名機復活
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- 打チ人知ラズ。(わし)
名機復活
日曜日の昼下がり、横になってぼんやりとクイズ番組を見ていたのだが…わしはふと思い当った。この手の番組への入り込み具合がずいぶん変わったな、と。
それは自己回答率と正解率が年々上がっているからに他ならない。昔であれば、ただ単に興味のない情報を投げかけられているという認識で、正解を考える必要性がなかった。そもそも知らないのだから考えようもないのだ。しかし年齢を重ねた結果、昔の出来事などが知識となって積み重なっているため、思いを巡らせれば答えに辿り着く"とっかかり"のようなものが脳内のどこぞに残っている。それを手繰り寄せひねり出す作業が心地よくなっているのだと思う。
例えば、「イチロー選手の出身校は?」という問題が出題されたなら、わしはイチロー選手とほぼ同世代(わしが年下)だから「愛工大名電」と即答できる。しかし今の中学生に同じ問題を出題した場合、正解はおろか日本での所属球団だった「オリックス・ブルーウェーブ」すら知らないかもしれない。今の中学生にとってのイチローはバリバリのメジャーリーガーという姿しか見ていないのだからそれも致し方ない。
わしが中学生の時(平成元年)に置き換えると、「王監督の出身校は?」といった問題と同じ感覚なのかもしれない。もちろん中学生当時も王監督の現役時代は知らないし、まして出身校など知る由もない。「ピッチャー、鹿取!」と連発する姿がわしにとっての王監督の全てであって、高卒か大卒かすら知らなかった。
ちなみに、今では出身校が早実(早稲田実業)だということは知っている。早実は今の地元の強豪校でもあるし、さすがに「早実」という単語程度は一度聞けばすぐに知識となる。
一方、全く興味や関心がないのが芸能・音楽系ジャンル。それこそ流行りモノの情報や単語程度なら耳に入ってもいるだろうが、それらは右から左で、脳に情報として沈着することは稀だ。それどころか文字を単なる記号としてしか見ておらず、意味をもった情報とすら認識していないかもしれない。まぁそれくらい関心が薄いということだ。
さすれば件のクイズ番組で平成生まれのタレントや歌手について出題された場合、そもそも主語にあたる人物名やグループ名がまるっきり分からないから完全なお手上げ状態になる。最近のチームサプライズメンバーの名前と顔が一致することの方がわしにとっては奇跡的なことで、「AKB48の中でゆきりんの愛称で人気なのは誰?」程度なら、早押しクイズでも押し勝てる自信があるが…。
また、元来苦手な文学や歴史の問題が難解なのは今も昔も少しも変わらない。例えばドストエフスキーなんて、脳内で想像しただけでも"ドエストエフスキー"と舌を噛みそうになる。
「どこの国の人?」程度であれば、名前の響きの連想からポーランド人と推測して東欧諸国の中から大雑把な正解である「旧ソ連」まで辛うじて辿り着けるかもしれないが、もし続けて「では彼の有名な作品は?」と聞かれれば…スミマセン、知りません。この手の問題も完全にお手上げだ。
歴史関係も同様。鎌倉幕府と江戸幕府成立の年は知っているが、室町幕府は残念ながら知らない。恐らく、この程度は常識問題だのだろうが、このザマだ。
しかし、わしは場末のパチンコ打ちを長く続けているので、パチンコ台の歴史(変遷)に関する知識ならそれなりに豊富だと自負している。もしも「SANKYOが発表した台の中で名機だと思う機種を100人に聞きました。上位3つに挙がった機種を答えなさい」という問題を出題されれば、まず間違いなく入っているであろう「初代クイーン」と答える。
余談ながら、友人のアキオは一時期、携帯の着信音をクイーンにしていたほど熱烈な支持者である。気持ちは分かるのだが、感傷に浸るような懐古主義に辟易し、わしは密かに軽蔑していた。
それはともかく、誰もが認める往年の名機クイーンが「CRフィーバークイーンII」として現代に復活し、今週からホール導入が始まっている。詳細はサイトで確認してほしい。クイーンのドラム演出の数々が、液晶とギミック演出に慣らされた今のファンの支持を得られるかがロングヒットのポイントになりそうだ。
個人的な感想としては、20年近く前に一世を風靡した台の演出をそのまま受け継いでいるし、スペック的にも羽根デジに属するST機で往年の保留玉連チャンを体感できる設計になっている点も好印象。これらからロングヒット間違いなしと確信している。
しかし、もちろん言うまでもないが、クイーン最大の魅力はやはり、アドレナリン全開になる「チャッチャラチャッチャラ~」のリーチ効果音に尽きる。効果音の最終盤「ピピピピィィピーー」に合わせて音が鳴り止んだ瞬間に図柄が揃っている様は余人に代えがたい(人ではないが…)。
しかも効果音の最終盤まではなかなか発展しないから、発展した時の激アツさは半端ない。そして当たる時の音と図柄が同時に止まる爽快感というか、ついに引き当てた達成感というか、とにかく様々な喜びに満ちた感覚に陥ってしまうのだ。
かつてのクイーンを知らない若いファンの人たちには、是非とも効果音に耳を澄ませて打ってもらいたい。ドラム演出も秀逸なのだが、効果音だけで演出が充分成立しそうな台は滅多にないと思うからだ。
わしは目を閉じて心眼を開いてクイーンの演出を堪能したいと思っている。そして、オジサン世代が昔のパチンコ台を懐かしむ気持ちを少しでも理解してくれたなら、今後発表されるパチンコ台は全ての打ち手に対して良い影響が出ると信じている。
追記
九州場所初日の客入りには驚いた。あの九州場所で満員御礼が続くとなれば相撲人気回復は本物なのだろう。本当に嬉しい限りだ。
最近の幕内上位は、老壮青が充実しているから特に若手の出世争いに注目している。一推しは照ノ富士春雄だが、大横綱・白鵬があまりにも強すぎる。群雄割拠の時代になるには、白鵬の衰えを待つしかないのかもしれない。だが、白鵬には次々と前人未到の大記録を打ち立ててほしいと思っている。
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