長い疲れた1日
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長い疲れた1日
※パチンコ必勝本CLIMAX2012年6月号に掲載されたものを加筆・修正しています
3月中旬某日(晴)
前回のコラムで述べたが、2月に入ってからツキ指数が極めて低調で、打てども打てども数字がついて来ない状態が続いており、3月に入っても未だに長いトンネルを抜けきれていない。
しかし一番の拠り所である仕事量だけは確保しているので、そのうちきっと報われると確信している。
さて、今日やって来たのは宮城県中部のA店で換金率は3円台である。実はこの店、昨日も来て打っており、結構優秀台だったので今朝も休みを返上して(昨日で6日連続稼働)その台を目当てに早起きしてやって来た次第。
案の定、柳の下に2匹目のドジョウはいなかったものの、沖海2のシマがいつもより釘が良かったので、その中から1台を選んで打つことにした。
8時半過ぎに打ち出し開始。始めのうちこそ1000円20回転くらいしか回らず不安な立ち上がりだったが、その後回転率は上がって3000発(この店は無制限で貯玉再プレーが可能)打ち込んだ時点で292回転まで行ってくれた。
この状態を保てば2万5000円くらいの仕事量になるので、無理して来たかいがある。あとは理論値通りに出てくれれば御の字だ。でもなかなか確率通りには出ないのがパチンコである。
9時35分過ぎ、今日も当たらないまま確率の分母数をあっさり超えてしまう。冒頭でも触れたが、今月に入っても相変わらず不調の流れを切ることができず、一昨日久々に10万オーバーの勝利を収めたと思いきや、先日は1000回超えのハマリを2度喰らって撃沈していた。
ひょっとして今日も初回から1000回転ハマリの洗礼か…と思っていた矢先の478回転目、「ウフーン」という音に思わず我に返った。これは予期せぬ確変大当たり確定のプレミアボイスだ。
この嬉しいサプライズでの大当たりはワンセットで終わったが、ここまでの投資額(玉数)はちょうど5000発で、出玉もまともであり、終日打ち切れる台だと確信した。
だがこの最初の当たりの出玉は残念ながら376回転でなくなってしまう。しかし回転率はまったく問題ないので時間まで打ち込むのみである。いつものことだが、例によって半目状態の無想モードへと突入した。
それから約40分後の11時50分、2500発目の玉を上皿へ流した直後の609回転目に突然「ピュインピュインピュイーン♪」とけたたましい音が鳴って本日2度目の初当たりが訪れた。
ちなみに、この時すでに自分のカードの貯玉を使い切っていて、身内名義の2枚目のカードをサンドに入れていた。先にこのカードを使っていれば後に面倒なことにはならなかったのだが…。
この確変は運良く2R確変1回を含む7連チャンでやっとプラス収支へと転じた。次の初当たりも早く、2連チャンではあったが、終日ドハマリだった昨日とは明らかに違う展開になってきたので気分は楽だ。とにかく退屈で眠くなるハマリよりは当たりまくったほうが良いのは誰しも同じである。
3回目の初当たりを消化して時計を見たらちょうど13時30分だったので、キリが良いと思い、2日ぶりに食事休憩を取ることに…。
その際、店を出る前にサンドから貯玉カードを抜き取っていないことに気づいたのだが、面倒だったので構わず食事に行ってしまった。
そして事件は食事から戻ってから約3時間後、4回目の初当たりで9連チャンを消化し終わった後に起こる。
この時、持ち玉が2万発を超え、もう貯玉再プレーの必要はないと思ったので(というよりサンドに入っているカードの存在を忘れていた)、返却ボタンを押してカードを回収しようとしたのだが、何度操作してもカードが戻ってこないのだ。
店員を呼んで調べてもらったが、やはりサンドにはカードが入っていないことがわかった。このところ疲れ気味でそそっかしい私ではあるが、サンドからカードを抜いていないことだけは確かである。要するに私以外の誰かが抜いたとしか考えられないのだ。
それにしてもちょっと面倒なことになった。なくなったのが私のカードならすぐに再発行できるので問題ないが、いくら身内とはいえ他人名義のカードを再発行できるはずがない。しかしカードに貯玉がある以上問題があるので、店員に事情を説明して調べてもらうことにした。
その結果、貯玉は減っていなかったが、不思議なことにカードへ入れた覚えがない現金も残っているとの説明だった。やはり本人以外へのカードの再発行はできないとも言われたが、使用停止の措置は取ってもらったのでとりあえず一安心だ。
