青天の霹靂
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青天の霹靂
※パチンコ必勝本DREAMS2009年8月号に掲載されたものを加筆・修正しています
5月下旬某日(曇)
5月中旬、先月に引き続き、また遠方から別の友人が来仙したので、観光案内を買って出た。よって再度西日本への旅立ちを先送りしてしまったが、やっと明日、いや今日仕事が終わったら、そのまま四国までの1200キロを突っ走る予定だ。
もちろん車には今回の主目的である昆虫採集道具などの荷物をしっかり積んである。とにかく今日は何が何でも絶対に旅立ちを決行するのだ。
今月は中旬以降稼働時間が少なく、収支的にも苦労を強いられ、1週間前までは月のノルマどころか、6桁に届くかすら危うくなるほどの大苦戦だった。
ところがその後久々に爆裂モードに入り、昨日の時点で奇跡的になんとか月のノルマをクリア。今月も残り数日であり、ここで仕事をヤメれば勝ちは確定である。
だから本当はすぐにでも旅立ちたかったのだが、明日出発すればETC割引で四国までの高速代がたったの4000円で済む。そこでもう1日仕事をしようと考えたのだ。仮に今日ボロ負けしても、数ヶ月前から貯め込んでいた旅行費用の30万円を一気に失うことはない。
7時15分過ぎ、宮城県中部の大型店Aの駐車場へ到着し、抽選の列に並ぶ。以前はこの店によく通っていたのだが、人気店ゆえに朝の入場抽選のハードルがかなり高くなり、ここ1年ほどは朝イチから訪れることは滅多になかった。
しかし半月ほど前に店回りで来た際、この店にしては珍しく海系のシマが全台一律でヘソを大きく開けていたため、気になっていた。そしてこの日は朝イチのメールに牙狼と海系のシマがオススメと書いてあったため、間違いを期待してやって来たというわけだ。
それにしてもA店のイベント日は凄い。この日も平日であるにも関わらず、優に100人を超える人が集まっていた。ただ幸いにも今日のイベントはシマ単位で全体的に釘を開ける調整だろうから、順番が後ろの方でも台が取れないなんてことはないはずだ。
しかも今日は学生時代の後輩で現在休職中のI君が手伝ってくれるので心強い。ちなみに彼は10年以上前にパチプロだった時期があり、次の仕事が始まる秋まで時々私の仕事を手伝ってくれることになっている。抽選の結果I君は22番、私は68番だった。
8時15分過ぎに入場。先に入ったI君には予め海系の何台かデキの良い台を教えてあるので問題ない。彼が入った数分後、私も真っ先に海系のシマへ向かったが、告知通り釘は全体的に開いていた。しかし半月ほど前の同じイベントほどではない。一応I君は候補の大海SPの1台を押さえている。
他にまだ海の候補台が残っていたが、後からでも取れると思い、牙狼のシマへ向かった。ここはまだ海系以上に空き台がたくさん残っており、はっきり言ってガラガラの状態。ただよく見るとヘソ幅は普段よりもだいぶ広く、海に比べれば明らかにこちらの方がインパクトが強かった。
ただこの店の牙狼は今まで一度も打ったことがなく、今日のヘソ幅でどれくらい回るかは予想しづらかったが、良さ気に見えた1台に台確保券を置いた。
8時30分、I君には予定通り大海SPの1台を打ってもらい、私はこの店で初の牙狼を打ち出した。最初の1000円で21回転。一応今日のデッドラインの数字だが、この回転数では心許ない。少なくとももう2~3回転は上を行って欲しいものだ。
だが3000円を使い切った時点でも62回転だったので、ここで台移動を決意。とにかくシマ全体が同じような調整なので、こういう場合は1台に固執せず、なるべく多くの台に手を出した方が良いのだ。
手っ取り早く右隣の台へ移動。しかしこの台もイマイチでまた移動。その後も都合4台打ったが代わり映えせず、5台目の台をキープした時、もしこの台も使えないならば海へ移ろうと思った。この店にすれば破格の調整なのだろうが、妥協する訳にはいかない。
それにしてもA店の調整には感心させられる。これまでのところ見た目も同じだが、どの台を打っても1000円あたり20回転前後なのだ。きっと普段からしっかりとスタート調整を行なっているに違いない。
最後の1台と決めた牙狼だが、あまり期待せず打ち出したところ、1000円で30回転。上ムラだろうとは思ったが、これまでの台よりは明らかにデキは良さそうだ。さすがに5000円を打ち込んだ時点で124回転まで失速してしまったが、デッドラインを余裕でクリアする台に巡り合えてホッとした。
ちなみにI君が打っている大海SPも1000円あたり24回転以上をキープしているらしく、これで2人とも終日打ち切れるだろう。計算上は2人で合計7万以上の仕事量が見込めるので有難いと思って打たなければいけない。
まあ一日単位では滅多に仕事量通りの収支にはならないが、例えば今日の場合、打っている機種が牙狼と大海SPなので2人で20万以上の勝ちも望めるが、逆にそれに近い負けの可能性もなきにしもあらず。結果がどう出るかは神のみぞ知るである。
10時36分、この台での投資1万4000円、328回転目でリーチ後に本日初のエンブレムが完成。そして直後に画面を見るとなんとオーラが虹色に輝いていた。
