長いトンネル真っただ中
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※パチンコ必勝本CLIMAX2012年5月号に掲載されたものを加筆・修正しています


先日、地元企業のオーナーである学生時代の先輩と食事した時に「金は使っても金の奴隷にはなるな」と言われた。

つまり、金を稼ぐためだけに働いていると、恒常的に金に振り回されるような生活になり、ストレスが溜まって幸福感を得ることができなくなるというのだ。

そして意外なことに、そういう人たちは年収1000万~3000万くらい稼いでいる人に多くいるのだという。幸い私の年収はここ数年8桁とは無縁なので、そういう意味ではホッとしている(笑)。


余談だが、世界で最も幸福度が高い国はヒマラヤにあるブータンだと言われているが、そこの人たちの年収は100万にも程遠く、我が国のように電化製品が全部揃っている家は少ないらしい。

それでも現地の人たちの表情は明るく、通りを歩いていて困ってる人を見かけたら決して知らないふりはせず、声をかけるのだそうだ。結局、幸福感とは物質的に満たされているかどうかではなく、心にゆとりと満足感があるかどうかなのだろう。


ところで前述の私の先輩は飲食店のチェーン店を経営してるのだが、商売を始めた動機は「より多くの人に美味しい物を食べて喜んでもらおうと思った」とのことで、今でもお客さんが「美味しい」と言って喜んでくれるのが何より嬉しく、幸せだと思うのだそうだ。

現在その会社は大繁盛していて猫の手も借りたいほどなのだが、株式会社にしてからは、どんなに忙しくても社員には有給休暇を100%消化させており、仕事上ミスしても基本的には怒らない。そして「社員が幸せだと思わなければ会社として意味がない」と言っていた。


ちなみに私の仕事の話をしたら「パチンコが嫌いで金のためだけにやっているのなら、できるだけ早く他の仕事を探しなさい」と言われた。

私は100%パチンコが嫌いではないが、一生懸命頑張って稼いだとしても、限られた家族以外は誰も喜んでくれない(パチンコを諸悪の根源のように思っている両親には未だに職を明かしていない)。むしろ稼げば稼ぐほど店や周囲から疎まれてしまう。なので長期的に見れば絶対に違う仕事をしたほうがいいとは思うのだが…。

とりあえず今年は「沖縄」へ行って昆虫採集をするという目標があるので、その資金を捻出せねばならない。そのおかげで高いモチベーションを保っているから何とかなりそうだが、来年以降のことを考えると頭が痛くなってくる。


2月初旬某日(雨)
今年は1月に7桁、それも過去最高の月間収支をあげ、幸先良いスタートを切ることができた。しかし冷静に考えると明らかに勝ち過ぎである。

その反動は必ずやって来ると覚悟はしていたが、2月に入って早速その洗礼を受け、一昨日まで6日間打ち込んでも、まだマイナス15万円を超えている。

ただし、仕事量は1日平均で2万5000円以上確保しているのは幸いである。それでも先月の勝ち過ぎ分の穴埋めには足りないのだが…。とにかくこれまで通り仕事量の確保が最優先であることに変わりはなく、日々の収支に一喜一憂してはいけないのだ。


今日最初にやってきたのは宮城県中部のE店。本命は12時オープンのF店だが、時間に余裕があるので、間違いがあった場合に見返りが大きい等価のこの店へ来た次第である。

E店は以前から使っている店ではあるが、最近はシマごとの釘の開け閉めはするものの、一律調整の傾向が強くなり、特別美味しい台を作らなくなったのだ。そのため通う頻度は少なくなり、新台入替かここぞと思う日にしか来なくなった。


店の駐車場へ着いたのは開店直前の8時20分。人気店ゆえ、優に100人以上が並んでいた。ただ今日は特に狙い台もなく、もし使えそうな台があれば一律調整の傾向が強いこの店においては他にも打てる台があるということなので焦る必要はない。

