産学協同でイメージ向上を
業界のイメージ向上を考えるプロジェクト


2021/12/25

業界のイメージ向上を考えるプロジェクト

パチンコメーカー35社で構成される日本遊技機工業組合(日工組)は、「パチンコのイメージ向上」を目的に大正大学表現学部(東京・豊島区)の中島和哉准教授ゼミと連携し、学生たちと業界のイメージ向上を考えるプロジェクトを実施した。


参加した学生は広告代理店などに就職を希望する3年生の7名で、大半はパチンコ未経験者とのこと。



今回の取り組みのために独自にアンケート調査を実施したり、ホールに足を運んで遊技を体験したほか、2021年8月13・14日に生配信された日工組主催のファンイベント「みんなのパチンコフェス ONLINE2021」の収録現場を見学。この集大成として12月10日に学内で「パチンコイメージ向上」の施策を2チームに分かれて発表した。


A班が提案したのは、友人紹介制度のあるアプリの開発。パチンコ・パチスロユーザーの約8割が、遊技を始めたきっかけとして家族や親戚、友人などから誘われた点に着目し、友人紹介制度で成功したUberEatsやTikTokなどのアプリを事例に効果を説明。


また、業界のネガティブイメージである「ギャンブル性」「遊び方が分からない」「手軽に遊べなさそう」などを払拭するため、街中に無料でパチンコが体験できるボックスの設置も推奨していた。

これらについて「一度でも体験してもらえれば、ゲームに馴染みのある若年層であれば、パチンコの遊技性を理解してくれると思った」と企画の趣旨が説明されていた。

さらに、日本独自の文化として外国人をターゲットにしたインバウンド需要として、海外で開催している「ANIME EXPO」への出展や店舗での外国人対応スタッフの常設、旅行会社との提携など、幅広い視野での提案が行われた。


B班は実店舗調査で感じた初心者に対するスタッフの対応の不十分さや、アンケート調査から見えた業界の現状を踏まえ、パチンコ体験イベントの拡充を提案。背景には、20代を中心に「パチンコに行かない理由」をアンケート調査した結果、「そもそも興味がない」が73.3%、「やり方が分からない」が22.4%と、若年層への接触機会の少なさが浮き彫りになったことを挙げていた。


また、20代のパチンコ経験者への調査では、パチンコを始めるきっかけがすべて家族や友人からの誘いで、1人でホールに行って始めた人がいないということが判明。そこで、接触機会増加のため、特設会場の設置や既存店舗内での専用エリアの常設などの重要性を説いていた。

体験イベントの集客方法としては、クオカードなどのデジタルギフトキャンペーンやパチンコのゲーム性を擬似体験できるクジ引きなどを企画。他にも、ホールでの学割制度の導入や家族や友達と囲んで遊べるアーケードゲームのような機種の開発も提案していた。


今回の提案を受け、日工組は「学生との共同プロジェクトを通して、若年層が抱く業界のイメージや問題点、さらに新規ユーザー獲得のための若者に刺さる効果的な施策を具体的に知ることができました。今回得た知見は、遊技人口の減少が問題視されている遊技業界にとって、課題解決の一助となる可能性があります。組合では引き続き、様々な取り組みを通じて業界を盛り上げていく所存です」とコメント。

パチンコのファン拡大への施策は、今後も注目していきたい。