第3話「男たちの嵐/ARASHI」
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前回の実戦において新たな疑惑が巻き起こる―――群れでやってくるのはPGGではなくプレミア役全体ではないのか!?

そんな新たな仮説を投げかける結果となった、よもやの快勝劇。


「その仮説がもし真実(ほんとう)だったなら…科学だけでは解明できない何かが、パチスロに宿命づけられているのだとしたら…」


もちろん、そんなことがあるワケないのだけども、人間とはとかくゲンキンなもので、1度でも味をシメてしまうと、打つ前はついつい"ニ匹目のドジョウ"に期待してしまう。そんな煩悩にまみれつつ、今回アタクシが調査対象に選んだのはコチラの台。


ボーナス履歴を見たところ、PGGらしき初当たりを契機にひと伸びし、そのひと伸びの直後にももう1発PGGらしき初当たりからさらに出玉を伸ばしている。

つまり…すでにもうPGGが群れで来ている可能性が大ってコトなんですよ、奥さん!!! そして日本には、古来より"2度あることは3度ある"という格言が、まことしやかに囁かれ続けているワケでありまして。

こりゃもう、もらったんじゃね? 今日あたり、マジでPGG引いちゃうんじゃね? そんな期待(妄想)に胸と鼻の穴を膨らませながら、実戦を開始したアタクシ嵐でありました。
(19:19)


そんな期待という名の妄想が、不意に現実味を帯びたのは525G目。
(19:50)

………………フォンッ。

遅れたね。いまスタート音がめっさ遅れたね。


普段なら「どーせ上位モード示唆でしょ」と、さしたる期待も抱かぬ遅れちゃん。でも…今日は違います。だって、もしかしたらPGGが群れで来るかもしれない状況(編注:これは嵐の妄想から来ている私見であり、当編集部が提供する機種情報とは一切関係ありません)で、これ見よがしに発生した遅れだもの。そりゃ期待するなってほうが無理ってモンです!

したらば、その期待に応えるように…


(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT (C)MIZUHO

液晶に7が停止っ!

もしコレで本当にGODが揃うようなら、その瞬間からパチスロの立ち回りの歴史が変わるっ! 来月号の必勝本には…


嵐が発見! ハーデスはPGG後の台を狙えば期待収支+○○円っ!


…というセンセーショナルな見出しが表紙に躍り、俺は梅屋シンをも超えるニュータイプの勝ち組の旗手として、パチスロ史にその名を深く刻むことになるだろう。


この遅れは、まさにその未来を託す、神の福音………っ!

"プレミア役の群れ狙い"という、まるで錬金術のような立ち回りが世に産み落とされる際に上げる産声のよう………っ!

俺はなんてモノを発見しちまったんだ…全国のホールが潰れてまうでホンマに…。


そんな期待と自戒が、胸中で激しく渦巻くなか、俺は意を決して中リールのボタンをそっとプッシュした。


(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT (C)MIZUHO







前置きが長いよっ! 長いうえにコレかいっ!?


とおっしゃりたいわけですよね、みなさんは。俺もぶっちゃけそう思います。でも、こうするしかなかったんです…。だって、今回の唯一の見せ場はココだけだったんだもの(泣)。

俺が唯一、胸がときめきメモリアルした瞬間は、こんなドコにでもあるような「遅れが出たけど7がテンパイしませんでした。きっと上位モード示唆だったんだね。テヘペロ☆」的なエピソードだけだったんだもの。

なにが立ち回りの歴史が変わるだよっ! なにが梅屋シンをも超えるニュータイプの勝ち組の旗手だよっ!? そんな未来はドコにもありませんでした。やっぱりパチスロは確率のゲームでした。そして、3時間しか打ってないのに57500円も負けました(泣)。


とりあえず細かなところはデータで振り返ることにして、ざっくりと実戦の流れを話しますと、初当たりは807G。800GのゾーンでHZ・青から射止めたGGで、投資は23K。
(20:12)

