最後で大ピンチ
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※パチンコ必勝本DREAMS2009年3月号に掲載されたものを加筆・修正しています


今日を含めて泣いても笑っても今年もあと2日。もう年間最低収支は確定してしまったが、仕事納めの日くらいは良い台を打って1年を締めくくりたいと思い、昨夜の店回りにおいて一番期待が持てそうだった宮城県中部のE店へ朝イチからやってきた。

E店はこのところ連日イベントをDMやEメールで案内してきており、実際行ってみるといつものガセとは違って思いのほか良い状況だった。特に「エヴァ使徒、再び」は、この店では過去に見たことがないほど破格のヘソ幅であるにも関わらず稼働があまりなく、しかも今日がメインイベントの日である。当然、エヴァの釘は据え置きになるだろうと確信している。


8時前、抽選のために店員が出て来きたのだが、そこに集まったのは予想とは程遠く20人くらいであった。昔は休日やイベントの日などは100人以上の並びも珍しくなかったが、最近は近くに大型人気店の進出もあり、だいぶ客足が鈍ってきたのだろう。それに危機感を持ったのか、最近大々的にイベントを宣伝し、昨日のような美味しい状況が出現したのでは…と思っている。

すぐに抽選が始まり私は12番であった。8時20分過ぎに入場が始まり、予定通り狙いのエヴァ使徒、再びのシマへ入ると…予想外の展開にあんぐりしてしまった。ぱっくり開いているはずのヘソが全台ひと回り閉まっているではないか。期待感がかなり高まっていただけにショックは大きい。

それでもいつものエヴァのヘソ幅よりは少し広かったので、一応昨日決めておいた第1候補の台を打ってみることに。しかし明らかに昨日とは違う。最初の500円でたったの7回転、一応1000円分打ち込んでみたが、19回転しか回ってくれなかった。やはりヘソをシメられたのが致命的だったようだ。


早々とエヴァのシマを後にし、次にこの店の看板機種である沖海、大海SPと見て回ったが、エヴァ同様しょぼい調整で試すのも疲れるだけだと考えてスルー。昨日より信頼度の高いイベントにも関わらず見事にスカされたわけか…。

まあこの仕事をやっているとこんなことは日常茶飯事で珍しいことでもないので別にショックではない。もうこの時点で今年の仕事は終わりと決め、せっかく田舎町まで来たので近くの○○沼でバードウォッチングでも楽しんでから帰ろうと考えた。しかし念のため他の機種も全部見てから退店しようと何シマかチェックを入れてみることに。


すると冬ソナ2で異変に気付いた。シマの半分が昨日のエヴァに匹敵するくらい大きくヘソが開いていたのだ。その幅はかつてないほど広く、寄りがかなりマイナス調整だということを差し引いても十分試す価値はありそうだ。風車上の乱れに一抹の不安はあったが期待を込めて打ち出す。

だが気持ちとは裏腹に全然回らない。1000円でたったの18回転。これの程度の打ち込みでは正確な回転率は分かるはずもないが、玉の軌道をよく見るとやはり風車下から左へ抜ける玉が多い。他に同じような台が何台もあるので、ここは迷わず別の台へ移動した。


次の台は最初の台と比べ若干スルーがキツい感じがしたが、その分寄りはマシなように見える。実際打ち出すと、玉が思いのほかワープをよく通り、それらの多くがステージからことごとくヘソへ入る。すぐに保留玉が満タンになり、1回転目でリーチがかかった。画面を見ると「キャプテンQ」という今まで見たこともない文字が出現している。

この演出は金枠で3回スベってスーパーに発展したが、その時は私はまだ前の台のデータを打ち込むために携帯を操作中であり、画面からしばし目を離していた。なのでメガポラリスが可動しなかったことだけは分かったが、詳細はよく分からなかった。


そして1分以上続いた長い演出は、結局ハズレとなった。考えてみれば、たった1回転で当たるわけはないのだ。

ところが次の瞬間、考えがたいことが起こった。「ユジン」という声が聞こえ、確変で当たってしまったのだ。アマチュア時代に旧フルスペックの大工の源さんで、2回もお座り一発1回転で確変というのがあったが、プロになってからは分母300クラスの台で1回転大当たりは初めてである。

さらに異変続きで言うと、この確変は6連チャン…と言えば聞こえが良いが、出玉があったのはたったの2回、しかもあろうことか2R確変を4回連続で引いてしまった。まったくこんなことは初めてだ。

それにしても今日は初っぱなからハプニング続き。2度あることは3度あるということわざがあるが、この時まさか3度目があろうとは…、しかもそれが結果的に自分をとんでもない苦境に陥れることになろうとは夢にも思わなかった。


10時44分、大当たり2回分の出玉は399回転でなくなってしまった。もっと回りそうに見えたが、なんとか自分が決めた勝負ラインを上回っている程度のギリギリの台だということが分かった。

しかし嬉しい誤算が一つ、見た目とは裏腹にスルーの抜けが良く、電サポ中に玉が減るどころかわずかながら増えたのだ。よって台移動する必要もなく、打ち続けることにした。


12時42分、再投資2万4000円の947回転目で7のノーマルリーチハズレ後に本日初めてユジンがゼブラマフラーを巻いて登場。このパターンはたしか初代冬ソナでは鉄板パターンだと記憶していたが、果たして…?

