第1話前編「竿氏降臨」
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その日、アタクシは某旅番組の収録で、台風直下の某県にいた。


梅屋シン(以下、梅)「う~ん。嵐さんが企画趣旨にこだわりたい気持ちは分かるけど…さすがに今回はしょうがないんじゃない?」


そう、先週お話した"スペシャルゲスト"とは、その旅番組で長年相方を務めてくれている梅屋のシン様。

今回はスケジュール的に地方での調査実戦を敢行しなければならなくなり、移動手段のないアタクシ(厳密に言うと運転免許がない)のために運転役を買って出てくれただけでなく、データ採りまで手伝ってくれると言うのです!


「まあ、俺もB-MAXは好きだからね。今日だって普通に打ちたいし」


さすがは稀代のフェミニスト(俺はメンズだけど)。持つべき者はやっぱり友やで!

…ただ、実戦前に1つの問題が勃発。車で移動できる範囲にビーマ設置店が3件しかなく、1店舗は4台あるのですが(仮にA店とする)、他の2店舗の設置は1台のみ。そのため、A店で実戦を行なうしかないのですが…いい感じにBIG・REG(以下、BR)が偏った台が1台もないんですよね。


「運転するのはやぶさかではないけど…さすがにいつ天気が激変するかも分からないこの状況下で、20kmも30kmも車を走らせるのはちょっと危険だからね。今回は"逆説的検証編"とでも題して、普通のデータの台を打ったら、本当にBRが異常な偏りを見せることはあるのか? ってな感じで、妥協して実戦するしかないんじゃない?」


ごもっともでございます。アタクシのバカ企画のために、悪天候のなか無理に車を運転してもらって、何かあってからでは済まないからね。

というワケで、アタクシ嵐がこちらの台、


(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

そして回胴界きっての竿師(釣り好きってことです。決して他意はありません)、梅屋御大にはこちらの台…


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を打って頂き、調査実戦を敢行することといたします。


さて、打ち始めのゲーム数をメモ帳に書き写し、データ表示器の写メを撮り終えいざ打ち始めようとすると…ちょうど背中合わせ、真裏の台に座った梅屋先生が、アタクシの肩をトントンと叩いてきた。

梅屋先生にはとりあえず実戦データの採取と、爆弾のカウントをお願いしたのですが…もしかして、小役カウンターの調子でも悪いのかしら?


「フッフッフ。見てよ、コレ」

「!?」

なんと、座って1G目で左リール赤7下段からの爆弾・スイカダブルテンパイハズレ目を降臨させてやがる!



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「しゃーっ! REGなのは残念だったけど、座って1G目でリーチ目降臨なんてめちゃくちゃ幸先がいいね♪」


くっ、神よ…。アナタはどれだけ梅屋という男を寵愛すればお気が済むのですか? 奇しくも同世代に生を受け(アタシと梅ちゃんは同い年です)、仲良くなってからキャバクラに一緒に行き始めて幾星霜…。


キャバ嬢「ええええぇぇぇぇ!? 2人は同い年なんですか?? 全っ然同い年に見えないんですけどー! マジウケるー(笑)」


…と、聞き飽きたリアクションを取られることも幾星霜。かたやジャニーズ風のイケメン。かたや悪役商会風のポチャメン。同じ生物で、同じ性別であるハズなのに…生まれ持ったその差は超ド級、丁度よくなんて考えちゃダメージダメージ。

ここまで扱いに違いを与えておいて…その上パチスロのヒキにまで格差をお与えになられようと言うのですか?


そんな逆恨みオーラを背中で竿氏に送りつつ、アタクシもようやく実戦を開始。すると、開始わずか7G目で…


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アタシにもおんなじのきたっ!!!!!

しかも、コレが嬉しいBIG♪ すると、即座に梅ちゃんが肩をトントンと叩いてきて…


「やったじゃん! このコラムではいっつも負けてばっかりなんだから…たまには勝ちなよ!」


とエールまで送ってくれた!

…アンタそらモテるわ。たしかにイケメンだけど、ぶっちゃけ容姿とか関係ないんやね。優しすぎるでホンマに。アンタの前では…バ○ァリンすらも裸足で逃げ出すで、正味の話!

彼が神に愛される理由、そしてアタクシという人間がどれだけ矮小かということを思い知りつつ、初BIGを消化。

すると、ちゃーんと神様は一連の流れを見ていて、天罰を与えたもうたんでしょうね。初当たり後、すぐに引いた2度目のBIG中に…



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れぐ~~~~ん

JACINフラグの代わりに、REGが立つ…という、全くもって嬉しくないプレミアが降臨。しかも、残り1枚での成立って…これを神の御業と言わずしてなんと言うのか(苦笑)。


「アンタ、やっぱり持ってはるね(苦笑)」


…うん、俺もそう思います(苦笑)。残り11枚の状態で爆弾を引き、次ゲームでREGを引く。これほど完璧なシナリオはないもんね。…そう言えば、俺も神に愛されてたわ。悪戯好きな"笑神様"に、ね。


そして、パチスロというのは不思議なもので、こういう"逆奇跡"的なことが起こると流れがガラリと変わるんです。実戦開始から小気味よく引けたボーナスはすっかり鳴りをひそめ、ボーナスどころかスイカすらも引けず、出目に変化のないプレイが延々と続く…。ついには、「お願いだから、さっき(BIG中)のREGを返してっ!」と叫びたくなるような衝動に駆られる始末。


一方、相方のシン様は…

71 REG
99 BIG
5 BIG
(11) RT終了
83 BIG
(18) RT終了
45 REG
49 BIG
(11) RT終了

アタクシとは対称的に、怒涛の2ケタ連炸裂で1箱カチ盛りに!

同じようなデータの台を打ち始めたハズなのに、序盤にして生まれたこの圧倒的大差。コレは果たして守護神の違い(普通の神様と笑神様)なのか? そしてこの後の展開は一体どうなるのか!?


この続きは次週の後編で!