狼少年
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嵐「やっべ~、実戦日に別の用事が入ってたことをすっかり忘れてたよ。こりゃどう考えても朝イチには間に合わなそうだな(汗)。…今の内に電話しておくか」

―――時計の針は午前9時15分を指している。

しゃっくもパチンコの実戦があるって言ってたから、この時間は確実に起きているハズですが…何度かけても電話に出る気配がありません(汗)

嵐「……アイツ、まさかまた寝てるんじゃねぇだろうな!?…まさかパチンコ実戦ってのも、最初からブラフなんじゃ?」

「真っ先に人を疑うのはよくない」と、小学校の時に楠本先生から口を酸っぱくなるまで言われ育った俺ですが…さすがに前科2犯の男を手放しで信じることはもうできないみたいです。

嵐「…ま、後でカマかけてみるか。とりあえず俺も急がなきゃ!!」

―――最寄駅に着いたのは11時を少し回った頃。

空き台の心配をして実戦ホールに駆け込んだ俺でしたが…すぐさまそれは杞憂だったことに気付きます。

嵐「いくら週末のオフィス街とはいえ、この時間に来てるお客さんが4人しかいないって(汗)。…あの野郎!!これじゃどんなに機種が甘くても、勝てる可能性激薄じゃねぇか!!(怒)」

この客付きで高設定を使っているとはさすがに思えませんからね。やはり罠だったか。

…もう、彼の言うことは何一つ信じないことにします。