そして何の見せ場もないまま、GGが当たっちゃうかも!? っていうドキドキ感どころか、上位モード示唆目すらも満足に拝めないまま、気付けばまたもや800Gハマリ。
(21:27)







というワケで、今回は全くもって楽しみドコロのない実戦だったので、せめて文中で遊んでやろう! めちゃくちゃやらかして楽しんじまえっ! …と、完全に自暴自棄になっとるアタクシがココにおりますので(苦笑)、2度目の800Gハマリを迎える直前から実戦を終えるまでの流れを、そしてその間、アタクシの体の中では一体どんなことが起こっていたのか…を、いっちょ"ムービー風"に綴ってみることにいたします。題して


男たちの嵐/ARASHI


それでは、ご覧ください。


ソナー・伏阿奈アイ「現在の深度(=ゲーム数)、756。活動限界(=閉店時間)まで、あと1時間と少しです」

艦長・割井オツム「肥満戦艦ARASHIの全クルーに告ぐ」

全クルー「………」

オツム「本艦はこれより、これまでで最も過酷なミッションに挑む」

全クルー「………」

オツム「我々が調査を行なっている本海域"冥海"の最深部(=天井)は1600。そこに到達するためには、いまの深度からだと約1時間半を要する」

全クルー「………」

オツム「しかし、我々に残された時間はあと1時間余り…。このままでは最深部に到達する前に活動限界を迎え、我々は何の成果も残せぬまま冥界の藻屑と成り果てることだろう」

全クルー「ざわ…」

機関室長・能見野シンゾウ「それでは無駄死にじゃないですか!」

エネルギー炉管理責任者・与歪イチョウ「それじゃあ俺達は何のために…何のために戦ってきたんですかっ!?」

オツム「…その通りだ」

全クルー「!?」

オツム「このまま散ったのでは誰1人として報われん。笑うは本作戦の立案者・しゃっくばかりなり、だ。それでは貴様らも面白くはあるまい」

イチョウ「当然でしょう!」

衛生兵・田貫名カンセン「ふざけんなって話ですよ!」

オツム「…ならば是が非でも、この危険海域から生還しようではないか。本艦は間もなく、この海域の最終防衛ライン(=ゾーン)である深度800に到達する。そこでHZが補給できれば…活路はある! 本艦の全身全霊を、持てる力の全てを出し尽くし…必ず海上(=GG後)へと脱出するぞ!」

アイ「対象までの距離、およそ30、20、10…本艦、最終防衛ラインに到達します!」


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オツム「よぉ~し、野郎ども! 目にもの見せてやろうぞっ!!」

全クルー「イエス、サー!」


- - - - - - - -


オツム「状況は!?」

アイ「現在の深度、856」

オツム「むう…HZはまだ来ぬか!?」

アイ「HZはおろか、アンカー(=鎖演出)すら出現せず、本艦は成す術もなく沈降中です…」

オツム「補給できぬまま最終防衛ラインを抜けたか…ええい、まだ活動限界までには時間がある! 諦めるなっ!!」







――――ビーッ、ビーッ、ビーッ、ビーッ!

アイ「現在の深度、1103。活動限界まで残り36分です!」

イチョウ「大ハマリの圧力により、胃壁内部が破損! このまま放置すれば穿孔し、ストレス性潰瘍を発症するおそれがありますっ!」

シンゾウ「"テンジョウモクゼンデヘイテン"のプレッシャーに耐えかね、心臓部の回転数がオーバーヒート寸前まで上昇! 動悸・息切れ・気つけに、救心の服用が急務です!」

カンセン「艦表面から脂と水が大量に漏えい、噴出! 特にケツ汗がぐっしょりです!」

オツム「いかん…このままでは活動限界を迎える前にこの艦は圧潰してしまうぞ…」

アイ「艦長!」

オツム「どうしたっ!?」

アイ「レア役艦隊です! 3艦の右上がり黄7と中段リプレイ1艦、深度が20ほど沈下する間に一斉に援護射撃を敢行! その衝撃により、本海域に闇の霧が頻出しております!」

