旅行の後は厳しい現実が待っていた
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旅行の後は厳しい現実が待っていた
※パチンコ必勝本CLIMAX2012年10月号に掲載されたものを加筆・修正しています
7月は初っぱなから長期間パチンコとは縁を切ってリフレッシュしていたので、約半月振りにホールへ復帰したときは久し振りに打つことが新鮮に感じられた。
しかし再開後、なんとか仕事量は確保できているものの、ツキ指数のほうは最悪で、何度もボロ負けを喰らいノルマどころかマイナス収支となってしまったのだ。
よくよく考えてみれば、短期間で確率の分母がほとんど400のMAXタイプばかり打っていたのだから収支が荒れるのは当然のことであり、それがマイナス方向に振れたに過ぎない。現在のパチンコは羽根モノ全盛だった昔と比べれば1日単位ではまったくの博打である。
余談だが、7月は10万円以上の大敗を喫した日が3回もあり、この稼業を始めて以来のワーストタイ記録となった。長年打っていても、やはり短期間での大敗はこたえるものだ。
今後も専業としてパチンコを打っている限り収支の荒れがついてまわるのは宿命であり、大敗が続いたときにいかにストレスを溜めないかが重要だと思っている。
8月初旬某日(晴時々曇)
今日は8月最初の稼働日。先月はこの稼業始まって以来のドツボにハマってしまい、沖縄の旅費の穴埋めどころか逆に負債を抱えてしまったのだ。
そんなわけで、今日からまた気分を一新して打つべく、朝8時過ぎ、久し振りの県南方面へと車を走らせた。
8時40分にこの地域で1番人気のC店に到着。店はすでに8時半に開いていたが、まだ人はまばら。案の定どのシマを見ても良さ気な台は見受けられず、すぐに退店。
その後、近隣の店を10軒回ったが、いずれもC店と似たり寄ったりで試してみたいと思う台もなく、気が付けばあっという間に12時を過ぎてしまった。
そんな状況だったので、もう2~3軒回ってダメなら今日は早めに切り上げて、沖縄から苦労して持ち帰った虫たちの世話をしようと決めた。
そしてまたダメもとで次のP店へ久し振りに立ち寄ったら、ちょっとした異変が…。それは牙狼3とウルトラマンタロウのシマが珍しく良さ気な感じになっていたのだ。
まあそれでもいいところ時給2000円くらいの台を見つけるのが関の山なのだろうが…。でも11軒目にして初めて打ってみようと思ったので来たかいはある。
と、ここで県南をベースにしている同業のI君が牙狼3を打っているのを見つけた。彼は家が近いこともあり、この店はよく来ているはずなので事情を聞いてみたが、タロウと牙狼3はこれまでかなりキツかったようで、人気機種ゆえやっと昨日から少し状況が良くなったとのことだった。
ちなみに彼が打っている台は1000円あたり19回転しか回らないが、玉増え込みの出玉が良いから仕方なく打っているのだとか。
I君は5年以上前までは、MAXタイプの機種は日当3万円以上ないと手を出さなかったが、状況がキツくなった今は時給1500円あるかないかくらいの台でも打たざるを得ないのだと嘆いていた。
おかげで私と同様に収支はかなり荒れているそうで、今年1月と2月に初めて連続でマイナス収支を喰らってしまい、3月に背水の陣で挑んだところ、今度は逆に自己新記録となる7桁の収支を達成して廃業を逃れたのだという。
現在はやっと仕事量と収支が噛み合ってきたが、負けが込んでいるときのストレスはかなりのものだったらしい。私も他人事ではないが、現在他の同業たちの多くも同じような状況なのではなかろうか。
話を戻そう。タロウと牙狼3、どちらを打とうか考えたが、この店の出玉、時間効率を考えるとほとんど同じだろう。ただタロウのシマが満席だったので牙狼3の1台を選んで座った。
一応打つ前に念入りに細部までチェックしたが、寄りやワープは変ではなく左側は良心的に見える。しかし右側はご多聞に漏れず残念な感じだった。I君の台も同じようなものだと思うが、それでも玉増えの可能性はあるらしい。
12時20分に打ち出し開始。最初の1000円で17回転。もちろんこの数字が正体ならダメだが、もう少し粘ってみることに。しかし4000円を打ち込み終えたところでも75回転までしか上がらなかった。やはりI君が言うように1000円あたり20回転以上の台はないのかもしれない。
他に空き台はいくらでもあるが、所詮どんぐりの背比べに思えたので、とりあえずもう少しこの台で様子を見ることにした。ただ、例えこの後に回転率が上がったとしても時給2000円はいかないだろうから、また今日もギリギリの勝負になりそうだ。