ただその間、店側とのやり取りで1時間くらい時間を費やしてしまい、ふと嫌な予感がした。これまでの経験上、余計なことに時間がかかった時に限って閉店まで確変を取り切れなかったりするものなのだ。
だがもう済んだことを気にしても仕方がないので、これまで通り時間まで頑張ろうと思い直して席へ戻った。
それから約30分後、左隣の男性が何度もサンドから紙幣が戻ってくるのに手こずっている様子を見て重大なことに気付き、とうとうカード紛失の真相を理解するに到る。
要するに私が休憩で席を外していた際、隣で打っていた人が自分のサンドが不調で使えなかったので私のサンド、すなわち私のカードに知らずに紙幣を入れて抜き取り、それを自分の台に入れて打っていたというわけなのだ。
そういえば休憩を取る前に隣で打っていた人も何回か札を入れ直していたのを思い出した。そしてもしやと思って辺りを見回したら、その時の初老の男性がまだ近くで打っているのを発見。と同時に店側も気付いたらしく、その男性としばし話をしていた。
そして間もなく無事カードも返ってきて、何はともあれ一件落着と相成った。とにかくホール内において離席の際は貴重品を置きっぱなしにしてはいけない、という基本的なことの重大さを再確認させられた。まあこうなったのは連日の睡眠不足から来た疲れが原因なのだが…。
その後、大連チャンはなかったものの早い初当たりが続き、21時55分、3回目の大当たり後の時短終了後に店じまいを決め、玉抜きをして呼び出しランプを点けた。
その時、上皿のレールにまだ玉が少し残っていたのでそのまま打ってしまったが、そのうち2個がヘソに入って1と9のノーマルリーチがかかったのだ。
そういえば以前にもこんなシチュエーションで当たってしまったことを思い出し、また当たったら面白いな…などと考えながら何気なく見ていたら店員がやって来た。
その直後、ハズれたと思った真ん中の図柄がなんと派手な音とともに走り出した。これは想定外の出来事だ。
長いこと打っているとこういう嬉しいことがたまにある。明日は休みでゆっくり寝てられるし、収支結果も満足なのでここまでは気分は上々だった。ところがパチンコは最後まで何が起こるかわからない。
3連チャンもすれば恩の字だと思っていたのだが、それがなかなか終わらず、23時3分に9連目でやっと単発を引いたと安心したのも束の間、時短中に魚群から確変を引き戻してしまった。
もしやと思っていた確変取りこぼしが現実味を帯びてきた。そしてこの大当たりの直後、またしても魚群が画面を横切る。もしこれが当たれば少なくとも時短の取りこぼしは確定だ。
今日は疲れているなか無理して出て来たにも関わらず、途中トラブルがあったりしたので、せめて最後くらいは気分良く終わりたかったが、本当にパチンコは一筋縄にはいかない。本来なら魚群は興奮ものだが、この時ばかりは内心本気でハズれてくれと願っていた。
その思いが通じたのか、これはなんとかハズれてくれた。そして次の回転でかかった泡からの3と4のマリンちゃんリーチでは、3が真ん中を通り過ぎて4で当たった時は思わず心の中で「ヤッター」と叫んでいた。念のためセグを確認したが通常でにんまり。
その後は時短中の引き戻しがないことを願って打ち続け、途中また魚群出現のピンチがあったが、なんとか確変取りこぼしの危機を脱して打ち終えた。本来嬉しいはずの大当たりでストレスを感じるとは、まったく本末転倒である。
このところ睡眠不足が続いていたこともあり、今日は本当に疲れた1日だった。しかし最後に確変を取り切ったのだからツイていたのだと自分に言い聞かせて家路についた。
投資…7500円
回収…36977個
大当たり…44回
もっと現状にあった規制を考えてほしい
最近パチンコにおける警察の指導がますます厳しくなった。1つは入場の順番を決める抽選の禁止だった。もともと私の地元では並び順での入場だったが、昔ある人気店で早朝からの並びによる騒音が近所迷惑になって、マズいとの理由で抽選が始まったのだ。
その結果、静寂が保たれ、立ちション、ゴミの散乱などもなくなり、客にとっても狙い台を平等に打てるようになっていいことずくめだった。その後、他の店にもこの方法が広まり、良い習慣だと思っていたのだが…。とにかく今後、明らかに現状にそぐわない理不尽な規制は撤廃してほしいものである。
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