旅打ち~高知編~
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※パチンコ必勝本DREAMS2008年6月号に掲載されたものを加筆・修正しています


4月中旬某日(晴れ)
実は今、地元宮城県を遠く離れ、29年振りに四国の高知県にいる。主な目的は仕事ではなく、趣味の自然観察と観光だ。特に西部を流れる四万十川流域の探索は最大の楽しみである。

ここは日本最後のダムのない清流の大河として有名で、その豊かな自然環境には貴重な生物がたくさん棲息しており、虫好きな私にとってここはまさに聖地ともいえる。地元で生活している限り見ることのできない南方系の虫たちも多く、私は時間の許す限り川沿いを歩き回っていた。


しかしそろそろ遊びを切り上げて仕事をしなければならない。翌々日の移動を控え、最後に記念写真を撮ろうと、お昼過ぎに四万十川河口の旧中村市を見下ろせる小高い山へと登った。

すると、そこで驚きの光景を目の当たりにしたのだ。のどかな風景の中にやたら多くの車が止まっている場所が2ヶ所あり、よく目を凝らすとそれは両方ともパチンコ店だった。驚いた理由は、元々人口が少ないこの町に、平日の昼間、優に50台を超える車が停まっていたことだ。

当初この町のパチンコ店のことは歯牙にもかけていなかったのだが、さすがにどのような状況なのか見たくなって近い方のパチンコ店へ車を走らせた。15分ほどでその店へ到着したが、駐車場に入って再び驚かされた。車がいっぱいで建物に近い場所には空きがまったくないのだ。


それにしてもどういう人たちが打っているのだろうと思いながら興味津々で店へ入ると、やはり年配の方々が多く、20代前後と思しき若者の姿が極端に少なかった。そしてビックリしたのは、まだ入って間もないと思われる冬ソナ2は分かるとしても、春のワルツや沖海にも1台も空きがなかったことだ。

店員に換金率を尋ねると「30個交換です」との答え。私の地元にももちろん同じ換金率の店はあるが、今どき平日の昼間にこれほど賑わっている店はない。よほど割数が高いか、人口に対してパチンコ店の数が極端に少ないかのどちらかであろう。

クギを見ると高換金率店の特徴とも言える、ほとんど一律に近い調整で、専業の私が見て特別にそそられるものではなかった。ただ換金率を考えればかなりの大盤振る舞いとは言える。少なくともボッタクリではなく、一般の人たちにとっては優しい調整と言えそうだ。

しかしこのような店は非常に立ち回りが厄介で、仕事量2万程度の台は何とか見つけられるだろうが、それ以上の台となるとなかなか難しい。しかも優秀台を判別するまでにかなりの時間を要しそうであった。しかし明後日には次の目的地へ移動しなければならず、明日しか終日打つことができない。今後この地でパチンコを打つ機会はないかもしれないし、独特なクギ調整も相まって、試し打ちすることを決意した。


この店で一番打ってみたかったのは電チュー両側の道クギが一律プラス調整されている沖海。さすがにスルーはノーマルか若干マイナスだったが、もし抜けが良ければ玉増えの可能性もある。だが残念なことに満席なので、若干空き台のあった仕事人のシマで打つことにした。

見た目はヘソ幅がイマイチでお世辞にも良いとは言えなかったが、スペックが優秀なので、もし間違いがあれば高換金率の店ではかなりおいしいことになる。とりあえず空き台を2台試したが、やはり満足する回転数は得られなかった。

ところが3台目の仕事人は3000円を使い切った時点で66回転となかなか良い感触で、この回転率が正体なら明日終日打つのに十分である。ただし、仕事人は回転ムラが激しいので、もう少し現金投資をしてみることにした。そしてこれで最後にしようと思った投資5000円目の107回転目、これまでで最もアツい演出のX斬りが発生、見事確変図柄で大当たりをゲットした。

先月からの絶好調モードは相変わらず持続しているようで、今も確率の分母数のずっと手前で当たった。高換金ということで不安はあったが、出玉も1400個後半はありこれも安心である。肝心の回りの方も、1回分の出玉で平均120~125回転くらいあるので問題ない。ただちょっと残念だったのは確変・時短中にわずかながらも玉減りすることだった。

いずれにせよ、決して大した台ではないが、持ち玉を放棄してヤメる理由もないので22時頃まで打つことに。結局大きなハマリは一度もなかったが、なかなか確変図柄を引けず、22時16分何とか持ちこたえていた出玉も最後の当たりから572回転でなくなり、万事休すとなった。



旅打ち2日目(晴)
翌日、前日打った台が仕事量を確保できることがわかったので、8時40分頃宿泊先のビジネスホテルを出発し、5分ほどで店の駐車場に着いた。

前日店員に聞いたところ、朝イチは冬ソナ2だけは台取りが大変らしいが、その他は開店直後であれば選び放題とのことだった。その言葉を信じ、特に並ぶ必要もないと思ったので、5分くらい駐車場でゆっくりしてから入口の方へ行った。予想通り50人くらい並んでいるが、その内半分以上は冬ソナ狙いの人たちだと承知していたので、安心して列の後ろへ並んだ。

