押してダメなら引いてみる
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「1つは、ひたすら打ちまくること。ただし闇雲には打たず、ART機のハマリ台狙いやジャグラーのREG先行台など、明確に打つべき理由がある台だけを、ひたすら狙い続ける」

「へぇ~。思ったよりまともな答えが返ってきてクリビツです」

「スランプ状態ってのは、一種の負けグセが付いている状態だからね。理論上プラスになるであろう台を地道にコツコツと打って、勝ち癖、つまり勝つための思考や感覚などを、改めて体に染み込ませるのが狙いですな」

「負け癖とか勝ち癖とか言われると、流れ論者の意見のように聞こえますけど」

「そういうことだけではなくてさ、心理的な部分もあるんです。負け癖=負けが込んでいる状態ってのは、努めて冷静に振る舞っているつもりでも、どこかで思考や行動に乱れが出てくるものじゃない? その心理的な負の連鎖を断ち切るためにも、勝ち癖をつけようと努力するんですよ。ホラ、負けが込んでいる時って、えてして無茶な勝負に出ちゃったりするもんでしょ?」

「たしかに。その日の負けをその日中に取り返そうとして、某神系とか悪魔系機種にさんざんやられた苦い記憶がありますからね(苦笑)」

「でしょ? 俺も右に同じく(苦笑)。そういった無謀な勝負を抑制する意味でも、勝ち癖をつけようとコツコツ打ちまくる立ち回りは有効なんですよ」

「なるほど」

「まあ、負け分を取り戻すための助走的な行為と考えるとしっくりくるんじゃないかな? 敗北という名の断崖を、その場でいきなり跳び越そうとしても転落は必至。だから、助走は長ければ長いほど良いんです」