珍記録達成
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珍記録達成
※パチプロ必勝本2000年12月号に掲載されたものを加筆・修正しています
CRスーパーコンビは読者の皆さんも既に打ったと思うが、新台入替時のおいしさといったら(使える確率は約3分の1だったが)、今主流の2分の1確変突入タイプのCR機を打つのが全く馬鹿らしくなるほど凄まじかった。
この機種は短命に終わるだろうと予想しているが、とにかく確率が甘い機種は、ちょっと回転率が変わっただけで、とんでもない台になる可能性を大いに秘めていることを再認識させられた。
もう時既に遅いが、一昨年のカリブが登場した時に新装開店プロが稼ぎまくったような立ち回りをやっていれば、短期間でかなりの高収入が得られたはずだ。私の友人の一流プロのS君などは、他県より導入が遅れた東京へ9月中旬から2週間遠征し、ここには書けないほど荒稼ぎして帰ってきた。私もS君ほどではないが、結構おいしい思いをさせてもらったので、まずは『SANKYOさん どうもありがとう』とお礼を言っておきたい。
とんでもない攻略法
[1]通常に打ち出し
[2]その後リーチがかかり、そのリーチが別紙手順1の形で止まったら、そこで一時打ち出しをストップし、点灯している保留玉を全て消化
[3]そこからできれば単発回しで別紙手順2の形を出す。その後デモ画面に戻してからアースをかけっぱなしで打ち続ける
[4]約70回転以内で当たりが引ける(止めた目によっては100回転くらいまで回す)
※別紙手順の形とは、例えば141とか252とかのリーチがかかった後のハズレ出目で、100種類以上ある。
コレは某攻略情報会社のCRFゴースト初当たりセット打法というやつだ。驚いたことに、共通の基盤に対して通用するのだという。恐ろしいのは、このネタを入手するまでになんと80万円もかかってしまうということだ。
見識のある人ならばこんなものは一笑に付すと思うが、パチンコの知識があまりなく、ボロ負け状態の人ならば、苦しい者藁をも掴む心境でダボハゼの如く食い付き、本気で実行してしまうこともあるだろう。
先般、二十歳前の若い人から「パチンコで勝つのが難しいので攻略情報会社を利用したいんですが、どんなもんでしょうか」と相談された。私自身、パチンコ無知のボロ負け時代に100万円以上も借金し、似たようなガセネタを掴まされた経験があるので「絶対に手を出さないように」と忠告した。読者の中にも彼のような考えの人達が必ずいると思うので、老婆心ながら前述のようなことを書いた次第である(※近年この手のボッタクリ攻略会社はほとんどなくなったのだろうが、悪い輩は今後も手を変え品を変えてくる。金を騙し取る勧誘はなくならないと思うので、読者の皆さんも甘い話には充分注意していただきたい)。
同業のH君曰く、『平打ちに勝る攻略法なし』。まさに同感である。
パチンコを仕事としてやっていると、時として1日で20万以上勝ったとか、逆に1週間で2千回転オーバーのハマリを2回喰らったとか、とにかく確率の気まぐれには度々びっくりさせられる。パチンコ台は女性に例えるとカルメンのようだ。私がこの仕事を始める前は、カルメンに翻弄されるドンホセそのものだった。
しかし最近は、大勝ちしようがボロ負けしようがドンホセ状態になることはなくなった。言いたいのはパチンコで利益を上げたいならば、常に冷静であり、なおかつ精神的にタフにならないといけないということだ。
最近の主流として大当たり確率315分の1前後、確変突入率2分の1という機種が多いが、この程度の台を確率が悪い、波が荒いと思っているようならば、パチンコで稼いでやろうなどとは思わない方が賢明である。
でないと、大ハマリを喰らったり連敗した時に受ける精神的ストレスは多大なものとなる。ちなみに私は前述の機種を圧倒的に多く打っているが、以前よく打ったロードスターVやフルーツパッションタイプに比べれば、はるかに波の穏やかな楽な機種だと思っている。
ただし誤解しないでもらいたいのは、1日13時間も打っていれば、千回オーバーのハマリは2~3日に1回は訪れるし、もちろん連敗もある。そして確変を連続10回以上引けない(もちろん逆もあるが)なんてことも何度かあった。しかし、それでも波が荒いとは思っていない。認識が狂っていると言われればそれまでだが、とにかく今時のパチンコは期待値2万5千円の台を1日打ち切ったとしても、だいたい3勝1敗ペースと考えれば間違いない(※この原稿を書いていた当時の平均換金率は2.5円位だったが、近年は高換金化と波の荒い機種の増加で、勝率は2勝1敗ペース以下だと思っている)。
大切なのは良い台を見つけて(これが益々難しくなってきたが)確実に仕事量をこなすこと。これをしっかり実行できれば、不正を行っている店で打たない限り、月単位で200時間以上稼働して負けることはほとんどない。
まあ、現在のパチンコは月に100時間も打てないアマチュアの人達にはちょっと気の毒かもしれないが、それでも年単位で見れば限りなく期待値に近づくはずなので、それ故自分の打つ台のクオリティーだけはしっかり把握することをお勧めしたい。
9月28日(木)晴れ
先月100時間程度しか稼働できず、おまけに期待値を大幅に下回り、わずか10万弱の収入しかなかったが、今月はスーパーコンビ等でかなりおいしい思いをさせていただき、稼働時間こそいつもの月より少ないものの、収入は絶好調。昨日現在でプラス88万9650円と順調そのものだ。