9時ちょっと前に店内へ入ったが、やはり聞いていた通り冬ソナに多くの人が殺到し、私がシマに入った時点ではほとんどの台に私物が置かれていた。

さて、私の狙いは余裕で取れるハズの昨日打った台なのだが、ここで予想外の事態が発生。30台ある仕事人のシマで、私の前には2人くらいしか入っていないはずなのだが、なんと狙いの台に先にライターが置かれていた。せっかく前日打ち込んで仕事量を確保できると目論んでいたが、これではまた初めから台探しをしなくてはいけない。


すぐに昨日一番打ちたいと思った沖海のシマへ行ったが、ここもまだ人がほとんどおらず、台数が仕事人の倍もあるので選び放題だった。しかし台ごとのクギのメリハリがあまりなく、実際打ってみないとわからない感じである。それに台数が多いので後から来ても打てると判断し、作戦を変更してエヴァのシマへ移動した。

ここも人数的には沖海と変わらなかったが、台数が20台しかない分、早く埋まるだろうと思い、最初はこの機種から打ち始めることに決めた。例によってほぼ一律調整だったが、自分なりの基準で台を選んだ。


9時ちょうど打ち出し開始。シマ内をよく見ると、同業風の2人組の男性が打っていた。想像するに多分彼らはリサーチ済みの台をピンポイントで狙って取ったのだろう。そう考えるとひょっとしてこのシマは脈があるのではないかと思えた。しかし間違ってもお宝台になるようなクギ調整ではなく、実際私が選んだ台は1000円で18回転、両隣も似たり寄ったりの感じで、これからの苦労が予想された。

結局2000円でこの台を捨て、他に2台試したが良い感触を得られなかった。この時点でもうエヴァには空き台がなくなっていたが、その時、例の若い男性の1人の隣が空いた。ちょっと迷ったが、その男性の台がどの程度のものか知りたいという思いもあり空き台をキープ。いずれにしろエヴァはこの台以外に空き台はないし最後にするつもりである。

ところが打ってみるとこれまでの台とは感じが違い、ステージへの玉の入りが多く、しかもヘソへのフィニッシュもよく決まる。ただしあくまでも今まで打った台と比較しての話だ。結局3000円を使った時点で72回転だったものが5000円目では121回にペースダウンしてしまった。

ちなみに隣の若者の台も私のと同じくらいの回りに思えた。まあどちらもエヴァにおいては優秀台かもしれないが、これが最高レベルなのだろう。


10時5分、投資6000円、134回転目で私が好きなリラックスSUの「リラックスリラックス~」が現れ、次の瞬間、画面中央に白黒の縞模様が見えた。確変大当たり確定の突発当たり(レリエル)である。エヴァは当たりのパターンが非常に豊富で、これが多くの熱心なファンを引きつける要因の一つに違いない。この確変はワンセットだったが、今日もまた早い初当たりを引くことができ、相変わらず楽な展開で絶好調モードは継続かと思われた。

ところがこの後11時20分過ぎ、349回転で持ち玉をなくしてしまった。玉切れはどうということはないが、問題は回りが落ちたことである。勝てる台ではあるが、回転率がこのままだと仕事量2万に満たず、この後に回りが復活する保証もないので見切りをつけざるをえない。

しかし、店内はすでに昨日来た時と同様、冬ソナはもちろんのこと、人気機種は満席になっている。それでもなんとか春のワルツをゲットし、すぐに当たって持ち玉になったがやはりこれも回らず、午後4時過ぎ、都合8台目にして1回分の出玉で145回前後回る沖海の台を見つけた。


そして22時42分、閉店のアナウンスの直前に最後の大当たりの時短を消化して稼働終了。結局、最後に打った沖海が唯一仕事量的に満足できる台だったが、一番ハマってしまい最終的には昨日のマイナス分を取り戻すどころか、逆に3万7500円負け。最近絶好調の私には珍しく連敗を喫してしまった。

今日の反省点は、ピンポイントで狙う台があったのに店員の言葉を鵜呑みにしてゆっくり行ったこと。仕事上朝イチの台取りが一番重要なのに、そのための努力を怠ったことが悔やまれる。特に今は勝手知った地元ではなく未知の地域にいるのだ。これから本格的にこちらで仕事をするにあたり、気を引き締めねばと思いながら店を後にした。

投資…5万2000円
回収…1万7800円
※2日分、4機種合計



席を立つ時は要注意

先日、久し振りに玉貸し用のコインを現金サンドに入れ忘れたまま台を移動してしまった。ただ私は職業上、常に回転数と投資額を意識しているので、5分もしない内に気付き急いで前の台に戻ったが、思いのほか早くなくなってしまっていた。

幸い金銭的には1000円だけなのでそれほど大したことではなかったが、とにかくパチンコ店において席を離れる際は、金目のものはもちろん、コインやカードなども必ず抜き取って身につけるクセを付けておきたいものである。