仕事人を打つ
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仕事人を打つ
※パチンコ必勝本DREAMS2007年10月号に掲載されたものを加筆・修正しています
先日エヴァを打っていたら2R確変を4連続で喰らい、あろうことかそれが1日で2度も発生した。おまけに実戦した台はスルーの通りが悪かったため、確変中にも関わらず消化に時間がかかった上に出玉をかなり減らしてしまった。
結局終日打って38回当たったのだが、その内2R確変が15回、そしてこの間の玉減りが少なく見積もっても2000個はあった。これだけ当てて収支がプラス30000円にも届かず、非常にストレスを感じた一日となってしまった。
私は以前、権利モノを頻繁に打っており、その頃は何度もパンクを経験していた。そしてこの2R確変、なんだか当時パンクで損した頃の気分とオーバーラップして引く度に非常に憂鬱になる。
通常時であればまだ許せるのだが、確変中のそれは時間の浪費以外の何物でもなく、一般の人もかなり嫌がっているようだ。メーカー側はこの当たりのシステムには一考の余地があるのではないだろうか。
ちなみに10年以上前、CR機の初期の頃にCR花満開(※)というかなり博打性の高い(といってもウルトラセブンやダイナマイトキングに比べれば可愛いものだったが)少し特殊な機種があった。もし現在の理不尽な規則を取り払ってこのような昔の台を復活させることが出来るなら、少しはパチンコから離れたファンも戻って来るのではないかと思っている。
8月上旬某日(晴)
今年は長く雨が続き、このまま梅雨が明けないのではという心配が持ち上がる天候が続いた。しかし8月に入って梅雨明け宣言が出されるや、まるで7月の曇天が嘘であったかのような夏空が続いている。
こうなるとアウトドア好きの私には我慢がならなくなって困ってしまう。ここ数日は強烈に海か山へ行きたい衝動に駆られており、しかもその欲求は日に日に強くなっていくばかりだ。
それに先月末から最近では珍しく真面目に働いており、しかも運よく仕事量・収支とも順調なので、仕事のアテはあるものの今日あたりそろそろ休んでも良いのではないかと思っている。
この日もいつも通り6時半に起きて準備はしたのだが、気持ちの方は今年まだ一度も行っていない海水浴に傾いていた。すでに車には数日前から海パンやシート等が積み込んであるのだ。しかしやっとの思いで誘惑を振り払い、7時過ぎに宮城県中部の某方面へと車を走らせた。
本日、このゾーンにおいては使えそうな店が2つ、E店とD店がある。E店は抽選はなく8時ちょっと前に並べばなんとか打てそうな台が取れる。一方のD店は、札台のクオリティの高さはピカイチなのだが、抽選のハードルが高いのが難であり、若い数字を引かないとほぼ100%あぶれてしまうのだ。
こういう場合仕事的にはE店を選ぶのが無難だが、今日は頭の片隅に海へ行きたいという思いがあったのでD店の方へ足が向いてしまった。
D店に車を走らせていると、突如猛烈な便意が襲ってきた。慌ててコンビニを探してトイレへ駆け込み、待つこと5分ちょっと、やっとの思いで下腹部の痛みを和らげることができた。
しかしトイレを出て時計を見ると7時20分を過ぎており、D店の入場抽選へ間に合うかどうか微妙な時間になってしまったので、行先をE店に変更せざるを得なくなった。
7時45分過ぎE店到着。D店ほどではないが、この店にしては多めの50人くらいが並んでいた。入場は多分8時20分頃だから、30分も並べば涼しい店内へ入れるが、雲一つない真夏の青空から照りつける太陽は強烈で、あっという間に汗が滴り落ちてきた。
最近私のテリトリー内では大規模店のほとんどが入場抽選を行なっているので、滅多に開店待ちで並ぶことはなくなった。夏空の下で開店待ちをしていると、改めて入場抽選のありがたさがわかる。
思えばパチプロ初期の頃は、ちょっとしたイベントがあると9時開店の店に2時間以上前に並ぶのはザラで、午前4時前から並んでも狙いの台を取れないことすらあった。当時のパチンコ店は客のそんな状況を知りながらも、その苦労を軽減するような対策をほとんど取らなかった。現在のパチンコ人口は以前より大分減ったが、前述以外にも営業努力を怠ってきたツケが回ってきたのだと思っている。
さて8時20分過ぎ、やっと涼しい店内へ入れることになった。私が貰った札は53番目だ。D店ほどクギのメリハリはないが、今日は多分全体的にクギを少しアケているはずで、その中でも少ないながら店なりにクオリティを高く調整した台があるかもしれない。
しかもこれといった目印がないので、私的には好都合な店である。並びの連中を見ていると顔見知りの同業も何人かいたが、予想外に一般の人やパチスロ狙いと思しき若者が多く、少ないパイを大勢で奪い合う状況ではないことは認識できた。
そして先に店内に入った客の動向を見ると、パチンコ狙いの人達はほとんどが新台の仮面ライダーや花の慶次の方へ向かっている。私の番号でも新台を確保できそうだったが、この状況だとクギを見比べて選ぶ余裕はないはずだ。よって台数が多くじっくり台を選ぶことができる沖海やスー海の方へ行こうと決めた。
その途中、普段は使えそうにない仕事人のシマを通り過ぎようとしたら、ふと1台、他の台より明らかにヘソ幅が広い台を発見した。といってもお宝調整ではなく、実際打ってみてひょっとしたら、という感じの台だった。