というわけで本日は余裕綽々、遊びがてら約2ケ月ぶりに友人のJ君の地元、岩手県H市へ出没と相成った。いつも通り最初は彼と別行動をとり、私は西のB店から、J君は東のA店から回ることに決めてあった。
8時50分、B店(換金率約2.63円)でいつも通り羽根モノ2千発定量甘釘台の抽選には目もくれず、各シマのチェックを開始したが今日はペケ。速攻で次の目的地C店に向かおうとしたその時、携帯電話が鳴った。「お、J君からだ」。これは嬉しい。
何故かというと、行った店が良い状態ならば、お互いにすぐ連絡すると決めてあるからだ。彼が言うには、A店はお宝台こそないものの、日当3万クラスの台は10台くらいあるとのこと。早速A店へ向かった。
9時10分、A店に着いてみると客付きはいつも通り羽根モノと、入って間もない新台の「祭だっ翔之助A」「わっしょいL」の2シマ以外はガラガラ状態であった。よだれの出るような台こそないものの、明らかに釘を開けましたよ、という台が各機種毎に2台ずつ用意してある。その中でも権利物好きな私はロードスターVとメルヘンのシマを最初に物色した。
両機種ともかなり回りそうな台は何台かあったが、アタッカー周辺がイマイチ。特にメルヘンは回りそうな台に限って、明らかにアタッカーへの道釘にマイナス調整が施されていた。
本当はメルヘンを打ちたかったが、ここの姉妹店で同じような釘調整で2千発しか出玉のないクセ悪台を打ったことがあるのでこれをパスし、J君の打っているCRFゴーストのシマで打つことに決定した。
選んだ台は、J君が打っている台に比べヘソは若干狭いものの、寄りは彼の台より上と見た。彼の台は今のところ千円あたり32~33回転とのことなので、私も早速打ち始める。
これが思った以上によく回る。5千円投資した時点で176回も回ってくれた。初当たりは投資6500円、208回転で確変をゲット。2連チャンで終わったが出だしは上々。
しかし、この後約2500発の打ち込みで268回しか回ってくれなかった。一時的な落ち込みにしろ、実際本当の回転率が250発あたり30回転に届かないのであれば、他の良い釘調整の台を試さない手はない(この店は換金率2.5円、CR機は確変無制限で台移動自由。私の場合、ある条件をクリアしているので完全無制限である)。
そこで最初に気になったメルヘンのシマへ移った。仙台と違い、J君以外に優秀な同業は皆無なので、さっき目をつけた台は空き台のままだった。そして当分忘れることはないであろう、とんでもない出来事はここから始まった。
その台はCRメルヘン2の6番台。ヘソの開き幅こそシマの中で2番目だったが道釘はピカイチ。出玉に一抹の不安はあったが、私の予想では間違っても千円あたり20回は切らないと思われた。
11時ちょうどに打ち込み開始。実際打ってみると約千発打ち込んで91回転も回った。もし出玉がまともなら稼働11.5時間でも期待値4万円超え、権利物では久々のお宝台なのだ。とにかく出玉がいかほどか気になって仕方がない。しかし、こういう時に限って当たりはなかなかこないものである。
結局初当たりは11時47分。315回転目、持ち玉プラス8千円でノーマル図柄をゲット。問題の出玉は予想に反して2300発はありそうで嬉しい誤算だった。ここまでの回転率は250発ベースで約23回もある。元々権利物は戻しが少ないので回転率が安定しており、これから2回以上も下がることはないだろう。
12時5分、2回目の初当たりは意外に早く42回転目でやってきた。それも待望の確変で。1セットで終了したものの、もうここに至っては大勝ちを信じて疑わなかったのだが…。
以降、閉店の22時30分まで409回転2連チャン、376回転単発、438回転単発、465回転単発、647回転単発、705回転単発、523回転単発という展開。大ハマリこそなかったが、なんと7連続確率オーバーというワースト記録を達成してしまったのだ(今までの記録は6連続確率オーバーが3回)。これは10倍ハマリに勝るとも劣らない珍記録だ。
当然大敗を喫したわけであるが、なにせ千円あたりの回転率が22.2~3回と優秀だったので、この台では6万3500円のマイナスで済んだ。結局この台の成績は初当たり確率3924分の9(436分の1)、確変図柄は3回しか出現しなかった。
このようなハマリをもし隣のシマにあるロードスターVのようなタイプで喰らったら負債額はゆうに10万を超えていただろう。ロードスターでなくて幸運だったと自分に言い聞かせ、充実した気分で退店したのであった(仕事量4万円以上をこなせた幸運な日は、勝負抜きにしてその店に感謝し、気分よく家に帰っている)。
それにしても台に書いてあったコマ送りリーチの信頼度43%というのは本当なのだろうか。今日1日を振り返ると、途中で確か12回連続でハズれたのは憶えているのだが…。
余談だが、私とほぼ同じクォリティーのCRFゴーストを打っていたJくんは、差玉約プラス6万発の大勝利だった。
いつもながら日々の収支だけを見ると、パチンコは博打そのものである。
※CRスーパーコンビSP[SANKYO]…大当たり確率1/129.1 、3回1セットのデジパチ。
※CRFゴースト[SANKYO]…大当たり確率1/315.5、確変突入率1/2、1回ループのデジパチ。
※CRメルヘン2[三洋]…大当たり確率 設定1:1/233、設定2:1/241、設定3:1/257、確変突入率1/2、1回ループの権利物。
【初出:パチプロ必勝本2000年12月号】
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