昨年最後のパチンコは海だった
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※パチンコ必勝本DREAMS2010年3月号に掲載されたものを加筆・修正しています


昨年は危惧した通り、パチプロになってから過去最低の収支になってしまった。原因として、状況が厳しくなったにも関わらず仕事量を増やさなかったこと、そして年末に頻繁に打っていたMAXタイプの機種において未曾有の不ヅキに見舞われたことが挙げられる。

ただ負け惜しみではないが、休みが多かった分いろんなことができ、非常に有意義な一年であり、その上怪我や病気もなく、健康面においてもすこぶる良好だった。


ちなみに、去年のパチンコ関連での自身の3大ニュースだが…

●第1位

・3日でマイナス34万円の大敗

ツキ指数が落ち目の時、一発逆転を目論んで3日連続でMAXタイプにトライするも3連敗での負け額の記録を更新し、2日連続で帰りにセブン銀行へ寄ることになってしまった。


●第2位

・月影で2937回転のハマリ

前述の3日間での初日に朝イチから延々と現金投資を続け、夜8時過ぎにやっと2937回転で当たったが、この仕事を始めてから1日でのハマリワースト記録を更新した。

ちなみに前日他の店で打った分を加えると、宵越しでなんと3763回転も当たらなかった。長いことパチンコを打っているが、これほど当たりから遠ざかったのは初めてである。


●第3位

・月間ホームラン0

この仕事を専業にしてから今年で13年目になるが、昨年初めて月間ホームラン(月7桁の勝ち)が一度もなかった。これは仕事量が過去最低だったことが最大の原因だと思っている。

しかしこれまでで最も多く波の荒い機種を打ってきて、前述のようにボロ負けの記録を連発したにも関わらず、良い方の記録が皆無だったのはよほど勝利の女神に嫌われたのだろう。

とにかく昨年は本業においては過去最悪の一年だった。今年も状況が好転するとは思えないが、この稼業を続ける限り、まずは歳なので健康に気をつけ、気を引き締めて頑張ろうと年が明けて心を新たにしている。


今後は未来に目を向けてみよう。

他の地方の同業の友人たちに聞くと、一昨年あたりから多くの店で換金率が上がり、2円台の店がほとんどなくなり、代わりに1パチや2パチが増えてきたと言っていた。

この傾向は私の地元でも同様で、今後ますます高換金化と1パチと2パチの二極化が進むと予想している。

私がこの仕事を始めた頃、宮城県においてはまだ換金率が一律2.38円で、持ち玉での台移動は禁止の店がほとんどだった。

また、権利モノなどにおいてはラッキーナンバー無制限(予め店が決めた図柄で当たった場合は持ち玉遊技無制限・その他の図柄は大当たり終了後に玉を流してレシートに交換)が多く、これは朝イチから打てる私のような輩にとっては非常に有利なシステムであった。

しかし現在の4パチは高換金ゆえ、持ち玉遊技の恩恵がかなり薄れてきた。反面、いつでも打てるというメリットもあるが、その分1回転の重みが増して釘読みが難しくなってきている。

今後もパチンコを生業とするならば4パチを打っていくしかないが、これまで以上に厳しい状況に追い込まれることになるだろう。

ただパチンコを大局的に見るとすれば、普通の勤め人がアフター5に打つにはかなりハンディキャップが軽減されてきたので良いことだと思っている。


12月下旬某日(晴)
今朝もいつも通り6時過ぎに起きて外を見ると昨日同様良い天気だ。

実は今日、今年最後のパチンコを打つ日なのだ。考えてみると、この仕事を始めて13回目の12月を終えようとしている。


それにしても最近の冬は非常に楽だ。今冬も例年通り車のタイヤを冬用に替えているが、年末だというのに一度もその恩恵にあずかっていない。

今日は今年最後のパチンコなので、12月に仕事で雪道を走らないのは13年目にして初めての経験である。


7時過ぎ、今年最後の仕事場、県北のA店へ出発。道路が空いており予定より15分以上も早く到着。

入場抽選の8時までまだだいぶ時間があるので、潜確機種の情報確認やデータ整理を行なうことにした。


それにしても最近のパチンコは調べることが多くなってややこしい。以前は基本スペックさえ分かればなんとかなったものだが、最近は潜確機能を持った機種が多く、打っている最中にその判別ができないと厄介なことになる。

私は潜確専門の立ち回りはしないが、少なくとも自分が打った台での確変取りこぼしだけは回避したいと思っている。よって日頃からその手の情報収集や勉強が必要不可欠になった。

ただ数年前から入場抽選を行なわない店にはなるべく行かないようにしているので、今日のような場合は寒い所に並ぶ必要もなく、時間まで暖かい車中で有意義に過ごせるのは有難い。


8時に入場抽選開始。今日は特別メジャーなイベント日ではないが、多くの会社が年末年始の休みに入ったせいか、平日にも関わらず多くの人が店に集まっている。

抽選の結果は約80人中68番。普段ならガッカリするような番号だが、今日は全体的に釘を少し開けると思われるので、早い番号を引かなくても台選びにほとんど支障はないはずだ。


抽選終了後すぐに入場が始まったが、抜きん出て凄い台があるわけではないので、いつもより人数が多いにも関わらず全体的に人が散らばり、じっくり台を吟味することができた。

