初めて14時間以上打つ事になった
  1. TOP
  2. 初めて14時間以上打つ事になった


※パチンコ必勝本DREAMS2005年12月号に掲載されたものを加筆・修正しています


10月上旬某日(晴)

最近、仙台市において24時前まで営業する店が出現した。理由は地下鉄の最終時間まで打ってもらおうということらしいが、パチンコ店もひと昔前に比べれば、客のニーズに合わせた対応を行なうようになってきている。そんな矢先、郊外の店においても試験的ではあるが、期間限定で14時間以上の営業を行なった店があった。

実は昨夜、店回りをしていてトイレを借りるためだけに入った店で、3日間限定で9時から24時30分までイベント営業する旨が告知されていたのだ。それで今朝、興味津々でA店の7時半過ぎの入場抽選へ向かった。


今回のイベントは、営業時間が長い事以外に目玉となるようなサービスがないことや、店内告知でしか知らされていなかったらしく(実は昨夜、詳細は書けないが、今日甘釘のサービス台を10台設置するという情報をゲットしていた)、抽選に集まったのは人気店のA店にしてはかなり少な目の100人位だった。これはチャンスである。少なくともいつもの日に比べ倍以上の確率でイベント台をゲットできるはずだ。と言っても本日は約10分の1のハードルの高さになるのだが…。

それにしても今朝は久しぶりの秋晴れでよい天気だ。もし間違いがなかったら(良い台が取れなかったら)、一旦帰宅してオフロードバイクに乗り替え、仙台市近郊の舟形山へキノコ採りを兼ねた散策をする事に決めていた。ちなみにこの仕事をする前は某キノコ同好会の研究部員で、この時期は休みの度に山へ行っていた。

余談だが、当初この秋に予定していた長期旅行を断念してしまったので資金繰りの心配もなくなり、今は珍しく経済的にも精神的にも余裕がある状態なのだ。もし会社員時代なら、出社した以上は定時までは嫌でも仕事をしなければならないが、現在は自由に行動できるのである。まあ、せめてこういうことがなければパチプロなんてやってられない。しかし不思議なもので、この仕事を始めてから上からうるさく言われなくなったのに、逆に会社員時代以上に真面目に働いている(笑)。


私が店に着いたのは抽選券配布時間の締め切り直前で、列の最後尾だった。いつもより早く家を出たので途中の道路も空いていたのだが、店へ着く直前に事故渋滞にハマってしまい、危うく遅れるところだったのだ。この時、本心は抽選に遅れて山へ早く行けた方が良いのかもと思っていた。もし30秒遅かったら抽選には参加できなかったのである。

待つこと約10分。残り5人になった時、まだ一桁の番号が一個残っている事が判明した。しかも、私の前の人までそれらしき札は出なかった。これで私が一桁番号確定かと思いきや、なんとまだクジが2本残っていた。これは一人棄権したか、最初から一本分余計に入っていたのだろう。どうも残っているのは3番と100番らしい。いつもなら絶対3番を引きたいと思うのだが、今日は正直どちらでもいいと思っていた。

そして、その無欲さが幸運の女神に気に入られたのか、引き当てたのは3番の方だった。山へ行けなくなったのは残念だが、この番号だったらじっくり台を見て選ぶ余裕もあるので、いつも通りなら高確率で終日打ち切れる台をゲットできるだろう。


8時過ぎ、通常より30分以上早い入場が始まり、3番目に入場した。私の前の2人は予想通り1番人気の大海のシマへ入って行ったが、私もこの店においては比較的当たりハズレの少ない大海へ迷わず向かった。そしていつもより少し時間をとって4台のサービス台のクギを見たが(大海には5台サービス台があったが、まだ1人しか気付いてないようだ。)、可もなく不可もなくという感じで、過去の経験から終日打ち切れる台だと見て取った。しかしお宝台と言えるほどの調整ではなかった。

ここでちょっと迷ったが、後ろの連中の多くはスロットの方に行ったようだし、まだ甘釘台の存在に気づいている人はほとんどいないと思われたので、あと2シマくらい見てから大海のシマへ戻っても間に合いそうだ。そこでこの店に入って間もない新大工の源さんM61の方を見に行った。

ヘソ幅は大海と同じ位だが、寄り等はマイナス調整されていない。この機種は他店で試し打ちした際、見た目よりは優秀なゲージだという感触を得ていたので、この島に1台だけあったサービス台へ台確保札を置き、大海には戻らず、この台を打つ事に決めた。もし千円あたりの回転数が同じであれば、大海の方に軍配が上がるが、まだ導入されて間もないので、今なら打つ価値があると判断したのだ。


8時25分、オープニングの音楽が鳴ったと同時に打ち出しを開始し、最初の千円で28回転。スルーやアタッカーも特に問題ない調整なので、終日この回転率が維持できれば、理論値通りなら初当たりを11回取れる計算になる。この店の換金率からすれば、仕事量は余裕で4万円をクリアできるだろう。

投資3千円分の玉が残り50個を切ったあたりで、80回転目にノーマルリーチがかかった。保留玉が満タンだったので打ち出しをストップして何気なく見ていたら、なんと当たっているではないか! 絵柄は6で確変昇格もなかったが、初めての当たりが100回転以内に来たのは今月は初めてである。ちなみに、最近打っているのは確率の分母が400近い機種ばかりだ。

