パチンコの回収リスト出揃う

昨年一般紙を賑わせ、それが波及して国会での質問に繋がるなど、業界を揺るがす問題となっている「遊技くぎ」問題。その根幹である「検定時と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」は行政側から早期の回収(=撤去)が要請されており、対象となる機種のリスト(回収リスト)をパチンコメーカー団体の日工組が作成していた。

これまで、2月に第一次、そして3月には第二次のリストが公表されていたが、5月に行政側から「年内一杯での回収へ向け、全ての対象機を6月中に公表するように」との指導を受け、第三次と第四次として全ての対象機が掲載されたリストが6月23日に公表された。

今回のリストにあがった台数は現時点で約58万台。これに第一次と第二次の台数約9万台(リスト公表時よりも設置台数は減少しているが)を合わせると、年内で70万台近い台数がホールから撤去されることになる。

さらに今回のリストには牙狼金色、牙狼魔戒ノ花、大海物語3といった主力機種が含まれており、これらが撤去されることでホールは大きな痛手となるのは想像に難くない。

既に第二次リスト(第一次と第二次リストに掲載された機種は8月末が撤去目標となっている)に入っていた沖海3は主力機種ながら撤去が進んでいるが、今後ホールからもファンからも惜しまれながらの撤去が粛々と進むことになる。


なお「検定時と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」はゲージの問題が大きく、甘デジ等の射幸性が比較的低い機種もリストに入るのでないかと予想されていたが、今回のリストは主にMAXタイプが対象になっている。

これは役物比率がMAXタイプと甘デジでは異なるからではないかと考えられるが、別の問題として年内での店内設置比率を30%以下にするという目標が掲げられていた『高射幸性遊技機』(データ上で10万発以上の差玉を記録したもの)と奇しくも一致する結果になっている。

いずれにしても旧MAXタイプは年内一杯でホールから姿を消すことになるのは間違いなさそうだ。
(宇惨臭蔵)