その後、流星群も流れて5・6・7のトリプルラインの降雪リーチへと発展。もし鉄板ではなかったとしても十分すぎるほどアツい演出だがハズレ…。しかし直後にチュンサンが現れ、久し振りに大当たりを引いた。だが、またワンセット。


14時43分、玉がなくなる寸前の377回転でP-サイレンが鳴り、4で大当たり。確変への格上げはなかったが、時短に突入して64回転目、冬ソナのチャンス目から大当たりをゲット。今後は4連チャンまで伸びてくれたので、ようやくホッとした。

そして時短終了後、ここ最近では珍しく休憩をとることにした。実はこの近くに気になるラーメン屋があり、以前から一度食べてみたいと思っていたのだ。

考えてみると、パチプロになってから仕事納めの日に食事休憩をとるのは初めてだ。最近は以前のように時給5000円を超えるお宝台もなくなり、根を詰めてまでガツガツ打つ必要もなくなったので、店に美味しい食堂が併設してあったり、今日のように近くで気になる食べ物屋があれば迷わず休憩をとっている。

美味しいラーメンを食べて30分ほどで席に戻ったが、実はこのラーメンが後々非常に高価なものになってしまった…。


その後はこれといった大ハマリもなく、持ち玉を切らすことのない展開だったが、20時半を最後に当たりが止まってしまった。

そして22時10分、ちょうどまた1箱を使い切り、キリも良く勝ちも確定しているのでヤメることに。しかし、残りの保留玉の消化を待っていると、久し振りに「キュインキュインキュイン」という嬉しい音が鳴ったのだ。またしてもP-サイレンだったが、画面はナとタのダブルラインの降雪リーチでどちらで当たっても確変である。閉店まであと1時間10分くらいあり、仮にここで5連チャンくらいしても余裕で終われると踏んでいた。

結局この確変はこの日最高の5連チャンを記録し、時短になったのが22時50分頃だったので、仕事納めの日でもあり、気分良く理想的な終わり方ができたと思っていた。


しかし時短も間もなく終了という96回転目、またもや「キュインキュインキュイン」という音が鳴ったのである。何とここで今日初のP-フラッシュだ。嬉しかったが、この先は確変取りこぼしの心配が出てきたので、正直ワンセットで終わってほしいと願った。

ところがパチンコとは意地悪なもので、こんな時に限ってなかなか当たらない。次の当たりは100回転以上ハマった挙げ句に2R確変である。とにかくこういう状況においての2R確変ほど腹の立つものはない。


そして次の確変大当たりを引いた時に異変が起こった。それは私にとって職業病ともいえる例のめまいだった。稼働日数を減らし、喫煙をヤメてからは滅多に出なくなったが、今でも寝不足などで目が疲れている時に長時間台と対峙しているとたまにこの症状が現れる。このめまいが起こると気を失いそうになってしまうのだが、幸いまだ倒れたことはない。

この時も手に脂汗をかきながら目をつむり、頭を下げてベルトを緩め、小刻みに体を動かしていた。しかし当然ハンドルは右手でしっかり握っていた(笑)。この間たった4分くらいだったが、実に長く感じられた。大当たり終了後すぐに外の空気を吸いに行き、少し積もっていた雪を顔や瞼へあて、気合いを入れて席に戻った。とにかく一刻も早く通常図柄を引いて終わって欲しいという一心である。


次の当たりは22回転と早かったが、またしても確変。これでいよいよ取りこぼしが現実味を帯びてきた。時計を見ると23時22分。これからすぐに通常図柄を引いたとしても、時短取りこぼしが確定。

その後、6回転でチャンス図柄が当たったが、セグを見るとまたもや確変。この大当たり終了後の時刻は23時27分、タイムリミットまで3分…。

23時28分、これがラストチャンスとなるであろうリーチがかかった。もうこうなったら2R確変以外なら何でもいいと思った。ところがノーマルリーチがハズれた直後に画面が割れて万事休す…2R確変で終了となった。

仕事納めの日に打つには少し物足りない仕事量だったが、お座り一発で確変、めまい、確変取りこぼしとまさに波乱万丈と言える忘れられない日になった。


投資…25500円
回収…27324個
初当たり(時短含)…11回(2958回転)
大当たり…41回



10時半の男

12月は割と好調であり、なんとか有終の美を飾ることができたが、一つありがたくない記録を作ってしまった。それは確変をひと月に3回も取りこぼしてしまったことである。

とにかく12月は日中はハマり、ヤメる直前の10時頃から怒濤のように確変を引き、閉店時間の11時半近くでやっと時短が終わるという際どい勝負が何回もあり、その内3回を取りこぼしてしまったのだ。

そのせいか、ある店では「10時半の男」と言われているらしい(笑)。まあこれはたまたま一時的な確率の偏りだと思うので、あまり気にはしていないが、今後は「5時の男」くらいに言われたいものだ。