8時25分、列の後方へ並んで店に入った。思惑通り今日は釘を開けてくれるのか、淡い期待を持って最初の機種を見た。

通常よりは良いものの打てるレベルではないと感じた。まあダメ元でやって来たのでショックはないが、やはり現実は甘くないようだ。この分だと他も使えなさそうだと思えた。


ところが4機種目の新海を覗いたら、これまでの機種とは明らかに釘の開け方が違っていた。少なくとも仕事量を確保できる台があるのは確かだ。

ということは他の海も…? そう思って急いで他の海のシマへ行くと、案の定やはり沖海、プレ海、羽根海ともに同様の状態である。

嬉しい誤算ではあったが、こうなったら一刻も早く台を決めなければいけない。人気店ゆえ、特に看板機種の海はすぐに人で埋まってしまうのだ。

どの台を選ぶか迷ったが、以前打った時スルーの通りが良くて出玉も良かった沖海2の1台を選んで打つことにした。

この台、前回打った時は1000円あたり22回転くらいだったが、確変・時短中に玉が減らず、1回分の出玉が1400発以上だったので十分打ち切れる台だった。


最初の1000円で23回転。決めつけるのは早いかもしれないが、前打った時より少しへソが広いし、台のデキも変わってないようなので良い感触だ。そのせいなのか回転率は上昇し、1万円を使い切ったところで252回転まで回ってくれた。

まだ当たりは来ないが、この調子で行ってくれれば久しぶりに期待値4万円オーバーのお宝台だ。当初はゆっくり起きて12時開店のF店へ行くつもりだったが、まさに早起きは三文の徳となった。


10時29分、相変わらずデジタルは調子良く回り続けている。安心して無想モードに没頭していたら、突然の「アレーッ」という声で我に返る。

投資1万9000円、474回転目での沖海チャンスだった。ほとんど出玉がない当たりだから損なのだが、何はともあれ初めての当たりは嬉しかったし、沖海チャンスを除いて3連チャンしてくれたので気分的に楽になった。

あとは仕事量通りの結果が出れば言うことないが、こればかりは自分ではどうしようもないので、幸運の女神が舞い降りてくれるのを祈るだけである。

しかし今月の不調モードは相変わらず尾を引いているようで、12時15分、572回転で最初の出玉がなくなった。


そして13時半過ぎ、またしても最近の定番、1000回転ゾーンへ突入してしまった。先月勝ち過ぎた分が収束してると言えば辻褄が合うが、今月に入ってからはよくハマる。

最近打っている機種の確率の分母が300~400というせいもあり、1500前後のハマリが頻発し、まだ2000回転オーバーのハマリを喰らってないのが不思議なくらいだ。そろそろ今日あたり毎年必ず訪れる洗礼が来るかもしれない。どうせ来るなら早いほうが良いが…。

そう考えた矢先の再投資1万9000、1037回転目、画面上のハイビスカスに何気なく目をやると、少し右に回ったと思いきや「ピュイッ」と小さい音が鳴った。そして数秒後、今度は「ピュインピュインピュイーン」と音をたててハイビスカスが白く光って回転した。


それにしても本当にパチンコの予想は難しい。まあ予想して簡単に勝てるなら店は商売にならないが。とりあえず2000回転ハマるよりはずっといいので助かった。

この確変は2連チャンで終わったが、ここまでの回転率は1000円あたり25回転をキープしており、かつ出玉も問題なく、今月に入って最高レベルの台である。

この後どうなるかはわからないが、仮に大敗を喰らったとしても、こういう台を打ち切っての結果なら本望というものだ。


その後、食事休憩をとらず(最近は食事休憩をできるだけとっているが、今日のように時給3000円を確実に超えるような優秀台を打ってる場合は別)、時間を惜しんで打ち切ったが、1000回ハマリの後は563回転で7連チャン(この時は絶対勝てたと思った)、361回転で単発、411回転で単発、225回転で単発。

そして22時15分、最後に再び4桁の1097回転ハマったところで店じまいをした。またしても勝てずに3連敗を喫してマイナス収支を増やしてしまったが、今日の仕事量は後にきっと報われると自分に言い聞かせて家路についた。


それにしても1月の反動はハンパではない。只今長いトンネルの真っただ中にいるのは間違いないようだ。しかし出口は必ずあるので、一刻も早く抜け出せるよう、これまで通り打ち続けるのみである。



投資…41500円
回収…0個
大当たり…16回



席を離れる時はくれぐれも注意しよう

最近自分の不注意でトラブルがあった。それは貯玉再プレーできる店で休憩をとった後に起こった。この時、店を出てすぐサンドに貯玉カードを残して来たことに気づいたのだが、面倒だったのですぐ取りに戻らなかった。

ところが食事後に席へ戻ってみるとカードがなくなっていた。原因は隣の人が、自身のサンドが調子が悪くて使えないので、私のサンドに1万円を入れて返却ボタンを押し、出てきたのが他人の私のカードとは知らずに持ち去ってしまったのだ。

実はこのカード、自分のではなく身内の物だったので再発行できず貯玉が使えなくなってしまった。幸い1時間後に無事カードが戻って来たが、読者の皆さんも席を離れる時は決してこのようなことが起こらないように気をつけて欲しい。