終わるまで何が起きるかわからない。次にまた確変を引いたら取りこぼし確定だ。

それよりも残り10分で当たりを引かない可能性すらある。本来確変は楽しいはずなのに、これは苦痛以外の何物でもない。もうこうなったら確変は残ると覚悟を決めて開き直った。


そして8連目の直後、保留1回転目でまた嬉しくない魚群が現れた。もう覚悟を決めているので動揺はなかったが、当たりを引けただけでもラッキーだと思った。ところがここでまたハプニング。連チャン中100%で当たっていた魚群が、ここにきて初めてハズれたのだ。

そしてその後すぐに通常図柄を引き、時短中に魚群出現のピンチはあったが、23時29分、なんとか時短も消化して終えることができた。


それにしても今日は大ハマリした上にこんな終わり方だったので甚だ疲れてしまった。でもこの店での最後の沖海2で無事に確変を取り切って終わったのだから、ツイていたのだと自分に言い聞かせて店を後にした。おそらく今日のことは後々まで記憶に残るだろう。



投資…83500円
回収…12407個
大当たり…14回



収支が合わないのは単なる偶然なのか

最近知り合いの同業たちの間でライトスペックの某人気機種の収支が合わないという話題がよく出る。昔と違って親しい同業の知人は今はそう多くないので、10人くらいにしか聞いていないが、誰1人として期待値以上に勝っていないのだ。

そして極めつけは、ある店でひと月近くその機種を連日打ち込んで70万円も負けたパチプロがいたという話を友人から聞き、私も人ごとではないと思いショックを受けた。そしてその矢先、テリトリー内の某店が悪さをして営業停止になったという話を聞いた。昔のようなアナログの台ならこんな事にはなってなかったと思うのだが…。

いずれにせよ、これまで少ないながらもグレーゾーンには何回か入り込んでしまっており、今後もこの稼業を続ける以上気をつけなければいけないだろう。