クワガタと共に予定外の大漁
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※パチンコ必勝本DREAMS2008年8月号に掲載されたものを加筆・修正しています


先日、隣に年配の男性が来たと思ったらお座り一発で確変を引き当て、そこから数珠連を繰り返すと、見る見るうちにドル箱の山を築いていった。スゴいなあと内心微笑みながら見ていたが、もっとスゴかったのはその男性、打っている最中ずっとくわえタバコで、吸わない時間の方が短いとんでもないヘビースモーカーだったのだ。

初めのうちは風上だったので被害はなかったが、途中から風向きが変わり、私の顔へもろに煙が直撃するようになった。これはたとえ喫煙者であっても耐え難いものである。それに確変中で当分ヤメそうになかったので、くわえタバコだけはヤメるように御願いして快く承諾してもらった。

私も5年前まで相当なヘビースモーカーだったが、それでも近くに人がいた時の喫煙には常に気を遣っていた。煙を吐く時は風上か真上に流れていくように気を付けていたのはもちろんのこと、明らかにタバコを吸わない人が両隣にいた時などは吸う本数を減らしたり、席を外して吸ったりしていた。

昔から「タバコの煙が嫌ならパチンコ店には来るな!」などと強弁する客がいるが、それはとんだ思い上がりではないだろうか。ましてホール側は「快適な空間」などの宣伝文句を使ったりもするのだから、煙があって当然などというのは一方的な押し付けに違いない。ホール側ももっと煙対策を徹底して欲しいものだ。



6月中旬某日(晴)
5月は終盤頑張って仕事量的には何とか自分のノルマを達成したが、ツキに見放されて収支は大幅に目標を下回ってしまった。「長いスパンであれば仕事量は嘘をつかない」というのが持論だが、やはり私も普通の人間であり、実際はひと月でも結果がついて来ないとブルーな気持ちになってしまう。

そこで今月は心機一転、先月とは違う地域に拠点を移そうと考えた。最近には珍しく2日連続で打たずに遠方の店回りをしてみたのだが、その甲斐もなくさして変わり映えしなかった。でもせっかく店回りをしたので、その中でも使えそうな数軒からB店とC店を選び(両店は全く逆方向の地域)、理由は後で述べるが、今日の最高気温が高かったらC店、逆に肌寒いようならB店に行くことに決めている。

天気予報を見ると、C店のある地域の今日の最高気温はこの時期としては高めの26度だったので、内心少しワクワクしながら7時に自宅を出発した。


7時40分頃、高速を使って自宅から約30キロのC店に着いた。この店は8時に入場抽選を行なっているせいか、さすがにまだ誰も並んでいない。

それにしてもETCカードでの朝の通勤割引は実にありがたい。通勤時間が大幅に短縮され燃費が良くなる上に、400円という安価でここまで来られたのだ。早い・安い・省エネと良いことずくめなので、高速道路を使う人は是非とも利用をお勧めしたい。


さて、このC店へ朝イチで来たのは実に6年振りだが、イベント日にも関わらず抽選に並んだ人数は約30人だった。一昨日から3日続けてのイベント日ではあるが、昨日見た限りでは普段通っている店と同様の釘レベルなので、この程度の人数しか集まらないのであろう。私の入場番号は26番と列の終わりの方だったが、パチスロ狙いと思しき若者が多く、ある程度クギを見て台を選ぶ余裕はありそうだ。

8時20分入場開始。予想通り半数近くはパチスロへ向かったので、まだ入って間もない仕事人の桜バージョンの札台以外はゲットできそうだ。ただ、一通り店内を見回ったがやはりコレといった台はなく、一週間ほど前に他店で打って感触が良かった羽根デジの花満開にダメ元で台取り券を置いた。前回打った時は今日よりひと回りヘソが広く1000円あたり29回まわったが、この台は25回もあれば御の字だろう。


ところで、この程度の台のクオリティーなら自宅近くにも何軒かあるが、なぜわざわざ高速を使ってまでやって来たのか? それはC店のすぐ近くにクワガタの多産地があるからなのだ。

実は最近、知人の子供からミヤマクワガタが欲しいと頼まれ、必ず採って来ると約束をしてしまった。この日は採集には理想的な気温なのでどうにかその約束を果たそうと考えていた。そう思うと久しぶりに虫屋の血が騒ぎ、できることならパチンコよりもそちらへ行きたくて仕方がなくなってしまう。


8時30分打ち出し開始。今日は1000円あたり25回転と、いつもより少し高めにデッドラインを設定し、5000円を使った時点で1回転でも足りなかったら即ヤメしようと考えていた。気持ちはすっかりクワガタ採集に飛んでいるのだ。

最初の1000円で23回転。この調子だと5000円も使わなくても勝負がつくかもしれない。ところが次の1000円で合計回転数が52回転に跳ね上がってしまう。1000円あたり20回後半の回りは期待できそうにはないが、勝負ラインをクリアしている以上ヤメるわけにはいかない。

そして一つの目安となる5000円を打ち込んだ時点での回転数は131回だった。良くて日当2万5000円クラスの台だと判断したが、状況が厳しい現在においては、これをありがたいと思って打たないと凌いでいけない。よって残念ながらクワガタの森へ行くことは断念し、デジタルの回りが落ちない限り打ち続けることにした。