オツム「なんだとっ!? …コレはもしかすると、もしかするかもしれんな。いやっ、もしかしてくれっ!」

アイ「………ああっ」

オツム「今度は何だっ!?」

アイ「信じられない……冥海、ノーダメージです…。偶数順目や奇数ケツテンはおろか、オール奇数すらも……全く出ません……」

オツム「この期に及んで高確にすら上がらんとは……もはやこれまでか…」


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オツム「フッ、静かなものだな」

アイ「そりゃそうですよ。現在の深度が1286で、ましてや活動限界まではあと23分。こんな時間に冥海を航行しようなんてバカ艦は、もう私たちだけですから…」

オツム「そんなバカが…私は好きなのだがな(苦笑)」

シンゾウ「私もです(苦笑)」

イチョウ「いまさらじたばたしてもしょうがないですからね」

カンセン「呪うなら…こんな馬鹿げた指令を出したアイツを恨みましょう!」

アイ「……艦長っ!」

オツム「どうした? 店員が静止にでも来たかね? 活動限界にはまだ一刻の猶予があるようだが」

アイ「違います! 右上がり黄7の1隻が再び我が艦を援護射撃しました」

オツム「フッ、いまさら右上がり黄7が1隻来たところでどうにもなるまい。艦隊を組んでも無駄だったのだぞ?」

アイ「それが…右上がり黄7の出現を契機に、本海域に波紋(演出)が発生! しかも、リプレイ・下段共通黄7・奇数テンパイのいずれをも否定しています!」

オツム「なんだとっ!? それは天国滞在が濃厚となるパターンではないかっ! …見間違えでないのかっ!?」

アイ「ハイっ! 写メには撮れませんでしたが…確かに!」

オツム「これがラストチャンスだな…右砲門(=手)、左砲門、(アラ)システム全開放! "やさ"でも"零"でもかまわん! ありったけをレバーに叩き込めっ!」

全クルー「イエス、サー!」

アイ「………艦長っ!」

オツム「どうしたぁっ!?」

アイ「………ツバサが………ツバサが………」


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オツム「おお、まるで天使のごとき神々しさだ…」

アイ「そしてツバサを契機に…本海域に竜巻雷が連続発生! 2連、3連……そして、神の目が出現しましたっ!」


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アイ「そして5連目、第1停止時に隠れ兜ですっ!」

オツム「撃てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


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海上にて


オツム「………今回ばかりはさすがにダメかと思ったな」

アイ「まさか黄7が単独であれほど活躍するとは…夢にも思っていませんでした」

オツム「本艦を救ってくれた、英雄に敬礼っ!」

全クルー「右上がり黄7殿に、最敬礼っ!」


END



●CAST

割井オツム…脳
伏阿奈アイ…目
能見野シンゾウ…心臓
与歪イチョウ…胃腸
田貫名カンセン…汗腺


肥満戦艦・嵐…アタシのバディ?

SPECIAL THANKS…右上がり黄7。その他ハーデスのレア役の皆様。

脚本・演出・監督…五十嵐亮介









くだらない内容に最後までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました(苦笑)。兎にも角にも、今回はマジで辛かった。改めて今回の調査実戦の過酷さが、骨身に沁みた1日でした(泣)。

こんな実戦を、あと何度続ければいいのか? そして俺は一体いくら負けるのか? 今回は運良く生還できたから良かったものの、きっと冥海の藻屑と消える日もいつか来ることでしょう。







いまからでも遅くはないと思います。ねぇ、しゃっく。こんなバカなコト、今回でもうヤメない?


【今回の実戦データ】
総回転数:3309G
(GG中ゲーム数:1739G)
GG:13回
打ち始めゲーム数:144G

(802) HZ青
(803) GG333 23000円 HZ
807 ケルベロス 6G継続 +70G
101 GG-END 上乗せ+30G
(1301) GG555 39000円 天国?
1305 ケルベロス 6G継続 +70G
71 GG-END
34 ヤメ

投資:62000円
獲得枚数:228枚
交換:4500円
収支:-57500円