新規則機は思った通りの代物だった
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※パチンコ必勝本DREAMS2005年4月号に掲載されたものを加筆・修正しています


最近よく思うのだが、ベテランのパチンコファンは、現在のデジパチの一分以上もかかる当たらない演出に辟易しているのではないだろうか。

そういう思いが強まっていたため、一昨年出たスキップ機能付きの機種は、私以上の年代の人達にとっては魅力的なものだったのではなかろうか。

それは"演出なしで大当たり絵柄がいきなり揃い、びっくりして、少し間をおいてから嬉しさがこみ上げてくる…"というような不思議な味を持っていた。

まあ自分の今の心境としては、はっきり言えばリーチもいらないし、画面すらなくても良いと思っている。

実際に今そんな台をメーカーが出すとは思えないが…。でも、大当たりまでのプロセスは短くシンプルな方がパチンコファンにとっては良いのではなかろうか。



1月下旬某日(曇)
先月号でも書いたが、今年の出だしは休暇返上で働いている。今月はまだ一週間残っているのに、昨日の時点でもう190時間以上打ち込んでいるのだ。

ちなみに去年は200時間の稼働を超えた月は2回しかない。そしてもし今日狙い台が取れて終日仕事をすることになれば、200時間稼働はもちろんのこと、なんと2年振りの8日連続フル稼働になる。


さて本日の訪問先は、月に3~4日ほど訪れる県南某市のA店である。この店は私のテリトリー内ではかなり遠方にあり、開店に間に合うためには少なくとも7時過ぎには自宅を出なければならない。

しかしその割にはハズレの確率が高く、仕事上はCランクだと思っている店である。…とは言いながらも、この店はなかなか気に入っているので、定期的に店回りだけは欠かさないようにしている。

理由は、ここの店員は普段は客にやさしいが、もし風紀を乱すような行為を発見した場合、常連や軍団といえども毅然とした態度で注意してくれるから。

よって台を平気でド突くような客は見当たらず、店内の雰囲気は健全そのもの。余計な気遣いは一切不要で実に居心地が良いのだ。

もしこの店で毎日仕事ができるなら、たとえ往復2時間ほどかかっても言うことないのだが、世の中そううまくはいかないものである。


今日わざわざA店へ来た理由は、当然狙い台があったからだ。実は昨日の店回りで、新台のスターウォーズに何台か良さそうな釘調整を発見したのだ。

それは店側が意図的にプラス調整したとは思えず、どちらかというと調整ミスに近い感じだったので、『ひょっとしたら今日も…』という思いがありやってきたのだ。


店に着いたのは8時ちょうどだった。駐車場には20台ほどの車が止まっていたが、数年前、毎朝200名以上の人達が来ていた時に比べればだいぶお客さんの数は減っている。

これまで何回も誌上で書いているが、宮城県内も店舗間の競争が激化している。A店の場合も例外ではなく、近くに大手チェーンが出店した影響で、これは仕方がないことなのかもしれない。

着いてからすぐに入店順を決める抽選が始まり、私は41名中16番だった。目的は人気の新台コーナーなので、もし狙い台がピンポイントだったら危ないところだ。

しかし前日のリサーチで目をつけている台が5台もあるし、他にイベントコーナーのサービス台があるので、この順番なら余裕で取れるはずだ。


9時ちょっと前に入場開始。予想通り前の人達の多くは新海のイベントコーナーや新台コーナーの方へ向かった。私もスターウォーズのシマへ行ってみたのだが、予想に反してそこには2人しかいなかった。

よく見ると、大ヤマト2やエヴァンゲリオンにもイベント札が刺さっていたので、そちらへ人が流れたようだ。

安心しつつ優先順位一番の釘を見ると、前日に比べて明らかにマイナス調整になっていた。にもかかわらず、下皿にライターが置いてある。

実はこの台、数日前から不調らしく、昨夜も試し打ちを終えた時に見た回転数は1900回。その後も当たっていないらしい。

この台を押さえたのは私の前に入った女性だと判明したのだが、きっと彼女は昨日の状況を把握して狙っていたのだろう。自分も以前、このような基準で台を取っていたものだ。

そこで優先順位2番目の台をキープし、他のイベントコーナーも見て回った。その結果、この店にしてはメリハリがあり、押さえた台以外にも打てそうな台はあったが、とりあえずスターウォーズを打つことに決定した。