話は変わるが、今から9年以上前の会社員時代は、ヒマさえあればパチンコ店へ入り浸っていた。ただ現在と違い、パチンコに関してほとんど無知だったため、夕方6時頃でも平気で一回交換のボーダーを大幅に下回る台を打っていた。

そして悪い事に好きな機種は羽根モノや現金機ではなく、当時一世を風靡していた2回ループのCRフルスペック機だった。とにかく、その頃の私はパチンコ店にとっては最高の客だったのである。そして当時一番好んで打ったのがCR大工の源さんだった。今となっては懐かしいが、確変絵柄のコンベアリーチが高速になった時なんかは、強烈に鼓動が高まって興奮したものだ。私のパチンコ歴の中では忘れられない機種となっている。

さてその後、時短28回転目に炎スベリ予告から2の絵柄でコンベアリーチになった。まだこの機種においては一度も走ったところを見ていないので、『走らないかな』と思っていたら、願いが通じたのか本当に高速リーチに発展した。今回の源さんは演出が多彩になっているらしいが、この当たり方は初代と同じで非常に懐かしかった。

その後272回転目で4の祈りリーチで当たり、まだ確変絵柄こそ出現していないものの出だしは絶好調だった。この時は『今月初のホームランになるかも』などと勝手に思い込んでしまった。しかしこんなことを考えると、勝利の女神はすぐに機嫌を損ねてしまうものだ。途端に大当たりが遠のいてしまい、447回転で持ち玉をなくしてしまった。


12時5分、再投資19000円、1070回転目に炎予告から久しぶりにコンベアリーチになった。絵柄は7だが、招き猫付きなのでかなりアツい演出である。10秒くらい待っただろうか、ついに確変絵柄で走り出した。実はこの演出、つい先ほど、隣の人が確変中にハズれているので、先代の源さんと同様、鉄板ではない事を確認していたのだ。もし10年くらい前なら、それこそ心臓が喉から飛び出すほど興奮していたに違いない。改めてこの演出の秀逸さを実感した。

そして右側に落ちてきた絵柄は待望の7だった。これは2連チャンで終わったが、もうこうなれば後は爆裂モードと自分勝手に解釈してしまった。しかし、ここでまた女神にそっぽを向かれてしまい、14時過ぎ、この日2回目の再投資が始まった。


15時過ぎ、久しく大当たりから遠ざかっていたので、いつものように半分眠りモードに突入していたら、突然「ニャー」か「チョー」か定かではないが台から声が聞こえた。画面を凝視すると、金色の猫が右から左へ横切っていった。恐らく出現率が極めて低い、鉄板の確変大当たりではないかと直感した。

その後、炎予告もなく6の絵柄のノーマルリーチになった。本当に当たるのだろうかといぶかしげで見入っていたが、実にあっさりと横一列に6がそろった。そしてすぐにミカが登場して7に格上げ。本日はこれで7回目の大当たりだが、確変絵柄は2度目である。これが時短を挟んでやっと5連チャンしてくれた。それ以降最後まで持ち玉を切らすことはなかったが、驚いたことに、途中単発6連チャンがあったりして、全部で25回当たったのだが確変絵柄は8回だけだった。


本日の成績。投資35000円、回収60500円。初当たり確率…17/4816、約1/283.3(時短含む)。初当たりはメチャクチャ良かったが、確変突入率61%の台にもかかわらず、単発大当たりの出現率がそれを上回り68%で終えるとは、ちょっと珍しいパターンだった。

この日は確率負けに終わってしまったが、正味14時間以上打てたので仕事量としては充分満足な結果であった。今後、長時間営業の店は増えていくと予想されるが、今日は本当に長い一日だった。それにしてもこの営業時間では、今の私にとっては連続稼働は3日が限界かもしれない。



【阿川プロへの質問コーナー】
Q.
いつも日記を拝見しております。ところで阿川さんは色々と台を打たれていると思いますが、海シリーズの攻め方を教えてください。新海や大海、他メーカーの海系機種も攻め方があればお願いします。


A.
質問された方には気の毒だが、私は海系に限らず、"攻め方"なる画期的な攻略法は一切知らない。しかしこう言ってしまってはにべもないので、そのような台の私なりの見つけ方をいくつか述べておく。

まず、お客さんの数が明らかに多いと思われる人気店を普段からチェックする必要がある。このような店のクギの開け閉めは頻度が高く、定期的でないにせよ、長い期間を置かずに必ずクギ調整をするので、そのような時期を逃さずに狙えば良いのである。問題はそれをどうやって見つけるかなのだが、一番良いのはその店をまめに覗くことである。毎日とは言わないが、店の動向をだいたい知る事はできる。たとえば、その店の看板機種のクギが渋い状態が結構長く続いたり、あるいは客付きが落ちてきたなと感じたら、私はチャンスが近いと推測する。

以上の事柄を踏まえると、慣れてきた店の美味しい時期も良くわかるようになってくるだろう。とは言っても以前のような日当二日分に相当するような優秀台に出くわす事はなくなった。益々勝つのが大変になってきたことも確かである。