といっても大きくへソを開けた台などは皆無で、私が決めた勝負ラインの回転数をクリアする台を見つけるのは容易ではない。

ただこの店は以前からたびたび来ており、海系など長く設置している機種についてはある程度台ごとのクオリティを把握できているのが救いである。


一応店内を見て回ったが、やはりこれといった台はなく、予定通り海系を打つことにした。

まずはその中でも一番期待値が高い地中海のシマで台を選ぼうと思ったが、デキが良いと認識している台は先客の台取り札が置いてあったので諦め、隣の大海SPのシマへ移動。

幸いここは気になっている台はすべて空き台だったが、どれを選んでも良くて勝負ラインギリギリに見える。しかしまずは打ってみなければ分からないので、その中の1台に台取り札を置いた。


それにしても最近の立ち回りは難しい。この仕事を始めた頃はジグマで喰えた店がテリトリー内に少なくとも5軒以上はあったし、狙い台を取りさえすればほぼ鉄板で仕事量を確保できたものだ。

それに比べ、現在は毎日続けて打てるなんていう店は1軒もなく、状況が良い日であっても換金率が高くなったことも相まって、釘読みだけで優秀台を確保するのは困難。

今日などはその典型的な例で、とにかく当たるとか当たらないとかよりも、最近の朝イチはいつも一発で打ち切れる台が取れることを切に願っているのである。


この台は以前打った時、今日よりも少しへソが広く、終日打って1000円あたり28回転の優秀台だった。

しかし今日はその時と比べると換金率が上がっており、スルーやアタッ力ーを見ると明らかにマイナス調整になっている。

店側からすれば商売なのだから当然のことだとはいえ、8時半に不安を抱えながら打ち出しを開始した。最初の1000円で25回転。

たぶん確実であろう確変・時短中の玉減りを考慮したとしても、高換金になったのでこの回転率をキープできればしめたものだ。

まだ分からないが、玉の挙動を見る限りではこの台のデキの良さは変わっていないと感じられた。とりあえず回転率が下がらないよう願って打ち続けることにした。


そしてそれから5分も経たない41回転目、2000円目の玉を流そうと、玉貸出しボタンに手をかけた直後に真ん中縦ラインの2でリーチになった。

この時点では当たりハズレのことなどは一切頭になく、保留玉も満タンだったので、携帯のメールを見ようと思って一旦画面から目を離していた。

ところが次の瞬間、ちょっと聞き慣れない音に気付き、画面に視線を戻すとサムが泳いでいるではないか。


今月は先月のMAXタイプでのボロ負けを取り戻すかの如く、中盤までは絶好調モードだったのだが、ここ1週間ほどは連日初期投資がかさんでなかなか期待値以上に勝てず苦戦続きだった。

なので打ち出して間もないこの演出にはビックリした。始まったばかりで勝ち負けはまだ分からないが、仕事とはいえ朝イチでの確変大当たりは嬉しいものである。

さらに驚いたことにこの確変は引き戻しを含め、なんと海系では自己最多タイ記録の18連チャンまで伸びた。


そして次の初当たりも単発ではあったが、時短後間もなく118回転目で引き、4万発、5万発も予感させるような勢いだった。

ところがその後601回転で確変ワンセットを引いた後に当たりが止まってハマってしまい、18時30分過ぎに遂に最後の当たりから1000回転に達してしまった。

一時はホームランも余裕で行けそうな勢いだったが、まったくパチンコは終わるまで何が起きるか分からない。


しかし数分後の1026回転目で大きな泡の中にネッシーがいるのを発見。

これが3連チャンしてやっとひと息つき、その後195回転でまた3連チャンしたが、22時30分に417回転で今年最後の打ち込みを終えた。


今日は途中から失速したが、朝イチで選んだ台を最後まで打つことができ、しかもなんとか勝てたので有終の美を飾ることができてよかった。

今年は過去最低の収支であり、来年のことを考えると気が重いが、とりあえず明日からしばし休暇を取ってリフレッシュしようと思いながら帰路についた。



投資…2000円
回収…16495個
大当たり…27回



受動喫煙は問題だ

先日ホールで由々しきことがあった。朝からずっと打っていたのだが、風上側の男性がひっきりなしに煙草を吸っていたのだ。当然の如く私の方にも煙が流れてきて煙たかったが、隣の席でもないので我慢していた。

そしてとうとう、その男性の隣で打っていた常連の女性が耐え切れなくなったらしく、遂に文句を言った。ところが注意された男性は逆ギレし、店員が来て仲裁することに。

このようなことは台に灰皿がある限りなくならないだろう。愛煙家にはツラいだろうが、パチンコ店の社会的地位の向上のためにも喫煙所を設けて分煙すべきだと思っている。

実のところ、現在非喫煙者の私も以前はヘビースモーカーであった。しかし喫煙の際は常に周りに気を遣い、風下に人がいる場合は煙を真上に吐いたり吸う本数を減らしたりしていた(隣が明らかに非喫煙者の場合は席を外して吸ったりしていた)。灰皿が置いてあるとはいえ、人として最低限のマナーは守りたいものである。


余談だが、私は2003年12月30日にその年の稼働を終え、その翌日から健康上の理由で一切タバコを口にしていない。しかしやめる苦労は半端ではなかった。なので、もし健常者の方ならば、多大なストレスで代償が大きい場合は無理にやめなくても良いと思っている。

現在体がタバコを欲しがることはなくなったが、たまに朝の一服をしている人を見ると、つい「美味そうだなぁ」と思ってしまうことがある(笑)。禁煙のおかげで確かに健康を取り戻したが、吸っていた頃の記憶が消えないのが唯一の悩みだ。