初打ちは例年通りの結果だった
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初打ちは例年通りの結果だった
※パチンコ必勝本CLIMAX2012年3月号に掲載されたものを加筆・修正しています
私の活動拠点は宮城県だが、昨年の大震災以降人口は間違いなく増えている。原因はいくつか考えられるが、まず震災復興関係の仕事で来ている人たちが多いということ。それから仙台市内陸部においては、沿岸部や岩手、福島から移ってきた人が多数いるということである。
そのおかげで空き家が目立っていた仙台市中心部の自宅周辺は昨夏以降ほぼ満室になり、数年間買い手がつかなかった建売住宅も一気に完売してしまった。
それに伴って商店街への客足も増し、近年閉古鳥が鳴いていた東北一である仙台の夜の歓楽街、国分町もかなり活気を取り戻している。余談だが、必勝本のスタッフ御用達の街でもある(笑)。
そしてその相乗効果はパチンコ店にも波及し、一昨年に比べるとホール内の人数は明らかに増えた。これは私のような輩にとっても好都合で喜ばしいことであるが、一方でちょっと由々しき問題も発生している。
それは、特に津波の被害が甚大だった海沿いの人たちに多いようなのだが、未だに定職が見つからず、他にやることがなくてパチンコ店通いをしており、その中の多くの人が被災して受け取った補償金に手をつけているというのだ。
本来は大切に使わなければいけないお金をパチンコで散財してしまっては、重要な場面で進退窮まってしまうこともあるかもしれない。もちろん勝っている人もいると思うが、それはごく少数派といえる。
パチンコは普通に打って勝てるほど甘くはないし、もし簡単に勝てるなら、店は商売として成り立たないだろう。パチンコは長く打てば確率は収束するとはいうものの、その波の荒さは半端ではない。専業で時間がたっぷりある私たちでさえ収支の荒れに嫌というほど悩まされているのだから。
時給がプラスになる台以外は絶対に打たないという強い意志を持っていれば、年単位の長いスパンなら素人さんでも何とか勝てると思うが、これでは楽しくないし、それどころかかえってストレスが溜まっていくにちがいない。
なぜならそれは、『パチンコを打ちたくてわざわざホールに行ったのに我慢して打たずに帰る』ということをひたすら繰り返すということを意味するからだ。
極論すれば、パチンコは勝ちにこだわるか、楽しむかということになるが、私がまた普通の会社員に戻ってパチンコを打つなら、きっと後者を選ぶ。当然勝てなくなるが、もともと遊びだと割り切ればお金を使うのは当然だし、それで時々勝てればパチンコと楽しく向き合えるだろう。
1月6日(晴)
年が明け、この仕事を始めて15年目に入った。6日の仕事始めは例年より少し遅めである。今年も元旦に目標を立てたが、いつもと違ってあえて数字は設定しなかった。とにかく今年はなにがなんでも夏に沖縄へ行くつもりだ。
それは、30年来憧れていた幻の虫の生息地がやっとわかったので、仕事の収支に関係なく行くと決めているのだ。そしてただこれだけが唯一無二の目標である。
もちろんそのためには資金と時間が必要になるので、必然的に頑張らねばならないし、確実に落ちているパチンコに対するモチベーションの維持にも繋がると思っている。
さて、今日は新台入替で12時オープンの店が多いのだが、これはという店はなく、どこが使えるかは行ってみなければわからない。
このような場合、私は「快適」「パチンコ以外のプラスα」「近い」の3つの要素を考慮して決めるのだが、今日はA店だけが3つの条件をクリアしていたので迷わず行くことに決めた。
11時30分に仙台市内のA店到着。この辺では人気店であり、新年一発目の新台入替とあればかなりの人が来るものと予想していたのだが、行列はまだ100人を少し超えたくらいだったので、ちょっと拍子抜けしてしまった。
昨夏以降、宮城県において入場抽選が廃止されてからは新台を初日から打つ機会が少なくなり、今回も旧台の開け返しを狙いにきたわけだが、ひょっとしたら今日は新台のプレ海プラチナをゲットできるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いて100番目くらいで店内に入った。すぐにプレ海プラチナのシマへ向かったが、予想通りかなりの人が入っていた。しかし空き台はまだ少ないながら残っており、なんとかその中の1台をゲット。
だが釘を見るとお世辞にもヘソが広いとは言えず、ちょっとがっかりしてしまった。それでも他の部分がほぼノーマル調整だったので、一応台取り券を置いて確保。