実は1月下旬にこの機種を初めて終日打って差玉6万発オーバーの大勝利を収めた時も、初当たりはこのパターンだった。今まで牙狼はあまり打ってはいないが、終日粘って負けたことはまだ一度もなく、ピンチの時にいつも爆勝ちをさせてくれた救世主である。
しかもこの機種においては当たり前と思える1000回以上のハマリは不思議とまだ一度もなく、データ表示器でよく見る2000回オーバーのハマリは今のところ他人事である。そんなわけで、ひょっとしてまた6万発オーバーか…などとあらぬ期待まで抱いてしまった。もちろん、この時点で今日の結果がどんなものになるかなど知りようもない。
この大当たりで魔戒チャンスへ突入し、気持ちもすっかり爆勝モードになっていた。ちなみに6万発オーバーの時はいきなり14連チャン。
ところがここから良いイメージとはリンクせず、たったの2連チャンで終わってしまった。他の機種ならいざ知らず、今年これまで時給1万円を超える収支を叩きだしている、私にとっては特別な機種なので大いに不満である。
だがこの生意気な思い込みが大当たりの女神の逆鱗に触れたのか、その後当たりは来ず、11時4分、332回転で持ち玉が消滅してしまった。ただ優秀台だということが分かったので、いくら現金投資をしようが何の心配もなく打ち切ることができる。それに、例え私がハマってもI君の方が当たってくれれば持ち玉共有の店なのでずっと負担は軽減される。
そんなことを思いながら打っていると、案の定I君から玉を取りに来てくださいと嬉しいメールが入った。これまで彼は7000円しか使っていなかったが、なかなか持ち玉が2箱以上にならず、まだ私に玉を供給できていなかった。しかしやっと連チャンしてくれたのだ。行ってみると3連チャン目も確変だったので、2回分の出玉をもらって席へ戻った。
15時31分、この機種においては定番の1000回転ハマリが遂に私にも訪れた。よく考えてみれば今まで1000回ハマリが一度もなかったのが不思議なのである。当然I君のところから持ってきた出玉もなくなっていたが、依然として回転率は落ちず、1000円あたり24回転以上を安定してキープ。
ただ一つ気になるのは、先ほどまで好調だったI君も持ち玉を切らしてしまい、2人とも午後になっても現金投資が続いていることである。
19時5分、1月の大海SP以来となる2000回オーバーの洗礼を受けてしまった。せめてI君だけでも当たってくれればよいのだが、彼の方も13時過ぎの4連チャンからまったく当たりを引けず、15時過ぎに持ち玉を切らし、間もなく5倍ハマリに突入するらしい。
ここまで総投資額は私が8万1500円、I君は6万円だが、このまま2人でハマリ続けると20万近い負けの可能性がないとは言えない。よく考えてみれば、牙狼においてはこれまで期待値の3倍以上の収益を上げているので、この辺でその反動が来たと思えば不思議ではない。
それにしても今日は当たらない。最後の当たりからもう8時間以上も回し続けているのだ。ただこの機種は連チャン速度が極めて早く、止め打ちを省略すれば1時間で確実に15連チャン消化できる。打ち込み終了まであと3時間あるが、まだ負けが決まったわけではないので、それまでは我慢して最後まで打ち切ることだけを考えた。
そして20時36分、2402回転、再投資7万4000円目、遂にハマリが終焉となった。なんと今日の初当たりの時と同じくプレミア演出の虹色のエンブレムが出現したのだ。いくら仕事とは言え、これだけハマった後の当たりは正直嬉しいものである。
しかし魔戒チャンス突入はなく、出玉も169回転でなくなってしまった。I君も2263回転で確変を引いたが焼け石に水。出玉もノマれ、時間を見ると21時53分、万事休す。
それにしても今日は年に1~2回のボロ負けだった。仕事量的には十分だが、手伝ってもらったI君も8万6000円も負けたので、バイト代も合わせると都合20万近くの金が1日にして吹き飛んでしまった。
まあ1年を通してみればこの逆もあるわけだから仕方がないが、今日は正に青天の霹靂だった。本来ならこの後しばらくは仕事に没頭しなければいけないのだが、冒頭で述べたように1時間後には高速道路に乗って一路四国へと旅立っていた。
投資…現金98000円と約4400個
回収…0個
初当たり…2/3051
大当たり…3回
クレジットカードを作るなら今の内
この春、自動車保険が満期になり、初めてパソコンを使って申し込んだのだが、なんと5000円ものインターネット割引があることが分かった。しかもクレジットカード決済だと手数料が無料なのはもちろんのこと、現金に換算すると500円分以上のポイント還元があった(ポイントを貯めておいて好きな景品や商品券と交換できる)。
とにかく情報社会の現代において、この2つを使いこなせないと不便どころか損をすることが多々あるのだ。特にクレジットカードは貸金業の法律が変わったので、この秋から審査が厳しくなるらしい。なので持とうと考えている人は一刻も早く申し込んだ方がいいだろう。
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