その直後、投資5500円の135回転目でこの機種の代表的な演出である花満リーチへと発展。


花満開と言えば10年以上前、多くのパチンカーを虜にした初代CR花満開の3・7図柄のスーパーリーチが忘れられない。静かで上品な演出とは裏腹に、あの花びらが散っていく興奮度たるや、少なくとも現在のCR機の倍以上はあった。もし今この台を登場させたなら間違いなく人気を博すと思うのだが…。


話を戻そう。この花満リーチ、冷静に見ていたが見事大当たりをゲット。と言っても5R通常で時短もたったの20回転だった。この出玉は時短込みでちょうど70回転でなくなったが(上皿にあった分の玉は除く)、1000円26回転はあるようなので迷うことなく投資を再開した。

ところが再投資5000円を超えたあたりから徐々に失速し、再投資1万円を打ち切った時点での回転数は318回転と、わずかながらデッドラインを切ってしまった。それでも計算上確実に勝てる台ではある。しかしこれ以上回転数が落ちるようならヤメることに決めた。

すると500円分の玉を流してすぐ、321回転でまた5Rの当たりを引いた。考えてみれば今日の台の確率はたったの97.7分の1の羽根デジであり、これでも大分ハマっている計算なのだ。

とりあえず時短終了後に様子を見るべく出玉を打ち込んだが、回転数は復活するどころかますます落ち込み、10時31分、すべての持ち玉約500個をなくした時点での回転数は、時短込みでたったの61回転である。たとえこれが下ムラだとしても、今までの経験から終日打ちきれない台だと判断せざるをえない。


もしこれですぐ自宅へ帰るなら骨折り損のくたびれ儲けだが、今日は違う。これから久し振りにクワガタを採集しに行けると思うと胸がワクワクしてきた。

一応、店内を観察してから退店することにしたが、以外にもここでハイパー海のシマの札台が1台だけ空いているのを発見。本当はすぐにでも店を出たかったのだが、もしこの台が打てるレベルならこの時間に放棄するわけにはいかない。

この台も昨日の札台に比べて若干ヘソが狭く見えたが、今後のことも考えて試し打ちしてみることに。データを見ると2日前が3回、昨日は38回当たっており、今日は116回転で単発が当たり、その後510回転と表示してあった。この台を打っていた人がヤメた理由は定かではないが、半分ダメであって欲しいと願いながら打ち始める。


ところでこの機種、今年2度も10万円以上の記録的な大敗を喫しており、昨年までの京楽台に取って代わる新たな鬼門となっている。4月の西日本での旅打ちで1000円32回転というお宝台に出会って以来まだ一度も打っていないが、もしこの台が打ち切れるくらい回るならリベンジを果たしたいものだ。

などと考えていたら、右縦ラインの2のノーマルリーチがハズれた直後、派手な音を伴って真ん中の図柄が走りだし大当たり。さらに再始動で確変に昇格した。そしてこれが幸運にも8連チャンしてくれた。

その後も115回転単発、253回転2連、137回転単発、257回転5連、116回転7連と爆裂状態が続き、しかも1回分の出玉で150回転を切ることもなく、時短中平均50個くらいの玉減りを除けば不満はなかった。そして17時前には持ち玉が3万個を超えて別積みになり、早々と3万円以上の勝ちが確定する。


ただその後回転率が落ちて玉減りも大分ひどくなり、1回分の出玉で2回連続で130回転を切ってしまった。多分下ムラだろうがたまには勝ち逃げもいいだろうと、18時26分、35回目の大当たり終了後の時短を消化して即ヤメすることに。

それにしても今日のハイパー海はよく当たった。10連以上の大連チャンこそなかったが、初当たりの最大ハマリがたったの278回転という楽勝となった。


最後にクワガタの話だが、その後C店近くの森へ行き、全部で16匹捕獲。その内目当てのミヤマクワガタの大きいオスだけ3匹持ち帰り、2匹を虫好きな知人の子供たちにプレゼントしたら大変喜んでくれた。

ちなみに一番大きなオスは我が家でまだ元気に生きている。後で標本になった時、ラベルに6月◯日カリブ爆勝ちの日と書き加えようかと考えている(笑)。


投資…500円
回収…41921個
初当たり(時短含む)…14回(2253回転)
大当たり…35回
※CRハイパー海物語INカリブのみの収支



岩手・宮城内陸地震

6月14日朝、岩手・宮城の内陸部を大地震が襲った。この時私は自宅の台所で必死に食器棚を押さえていたが、揺れが収まるまで気が気でなかった。幸いにも震度5弱だったので被害はなかったが、これがもし震源地近くの震度6強だったらと考えるとゾッとする。

ちなみに29年前の宮城県沖地震の時は私が住む仙台市内はもっと揺れが強く、実家の陶器店のショーウィンドウは道路側に崩れ落ち、商品の陶器類は約3分の2が壊れてしまった。

ところで今回の地震で非常に残念で悲しいことがあった。それは会社員時代、昆虫採集や山歩きなどでたびたび泊まった温泉宿がなくなり、お世話になった従業員の方も他界してしまったのだ。梅雨明けしたら久し振りに泊まりにいこうと考えていたのが…もう二度と行けなくなってしまった。合掌。