打ち始めてから1時間後の10時ちょうど、回転計は373回と表示されていた。しかし、驚くことに、なんとここまで10500円しか使っていない

このまま最後までこの回転数が維持できれば、新規則機始まって以来の仕事量を確保できるだろう。

とはいっても、期待値5万円には届かないので、同じ店内に何台かあると思われるパチスロ北斗の拳の設定6に比べると何ともショボイものではあるが。


さて、それからさらに5時間近くたった午後2時56分、頭上の回転計は自身で今年2回目の2000という数字を表示していた。

こういう場合、過去に何度か痛い目にあっている経験から、勝手を知らない店だと打つのを中断してシマデータを調べたりするのだが、A店は信用している店なので、安心して打ち続けられる。

一応シマ全体を見てみたが、当たりがない台は私を含めて2台だけで、全体としてはいたって普通に見受けられた。

要するに今のところ自分の台がシマ一番のハマリ台なわけだ。それとは対照的に、左隣の台はもう23回も当たっており、持ち玉は4万発くらいあるようだ。


16時20分過ぎ、爆裂モードの左隣がまたストームトルーパー群予告からのリーチで24回目の大当たりをゲットした。それに比べ、相変わらず私の台は大当たりどころかアツい予告さえもほとんど無縁の状態であった。

が、隣の台がノーマル絵柄から確変に格上げされた時、私の台の画面が久々に赤くなりリーチがかかった。その直後、今日3回目のストームトルーパー群予告が出現した。

今まで半分寝ぼけながら打っていたので定かではないが、この2つの激アツ予告の複合は初めてである。しかし本には鉄板だとは書いてなかったので、ガセに違いない。

案の定、またガセの象徴のようなスピーダーバイクリーチがかかっていた。一応信頼度アップのスローリーチへ発展したが、当たり絵柄の2が画面中央に来ても3へ変わるものと思っていた。しかし2は中央へ静止したまま変わらなかった。

回転表示を見ると2524回転、そして再抽選で7へ格上げされ、ここでやっと眠気が覚め、少し嬉しさがこみ上げてきた。

それにしても今日はハマってはいるものの、新規則機始まって以来の優秀台を打っているので、ここまで77500円しか使っていない。これが一昨日打っていた千円あたり25回の大ヤマト2だったら10万円は使っていただろう。

この確変は連チャンし、何とかひと息つけた。しかしその後、また確率の分母数を突破して637回転で3連チャンしたものの、21時30分過ぎ、この日2回目の千回ハマリへ突入してしまった。

持ち玉はまだ6000個くらいあるので閉店までなくなることはないけれど、確変取りこぼしの危険が大きいので、ギリギリの時間まで打ち込むことは避けたいところだ。

そしてここで終わりにしようと思って最後の上皿の玉を打ち込んでいた1019回転目、ベイダーチャンスが珍しく延長になり、右上を見ると、キャラクターが何人か入れ替わって登場していた。初めて見る演出なのでひょっとしたらと思っていると、それがあっけなく確変で当たった。

ここで新たな不安が脳裏をかすめた。そう、これは最近の私の典型的な閉店確変残しパターンで、だいたいこういう時に限って10連チャン以上になってしまうのだ。

「あー、まだがや(またか)」

と思わずつぶやいてしまった。しかし今日の女神は最後だけは私に味方してくれたようで、22時36分、6連チャン終了後の時短を無事消化してくれた。


本日の成績。投資77500円、回収42000円、大当たり15回。初当たり確率…3/4285(約1/1428.3)。

これだけハマって4万も負けなかったのだからラッキーだったと言い聞かせて家路についた。



【阿川プロへの質問コーナー】
Q.
阿川さん、いつも拝見しております。最近液晶が大きくなって釘の意味があるのか?という機種ばかりですが、こういった機種の攻略ポイントはどんなところなのでしょう?是非教えてください。

A.
最近得体の知れない攻略情報会社から、「パチンコやパチスロで大儲けができる情報を買わないか」という類の郵便や宅配便が来るようになった。

私はそのうちの数社に電話をかけ、「現役パチプロの私の目の前で攻略法を見せてくれ。もしそれを私が本物と認めたら責任をもって売ってやる」と誘いをかけたが、結局一社も乗ってこなかった。

よく考えてみれば、本物の極秘情報を見知らぬ人に郵送や広告で勧誘するなどということは有り得ない。要するにちょっと形を変えた振り込め詐欺のようなものだ。

さて、質問者さんへの答えであるが、液晶がいくら大きくなろうと、パチンコ台の構造が根本的に変わらない限り、釘は少なくなってもなくならない。だから最近の傾向として、大きくなった画面を有効利用する意味からステージへの依存度が非常に高くなった。

だからそれに関係する釘は今まで以上に重要になってきたので、特にワープ関連の釘はしっかりと見ていただきたい。