初めて長時間キン肉マンを打ったが…
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※パチンコ必勝本DREAMS2009年6月号に掲載されたものを加筆・修正しています


3月中旬某日
5時半過ぎ、いつもより1時間近くも早くアラームが鳴った。久し振りに愛犬の散歩に出かけるためだ。家内が足を捻挫し、子供たちもたまたま全員家にいないため、そのお役目が私に回ってきたのである。

とはいえ私は犬が大好きなので、散歩を避けていたわけではない。私以上に家族の方が犬好きで、何も言わずとも毎日誰かが必ず散歩に連れて行くため、私の出る幕などなかったのだ。そのため最近はほとんどご無沙汰になっている。

この所ただでさえ寝不足気味なのに(相変わらず西日本へ旅行するための旅費を調達するのに頑張っている)、いつもより1時間も早く起きるのは正直言ってツラかったが、気合いを入れて飛び起きた。


これが2ヵ月前までなら起きられなかったかもしれないが、今は違う。とにかく一刻も早く旅に出たいので、その強い気持ちが、ここ数年では珍しいほどのモチベーションを喚起しているのだ。

ちなみに今回の旅の主な目的は仕事ではなく、ヒバリ類(コオロギの仲間)という小さい虫の採集で、そのタイムリミットは5月中旬までである。そこに間に合わせるため、多少無理をしてでも稼働している。

それにしても晴れた日の早朝の散歩は静かで実に気持ちが良い。小鳥のさえずりを聞きながら散歩していたら、すぐに眠気が吹き飛んで元気になった。できることならこれからの季節、晴れた日は毎日でも清々しい気持ちを味わいたいものである。


7時半過ぎ、散歩から戻ってペットの虫たちに餌をやり、朝食を済ませ、今日の仕事先である宮城県中部のC店へと車を走らせた。

久々に余裕をもって家を出たのだが、出発して10分近く経ってから忘れ物に気が付く。最近の必須アイテムであるメモと計算専用の古い方の携帯を忘れてきてしまったのだ。戻ろうかと思ったが、入場抽選に間に合うかどうか微妙なので、そのまま店へ向かうことにした。


8時ちょっと過ぎにC店到着。思いのほか道路が空いており、自宅へ戻っても8時半の抽選には間に合っていただろう。しかし今日の狙いは潜確のない海系なので、古い携帯が必要になることはないと思われる。

余談だが、私は朝イチに終日打って、日当3万円の台と、一撃1万5000円の潜確台の両方を見つけた場合、迷わず前者を選んでいる(潜確台しかない時はそれを打つが)。とにかく今の私は時給を落としてでも、金が欲しいのである。

とは言いつつも、入場抽選まで時間があったので、店にあった潜確機種の朝イチ判別法が掲載されている雑誌を見ておさらいをしてみた(笑)。


8時半抽選開始。しかし集まった人はスロッターを含めて20人弱で、台数の多い海系狙いの私としては、台の確保が楽勝というか、あまり意味のない抽選だった。

8時50分、私は13番目に店内へ入った。海は後からでもなんとかなるので、保険をかけるために、北斗や慶次などの潜確機種から見て回った。


それにしても最近のパチンコ台は異常だ。とにかく潜確機種が多すぎる。この店を例にとっても、その占める割合は半分を超えているのだ。まあ私のような輩は仕方なく覚えざるを得ないので、時間内の確変取りこぼしはまずないが、店にとって一番のお得意さんである一般のお客さんが割を喰っているのは明らか。

しかもわざわざ開店前に手間暇かけてラムクリアする店が多いのだから、初めからそんな台を作らなければいいのだ。まあこれはメーカー側に問題があるのだろうが…。

案の定、潜確台はなし。C店も多くの店と同様、基本的にラムクリアする決まりになっているらしい。なので潜確台があれば、それは明らかに店側の見落としか、消し忘れに違いない。


それからようやく沖海、大海SPと見ていったが、メールの予告通り今日のイベント機種である海系(特に沖海)の台は、全体的にいつもよりヘソ幅が少し広く、少ないながらもなんとか打てる台がありそうだった。特に沖海においては設置期間が長いこともあり、デキの良い台をいくつか知っているので、その内の1台に台取り券を置いた。

釘をよく見ると、前回打った時より気持ちへソ釘が下がっているような気がしたが、元々他の台より1000円あたりで2~3回転上をいく台なので、今日のデッドライン1000円23回転は余裕でクリアするはずだ。


9時打ち出し開始。最初の1000円は21回転。これは単なる下ムラかと思い、気にせず現金投資を続けたが、投資を重ねても少ししか回転率は上がらず、4000円を打ち切っての回転数は88回転。当然この回転率のままだと打ち切れるわけはないが、この台の素性を知っているだけに普通なら続行だ。しかしやはりヘソの下げ調整が気になり、他の候補の台へ移った。


2台目の台も最初の台ほどではないが、以前打った時は1000円あたり24回転くらいの優秀台だった。だがこの台も良く見ると、ほんの少しヘソが下がっているように見える。長い間設置しているので、回転率を下げられたのかもしれない。一応打ってはみたが、以前より回らず、3000円打って65回転。ヤメて3台目へ移動した。