念のため他のシマも見に行ったが、他の新台もヘソ幅はイマイチだった。ただ、当初確保する予定だった既存の海がこの店にしてはなかなか良さ気な調整で、期待値2万円は切らなさそうに思えたので迷ってしまった。しかし今後のこともあるので、とりあえず初のプレ海プラチナを打ってみることに。
12時に打ち出し開始。出だしは1000円で23回転。デキは良さ気な感触だったが、5000円で104回転に失速してしまった。こんなことなら旧台の海のほうが良かったと思っても、すでに人気機種の海に空き台はなく、この台がダメならドロップアウトせざるをえない。
まあ仮に回転率が上がったとしても微妙な台であることは想像できたが、他に選択肢もなく、とりあえずもう少し様子を見ることにした。
ところがここから急激に回転率が上がり、1万円を打ち込んで254回転までアップ。この回転率が正体ならお宝台だ。もし他の海に1台でも空きがあったら間違いなく途中で捨てていたに違いないので、満席状態だったのは逆に幸運だった。
しかし安堵したのも束の間、その後の3000円で57回転しか回らず、再び失速してしまう。やはりこの台、最初の23回転という数字が正体に近いのかもしれない…。
そう考えていた13時過ぎ、投資1万4500円、324回転目のサメのリーチで魚群が出現し、単発ではあったが今年初めての大当たりをゲット。
その時短終了後、間もなく154回転目でマリンちゃんリーチがハズれたと思いきや、図柄が止まらずプレ海チャンスへ突入し、15R4連チャンで一気にプラスへと転じた。
次の初当たりも早く、306回転でまた確変図柄を引いて3連チャン。すでに手元には9000発近くの玉があり、気持ちはもう勝ったも同然だった。
だがこの思いが大当たりの女神の気に障ったのか、次の初当たりは確率の倍近い599回転で2連、次も倍以上ハマり、18時38分、628回転で持ち玉がなくなってしまう。
ただ、肝心な回転率は1000円あたり23.5回転以上キープしており、出玉もまともなのでヤメるわけにはいかず、この後いくらハマろうが少なくともあと3時間は打ち続けなければならない。仕事柄こんなことは日常茶飯事なので、慣れてはいるがやはり退屈だ。
しかし今日はちょっとしたお助けグッズを持っていることに気づいた。実は昨年末、わけあって長年拒否してきたワンセグの携帯に買い換えたところだったのだ。いつもなら、こんな時は瞑想モードに入るのだが、これは試さない手はない。
早速テレビを見るために操作を始めたが、「ピュー」という音で我に返り画面に目をやると、再投資8500円、823回転でアンコウが揃っていた。それにしてもパチンコは不思議だ。大当たりの意識が飛んだ時に限って得てして当たるものなのだ。
これは単発で終わったので再びテレビをつけたが、喜んだのは最初だけ。やはり小さい画面では無理があるようで、すぐに飽きてしまった。どうりで他の人がテレビをなかなか見ないわけだ。
その後、瞑想モードに入ったが、223回転で玉切れした後にまたハマりだした。当たりを引けるかどうかは自分ではどうしようもなく、残り1時間半くらいただひたすらデジタルを回すしかないが、このまま当たらないと5万円近くの負けになる。
そして間もなくタイムリミット近くの21時27分、もうすっかり大当たりのことなど眼中になく、下を向いて計算していたその時、懐かしい昔の海のサウンドが…。
思わず画面を見ると、ジュゴンで珊瑚礁リーチがかかっていたが、よく見ると10年以上前の初代の珊瑚礁リーチでプレミア演出だった。
これがなんとか4連チャンし、ボロ負けは免れた。今日は初打ちだったのでできれば勝ちたかったが、最後に嬉しい物が見られたので良かった。しかし今年も前途多難そうである。
投資…47000円
回収…5785個
大当たり…17回
全席禁煙の店が遂に出現した
活動エリア内で遂に全席禁煙の店が登場した。これは他店が売り上げ減を恐れて禁煙に踏み切れないなか、すごい決断をしたものだと思った。昔と違い非喫煙者の打ち手は増えており、これらの人たちにとっては非常に有難いことだ。
今後他店で煙害に悩んでいる人たちがこの店に集まってくることも考えられ、他店と差別化をはかることによって集客にどれくらい影響を及ぼすのか興味津々である。それにしても普段分煙を守っている人でもホールへ入った途端、平気でタバコを吸ってしまう。パチンコ店=喫煙所という認識を変えるには、まずは行政が介入すべきではなかろうか。
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