すれ違いの純情
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担当編集・しゃっく(以下、し)「嵐さんって、東京の外に出てに行く機会が多いですよね?」

「そうだね。毎月必ず、スロッターズ☆ジャーニーのロケで何処かの都道府県には行くし、それ以外にも回胴放浪記(極ZのDVD企画)や、来店取材などでお邪魔する機会は多いですな」

「やっぱり、都内と地方では状況って違うものですか?」

「そうだね。都内の、しかも繁華街に位置するお店には、いわゆるバリバリの"プロ"が多いような気がするけど、地方だと、プロはプロでも何処かのんびりと構えている人が多いかもなぁ。とは言っても、大阪や博多、札幌や仙台…といった中心都市は、どちらかと言うと都内の繁華街に近い雰囲気があるけどね」

「ということは、やっぱり客層が大きく違う…ということですか?」

「そういうことだろうねぇ。都内の繁華街に位置するお店も、地方の主要都市に位置するお店も、もちろん常連のお客さんはいるだろうけど、それと同じくらいかそれ以上に一見のお客さんも多くなるでしょ? そうなってくると、やっぱりアットホームな空気感というのは、どうしても生まれづらいよね」

「まぁそうでしょうね。お店側も、次にいつ来るか分からないような一見のお客さんが多ければ多いほど、常連客獲得目的の還元よりも、その日その日の利益を重視するようになるでしょうからね」

「そーいうこと! しゃっくも段々と分かってきたじゃないの」

「そりゃ僕だって、もう10年以上も嗜んできた人間ですから」

「キミって10年選手だっけ? …それは初耳だったわ」

「高校卒業と同時に始めてますから。もう16年になりますね」

「こ、高校卒業からっ!? キミ、アタクシより大分先輩だったのね(汗)。いままで、ナマ言って本当にすいませんでした(陳謝)」

「いやいやいや! もしかしたら嵐さんより始めた時期は早いかもしれないですけど…いまは嵐さんのほうがバリバリじゃないですか」

「まあ、キミの普段の姿を実はあまりよく知らないから…キミがそう言うのならそうかもしれないけど」

「間違いないですよ! だからそんなにかしこまらないでください。というワケでここいらで本題に戻しますけど、ということは、嵐さん的にはやっぱり地方の方が状況は良い…と考えているワケですか?」

「う~ん、それはどうだろう。プレイスタイルによるんじゃないかな? アタシはどちらかというと一店舗に通い詰めたいタイプだから、常連客を大事にする傾向が強い地方のほうが好きだけど、色んなお店をカニ歩きたい…という方は、都内とか、それに匹敵する地方の中心都市がいいんじゃないかな? お店の数も圧倒的に多いし」

「ふむふむ。ジグマスタイルの方は地方、フットワークの軽い方は都内・中心都市のほうが立ち回りやすい…というのは一理ありそうですね」

「フフフ。しゃっくも上手いこと言うね。ジグマとか、立ち回りやすい、とか(笑)」

「え? そうですか? まあいいや。では、ついでにお聞きしますけど、全国を旅する嵐さんが、今までで『ココは状況が良かった!』と感じた県って、どんなトコロが挙げられます?」

「むううううぅぅぅ。キミも難しい質問をするねぇ。その土地土地で魅力があるから、いずれも甲乙つけがたいんだけど…完全なる独断と偏見の主観ではあるけど、強いて挙げるなら、やっぱり石川かな」

「石川ですか! 行ったことがないから分からないですが…そんなに盛んな地域なんですか?」

「規模はそんなに大きくないけど…多くの優良店がひしめき合ってる感じだね。とにかくレベルは高いと思う」

「へ~。そう言われると、一度行ってみたくなります」

「良いトコだぜ~。兼六園を始め観光名所も沢山あるし、食べ物も美味いしねぇ。日本海の幸を肴に、熱燗をクイッと一杯! くぅ~っ、考えただけでヨダレが出るねぇ♪ この時期なんか特に最高だよ♪ 雪は凄いけど」

「そう言えば、もうすぐ新幹線も開通しますよね!? よ~し、頑張ってタネ銭を貯めて、時期を見て休暇を頂いて旅打ちにでも行ってみようかと思います!」

「うんうん、旅打ちも良いよねぇ。パチスロで勝って地方の飲み屋で祝賀会…パチスロ打ちにとっては至福の時間ですな」

「他にオススメなトコロってありますか? 出来れば東京から近場で」

「そうだね…水戸や宇都宮、高崎とかかな。東京から見たら『衛星都市』と呼ばれる辺りは軒並みオススメだね。各駅停車で行けば交通費もそこまでかからないし、泊まるところもマンガ喫茶やサウナにすれば、旅費も節約できるしね」

「それは助かります」

「都内も店によってピンキリだけど、例えばK町とかN町で飲むと、ワンタイム6000~10000円くらいが平均的な相場になるワケじゃない? 衛星都市のお店ももちろんピンキリだけど、平均相場にするとそれよりも明らかに3000~4000円ほど安くなる。そうなってくるとだよ、しゃっく君! 仮に一晩飲んだくれるとしたら、旅費・交通費を加味しても衛星都市で遊んだほうが断然リーズナブルとなるわけですよ。だったら遠出してみる価値はあるよね? …というのが、アタクシが推奨する『衛星都市理論』。旅情や新鮮さも味わえるし、一度試してみることをオススメするよ」

「…ちょ、ちょっと待って。アンタ、いままで何の話をしてたんですか?」

「え? 地方の飲み屋事情の話だけど。だって、冒頭でしゃっくが聞いてきたんじゃんか。『都内と地方の夜の状況って違うんですか?』って…」

「僕が聞いたのは『パチ屋の状況』のことですよっ!」

「………え?」