ここでひと昔前ならとりあえずこの台に私物を置いて他の台を探せば良かったのだが、現在私のテリトリーにおいては、たいがい台取り券を渡されるので、1台しか確保できない。
こういう場合、私のような輩にとっては実に不都合だが、店側から見ればより公平で良い決まりだと思う。少し逡巡したが海のシマへ行くのを諦め、その台に台取り券を置いた。もしこの台がダメなら本物の海へ遊びに行けば良いのだ(笑)。
その後、他の台を見て回ると、仕事人のシマに数台同じような調整を発見した。予想外に本命の海系にはなかったが、その他のシマも数機種だが同様の台があった。しかもそれらの台の半数近くがまだ空いており、何台も見ている内に目移りしてしまった。
しかしどの台もこれといった決め手がなく「どんぐりの背比べ」といった印象だったので、結局最初に取った仕事人を打つことにした。
8時30分過ぎに打ち出し開始。仕事人IIIはこれまで何度かトライしているが、この機種が導入されて3ヶ月も経つのにまだ終日打ち切ったことが2回しかない。一番大きな原因は「光り物」が嫌いだからだ。
特に仕事人IIIは盤面の光だけでも目にキツいのに、当たった時に耳をつんざく大音量と共に枠外上下の赤いランプがこれでもかという風に光りまくり、ハマっていて単発で当たった時などは腹が立ってくる。とにかく私のパチンコ歴の中では打ちたくない機種のベスト10の上位に入ってくる機種なのだ。
さて、この台の調整は先ほどのD店の札台と比べ、ヘソ幅は一回り狭いがワープ入口と風車はほとんど無調整で、スルーもプラスで良さ気な感じだ。あとは打ってみなければ分からないが、少なくとも1000円あたり20回転を切るようなことはないと思えた。
打ち出して1回転目、極悪人リーチがハズれた後に主水が登場した。この機種に関しては勉強不足の私でも、高信頼度の演出だというのは分かっていた。仕事人は初期のバージョンからほとんど良い思い出はなく、鬼門の京楽系機種の中でも華王と双璧をなす天敵なのだ。そろそろ間違いが起こっても良い頃ではある。
そう思いながらも分母300以上の機種で初のお座り一発を期待して待つこと1分あまり、周囲の視線を一身に集めていたが、当たり図柄の八が3つ揃うことはかなわなかった。やはり鬼門の攻略はそう簡単にはいかないようだ。
しかし最初の500円で14回転まわり、なかなか良い感触だ。そして次の500円分の玉を流した直後、前の500円分の保留玉13回転目で仕事人出陣の文字が出現した。これまた激アツな演出だ。もう当たりハズレは決まっているが、適当にボタンを押してみた。止まったのは鉄。一応主水の次に信頼度が高いが、今度はどうだろう。
もしこれが当たってなかったらまた大敗するのだろうか? 先日、同じ京楽のジョーズでやっと大勝したが、やはりあれはフロックで、今日からまた鬼門に戻るに違いない。そんなことを考えていたら、鉄の手が見え、なんとたった1000円で当たってしまった。ただ確変格上げはなく、この辺が私の対京楽らしいところだ。
さて、問題はこの出玉でどれくらい回ってくれるかだ。回転率が1箱だけで把握できるわけはないが、借りた玉と出玉を合わせて1600個ちょっとあるので、最低でも240回以上は回って欲しい。
もし230回転を切るようなら悩んで疲れてしまうので、その場合は引き上げて海水浴へ行くことに決めた。
9時28分、持ち玉はなし。しかし回りムラなのだろうが回転数表示は304を指しており、予想以上にデジタルは回っているので勝負は続行だ。ただでさえパチンコで勝つのが大変なのに、今目の前にあるのは、私にとって最大の鬼門京楽の機種である。今日も苦労するのは覚悟せねばならないだろう。
9時44分再投資3500円、382回転目で今日何回目になるのだろう、頼み人登場から勇次SPリーチに移行していた。…と思い込んでいたが、ん? 唇が赤い! よく見ると勇次ではなく竜SPリーチだった。今までこの演出は自分の台を含めて3回目撃しているが、一度もハズれていない。
多分これは鉄板に違いない。いずれにしても京本政樹には滅多にお目にかかれないのでじっと見つめていた。当然のごとく当たり図柄の八が真ん中に出現し、そして七に格上げになった。仕事人は普段から敬遠しているせいもあり、約半月振りの確変大当たりである。
この確変は2R確変2回と引き戻し1回の15連チャンを達成。もちろんこの機種においての連チャン新記録である。その後も初当たりは早く、確率の分母数を超えたのは3回だけだった。しかも最高ハマリは678回転で、その上確変も多く、時短中の引き戻しも4回あった。
終わってみれば44回も当たり(2R確変を除く)この機種で初のホームランで終えることができた。ただ光と音の攻撃には辟易してしまったが…。
これでやっとまた一つ天敵の牙城を崩すことができたのは嬉しかった。今後この機種でこれだけ当たりまくることはないかもしれないが、大当たりした時に台下の赤いランプ群を手で隠す防衛策を発見したのは収穫だった。
投資…4500円
回収玉数…46331個
初当たり(時短含む)…12/3444
大当たり回数…53回
※CR花満開…当時の他のフルスペックに比べ、初当たり確率が甘かったが、その分確変突入率が抑えられていた。しかし一旦確変図柄で当たると確変突入率がアップし、その上保留玉連チャンもあったので、かなり刺激的な機種だった。
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