自主規制案まとまる


2014/10/3
自主規制に係る説明会
@日本電動式遊技機工業協同組合会議室
(日本電動式遊技機工業協同組合)

パチスロメーカーの組合である日電協と日工組は、業界誌紙を集め「今次自主規制について」の説明会を開催した。これは8月29日、警察庁から型式試験において不適合事由が散見されると指摘を受けたこと、また9月16日の持ち込み分から試射試験方法が変更されることを受け、ART機能をこれまでのサブ基板からメイン基板へ移行することに関連するもの。先日の説明会で「ART機能はサブ基板からメイン基板へ移行する」ということが発表されたが、今回は主にこのことに関連した自主規制ということになる(そのため、いわゆるノーマル機についてはこの自主規制の対象外)。

まずその一として、ART機能をメイン基板に移行していない機種の販売・新台設置期限は平成27年11月末としており、これまで通りのサブ基板で出玉制御を行なう機種はこれ以降設置されないことになる。またART機能を主基板に移行した機種については、ペナルティ機能を搭載しないことが併記されている。

その二としては、現行ペナルティ方式の型式試験申請期限は平成26年11月前とするもので、続けて公平性を担保するために1メーカー、1シリーズ(2型式)までのみとし、また既に試験方法が変更された9月16以降に申請されているものもこれに含まれるとしている。現行のペナルティとは次の遊技者に影響が及ぶものと定義されており、例えばペナルティが数ゲームに渡って継続されるものと成る。

その三は平成26年12月1日から全て新規ペナルティ方式で型式試験申請を行うとしており、次の客へ影響を与えないような新しいペナルティについては現在ルールを検討中とのこと。

その四は検査方法が変更される前の平成26年9月16日以前に適合済みの機種の販売・新台設置について平成27年11月末とするというもの。これはその二と三についても同様で、ART機能をメイン基板へ移行していない機種の設置は平成27年11月末がリミットになる。

今回発表された自主規制は、主基板で出玉制御を行なうスケジュールを明示し、またペナルティについての枠組みを明確にしたものになる。これで来年末にはサブ基板で出玉制御を行なうような新機種が登場しないことになり、またこれまでに近い内容が予想されるその二についても、既に検査方法が変更されており、これまでのようなスペックは既に(9月16日以前に適合済みを除き)事実上不可能になっている。さらにペナルティ以外の件についても現在検討が進められているとのことで、今後自主規制項目はさらに増えることが予想される。

なお今回の自主規制については監督官庁である警察庁も「了承したものと考えている(日電協)」とのこと。激震が続くパチスロだが、今後の動きにも注視していきたい。
(宇惨臭蔵)


以下、資料書き起こし


●今次自主規制について

期限を定めて、ART機能を主基板に移行するとともに、ペナルティ機能のあり方についても見直しを実施します。これに伴う具体的措置は下記の通りです。なお、いわゆるノーマル機については本件自主規制の対象外となります。


1. ART機能を主基板に移行していない遊技機の販売・新台設置期限は平成27年11月末とする。したがって、同年12月1日以降は、いわゆるノーマル機及びART機能を主基板に移行した遊技機しか販売・新台設置できない。
ART機能を主基板に移行した遊技機にあってはペナルティ機能を搭載しない。


2. 現行ペナルティ方式の型式試験申請期限は平成26年11月末とする。この間、公平性を担保するため、型式試験申請は、1メーカー、1シリーズのみの2型式まで(2型式の同時申請可)とし、平成26年9月16日以降に申請されたものは全てこの2型式のうちに含まれるものとする。ちなみに、型式試験方法のうち試射試験については平成26年9月16日以降変更済みの方法で行われることに留意する。
 本件適合機の販売・新台設置は、第1項に従って平成27年11月末までとする。


3. 平成26年12月1日からは全て新規ペナルティ方式で型式申請を行う。これについては、次の客へ影響を与えないルールを検討中である。
 本件適合機の販売・新台設置は、第1項に従って平成27年11月末までとする。


4. 平成26年9月16日以前に適合済みの遊技機の販売・新台設置についても、第1項に従って平成27年11末までとする。