この台も回転率は良いはずだが、やはりこれもへソが下がり気味である。もしこれが使えないとなると、この店は撤退した方が良さそうだ。

最初の1000円で29回転。明らかに上ムラなのだろうが、なかなか良い感触である。さすがに投資を重ねることに回転率は下がったが、それでも5000円を打ち切っての回転数は127回転と予想外の数字。

そして投資6000円、148回転目でこの機種においては約1ヵ月ぶりの魚群が出現。4と5のマリンちゃんリーチになり、4で大当たりと思いきや、「ソーレ」というかけ声とともに図柄が5に移動し、見事確変大当たりをゲットした。この確変は6連チャンし、実に楽な展開となった。


ところが持ち玉になった途端、急激に回転率が失速…。1回分の出玉で132回転しか回らなかったのだ。やはりこの台もヘソの下げ調整の影響が出ているのだろう。いずれにせよ、C店の沖海はクオリティが下がったことは確かなようだ。もう1回分だけ打ち込み、145回転に1回転でも足らなかったらダラダラした勝負になりそうなので、潔くヤメることにした。

そして11時32分、出玉を打ち込み終えて表示器を見ると「369」。これでこの台を捨てる決心がついた。勝ち逃げではあるが、不本意ながら今月2回目のドロップアウトになってしまった。しかし昨日まで5日連続で終日稼働をこなしており、いろいろ雑用もたまっていたので、それらを片付けるにはちょうど良かったのかもしれない。


玉を流す前にとりあえず店内を見回っていると、キン肉マンの札台が1台空いているのを発見。データを見ると1回当たっていたが、その後ハマっており、台上のデータは500を示している。

確かこの台を取ったのは同業ではなく常連の年配の男性だったが、ひょっとして両隣がドル箱をたくさん積んでいるので、自分は当たる気がしなくなって捨てたのかもしれない。一応車のキーを置いて台をチェックすると、なるほど他の台よりは少しへソ幅が広い。

間違っても1000円あたり25回転以上回ることはないだろうが、基ゲージが良い台なので、1000円20回転を切ることもないと思われた。それにスルーは換金率の割に良さ気な調整なので、きっちり止め打ちすれば電サポ中の大幅な玉増えが望めるかもしれない。


すぐに沖海から玉を移動し、回転率を正確に把握するため、勝手知ったC店のドル箱へ自分なりに玉を積み足し(この店においては約1850個)、玉すくいカップに約125個の玉を入れ打ち始めた。

先ほどの沖海よりひと回りヘソは狭いものの、釘がノーマルなら最近の京楽の機種はよく回る。この台のデキが良いのか、たまたま回ったのかは分からないが、1箱で176回転。もしこの回転率を維持し、玉増えもあるのならばめっけものだ。

だが1つ困った問題があった。それは今日はメモと計算用に使用している携帯を持っていないことだ。確変判別ツールに繋ぎっばなしの携帯の通信を途中で切るわけにもいかない(一度通信を遮断すると、私の携帯は再度立ち上げるまで1分ほどかかってしまう)。現に1箱を打ち終えるまで小当たりが3回もあった。少し目立ってしまうが、車から筆記用具と電卓を持ってこようと思い、最後の保留玉を見守っていた。

ところがこれがいかにも当たりそうな演出に発展し、大当たりになってしまったのだ。携帯で判別すると、嬉しいことにこれが確変。これで席は立てなくなり、携帯をメモ画面へ戻してデータを記帳する。そしてまたネットに接続した。ところがここでトラブル発生。頭上の表示器が故障してしまったのだ。

まあクギ折れやバネが壊れたわけではないので途中でヤメさせられる心配はないが、正確なデータを採ろうと思ったら疲れることだけは間違いない。同じ京楽でも冬ソナなら簡単なので楽だが、この機種は確変判別のランプの種類が膨大にある。その上、回転数をいちいち数えると思うと面倒になり、この後のデータ記帳を放棄することに決めた。


その後は、回転率が関係ないほど当たりまくり、いつもより1時間ほど早めの21時30分に仕事を切り上げたが、終わってみればドル箱が19箱の爆勝である。

この機種を半日以上打ったのは初めてだが、次回打つ時は絶対に携帯を2台用意せねばならない(笑)。



投資…13000円(CRスーパー海物語IN沖縄)
回収…35581個(2機種合計)
初当たり…1/681(CRスーパー海物語IN沖縄)
大当たり…6回
※キン肉マンはデータ採り放棄のため、初当たり確率・大当たり確率ともに不明



複雑な潜確機種のランプ判別は携帯が便利だ

キン肉マンを打っていた時のこと、隣で打っていて気の毒な人がいた。それは当たるたびにランプの図柄が書いてある表を取り出して、一生懸命見ていたのだ。せいぜい10種類ぐらいなら間違いなく判別できると思うが、この機種のように膨大にあると一筋縄にはいかない。

仮に私がこの方法でトライしたとしても間違いを犯してしまうだろう。このような場合、私は個々のランプに自分なりの数字を決めて、携帯の画面に打ち込み、判別するようにしている。そして慣れればこの方法はさほど時間も取らないし、間違うこともほぼないはずである。判別に苦労している人はぜひ試してみることをおすすめする。