そんなことを考えながら次の500円分の玉を上皿に流した直後、77回転目で図柄が消灯し、初代牙狼ではアツい演出だったVFX予告が出現した。パネルの枠は銀だったが対応リーチは三千体撃破で、派手な効果音とともにフェイスオブ牙狼が完成。さらに稲妻の色が赤だったので期待が高まる。
これは相当激アツだ。ひょっとしたら当たっているかもしれないので、固睡を飲んで見守る。そして最後にボタンを押した…が、牙狼の攻撃は無情にも弾き返されてしまった。
ところがその数秒後、「シャキーン」という大きな音とともに再度フェイスオブ牙狼が完成! 思わぬサプライズに意表を突かれたと同時に、早い当たりだったので正直嬉しかった。
この真魔戒ラッシュは5連チャン。玉増えはなかったが、気にかけていた出玉は良好だったので幸先良いスタートである。しかしまだ回転率の正体が不明なので安心はできない。
ただしこの店は等価なので持ち玉遊技のメリットはなく、回らなければさっさとヤメられる。どうせなら勝負ラインの遥か上か、逆にいきなり回らないかはっきりしてくれたほうがすっきりするというものだ。
だがこの台、やっかいなことにやはり勝負ラインギリギリのようで、1回分の出玉で150回くらいしか回らない。それでも計算上時給1500円は切らないので打ち続けることに。
ところがその後一向に当たりが来ず、16時47分、一時は1万発あった持ち玉が901回転でなくなってしまった。まあ打っている台がMAXタイプゆえ、こんなことは想定内だが、本心はショックである。
17時20分、今月も初っぱなから恒例の1000回ハマリの洗礼を受けてしまった。まだ負けが決まったわけではないが、先月からの不調モードが続いているような気がして、この時点ではまったく勝てる気がしない。
しかしここで大当たりのことを考えるとストレスが増長するだけなので、最近の定番、携帯のゲームで遊ぶことにした。
それから1時間以上経った18時36分、再投資2万4500円、1346回転目、インターネットのゲームに没頭していたら、どんなアクションから入ったのか定かではないが大きな音とともに久し振りにフェイスオブ牙狼が出現。
ただその後のリーチは魔導列車で稲妻も青、今いちインパクトが弱い。これではダメだろうと思いながら最後にボタンを押したが、なんとこれが大当たり。魔戒チャンスには突入せず連チャンもなかったが、とりあえず当たったのでひと息つけた。
その後、あっさり231回転でまた持ち玉を切らして、終了予定時間もあと3時間を切り、再び現金投資に。これまでの展開ではとても逆転勝ちなど無理に思えたが、19時48分、再々投資8500円、392回転でこの日初めて激アツの魔天使が出現してフェイスオブ牙狼が完成。さらに3D映像の牙狼群予告へと発展した。
図柄は7なので当たれば魔戒チャンス確定だが、鉄板ではないので安心はできない。だが、最後にボタンを押したとき、ブルブルっときた。
残り時間のことを考えると、単発で終わったとしてもこの時点で5万円オーバーの大敗はなくなる。先月何回もあった、タ方以降の現金投資で当たらずに終わりというボロ負けパターンと違うだけでも十分だと思った。
しかしパチンコは何が起こるかわからない。何とその後、この機種における自己最高記録となる17連チャンを達成。そして一撃3万発オーバーの大逆転勝利となったのだ。
先月もMAXタイプを嫌というほど打ったが、このようなパターンはほとんどなくコテンパンにヤラれてきた。だが腐らずに打っていたからこそ今日のようなことも起こるのだろう。
今月もMAXタイプを頻繁に打たねばならないと思うが、願わくば先月と逆のパターンになってほしいものだ。
それにしても2時間で3万発オーバー、やはりこの手の機種は博打台である。
投資…37500円
回収…33786個
大当たり…23回
沖縄なのに泳がなかった
7月1日から14日まで、39年振りに沖縄へ行ってきた。ほとんどが初めての所なので勝手がわからず苦労も多かったが、滞在中は幸運にも台風は来ず、念願だった憧れの地での昆虫採集に没頭し、本土にはいない珍しい虫をたくさん持ち帰ることができた(今回は主にキリギリスやコオロギなどの仲間)。
ただ残念なことに、目の前に素晴らしい青い海があるにも関わらず一度も泳げなかった。理由は自身の採集の他に生き物好きの友人たちからカニ、トカゲの類まで採集を依頼され、それらを全部引き受けて時間を費やしてしまったからだった。なので次回からは皆にナイショで行こうと思っている(笑)。
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