たった1日で半月分?
  1. TOP
  2. たった1日で半月分?


※パチンコ必勝本DREAMS2011年1月号に掲載されたものを加筆・修正しています


11月になり、今年も残るところあと2ヵ月を切ってしまったが、最悪だった昨年と違って収支の目標はなんとか達成できそうだ。しかし8月以降は、分母400近い台を頻繁に打っているせいもあり、収支が呆れるほど荒れている。

ちなみに、8月はやっとのことでプラス6桁に乗せてマイナス収支の危機を脱したのだが、今後どうなるかと心配せざるを得ない状況であった。

しかし9月は一転して爆裂状態が続き、8月の不ヅキを補って余りある勢いであっという間に収支が7桁に達してしまう。

続く10月は珍しく仕事量と同じくらいの収支に落ち着いたが、11月に入ると9月の反動がやってきたようで、打てども打てども勝てず、月半ばにかかろうというのにまだ大幅な赤字である。

そしてここ最近は4連敗中で、昨日は北斗剛掌で10万円オーバーのボロ負けを喰らい、今月のトータル収支はもう少しでマイナス20万円に到達しそうなところまできた。

ただ、私が唯一の拠り所としている仕事量だけは、いくらハマって大敗しようがなんとか確保していたので、問題はないんだと自分に言い聞かせている。


今日もいつも通り6時過ぎに起きたものの、パチンコから逃げ出したい気持ちでいっぱいだ。たぶん他の同業たちも私と同じような経験をしているに違いなく、実際優秀な腕を持っていても、このようなことが原因で辞めていった同業は数多い。

ただ、幸か不幸か私の場合は他の同業たちと違って、この稼業を始める前は負け組であり、しかも命に関わるような修羅場をくぐり抜けてきたので、たいていのことには耐えられる精神力を持ち合わせている。おそらく普通にこの稼業を選んでいたのなら、とっくに廃業していただろう。


それにしてもここ最近の「パチンコ打ちたくない症候群」はかなりの重症だ。負けが続いているのもその一因だが、1番大きな原因は今月初旬に予定していた沖縄への昆虫採集旅行がボツになったことである。もし10月があと10万円プラスだったら間違いなく沖縄へ行っていただろうが…。

とにかくこのことが非常に残念であり、未だにそのことが尾を引いている。以前にも書いたが、今の私の仕事に対するモチベーションを支えているのは趣味の「虫」である。 要するに、それにかかる費用を捻出するために打っていると言っても過言ではない。普通の人から見ればバカげていると思うし、実際家族や親しい友人からは呆れられているのだが(笑)。


11月中旬某日(曇)
話を戻そう。とにかく過ぎ去ったことをいつまでも引きずっていても仕方がないので、「また来年暖かくなったら気分良く行けるように一生懸命頑張ればいい」、そう自分に言い聞かせ、気合いを入れて7時15分に家を出た。今日の朝イチの狙いは県中央部、某市のB店である。

8時過ぎB店到着。この店は滅多に朝イチでの入場抽選はなく、今朝も開店前に入口に並んだのは私を含めて10人に満たなかった。


8時15分過ぎ、3番目に入場。とりあえず今日の狙い台であるイベントコーナーの某機種へ向かった。前回来た時は予想外にこの機種のヘソが開いており、この店においては久し振りに日当3万円オーバーの台を打てたのだ。

あわよくば今日も、と思いながらシマへ一番乗りしたのだが…真っ先に見たカド台のヘソ幅を見てがっかりしてしまった。通常時より気持ち開いているとはいえ、前回おいしい思いをした時に比べると明らかにしょぼい。

一応他の台も見たが、B店はシマごとに一律調整なので、やはり特別へソが開いた台はなく、打てないと判断して他のシマへ移動した。

もうこの時点でたぶんB店は使えないだろうと思えた。一応この店の人気機種の海系や北斗剛掌などのシマもチェックしてみたのだが、やはり釘がイマイチだったので、次に行く予定のC店のことを考えながら最後に牙狼のシマをチェックしに向かった。

ところがここで予想外のサプライズ。なんとこの店においては私が見る限り、今まで一番広いへソ幅に調整してあったのだ。B店の牙狼を長時間打ったことはないが、クセがあまり良くないということを差し引いてもこの釘なら十分打つ価値があると思い、1台をキープ。


8時半打ち出し開始。最初の1000円で18回転。この店の換金率だとこれでもボーダーをクリアしているが、遊びで打つわけではないので当然この程度では納得できない。少なくともあと2回転以上は欲しいところだ。

3000円分を打ち切ったところで57回転と少し回転数は上がったが、これでも当然不満なので他の台へ移動。とにかくシマ全体が大サービスの調整であり、まだ私を含めて2人しかいないので、ここは妥協せず納得いく台に出会うまで探すことに決めた。


それから約1時間後の10時15分、都合6台を渡り歩いたが、まだ私が納得できる台を見つけられないでいる。こうなってはもうキリがないので、もう1台打ってダメなら退店することに決め、おそらくダメだろうと思いながら最後の1台を選んで座った。

ところがこの台、最初の1000円で28回転も回るではないか。もちろん上ムラだとは分かっているものの、これまでで最高のスタートだったので少し嬉しかった。


その後、予想通り回転率は落ちてきたが、3000円での回転数は64回転と今日初めてB店での勝負ラインの21回転をクリア。

あとはこの回転率が持続してくれればしめたものだが、玉の軌道を見る限りステージからの入賞率もまあまあで、クセ悪のこの店の牙狼の中にあっては相当デキが良い方なのだろう。


それにしても最近はしょぼい。少なくとも10年以上前なら分母400くらいの台で日当3万円以上の台は探せばかなりあり、今日のような2万円ちょい位の台を終日打つなど考えられなかった。

13年前、パチンコを専業にした当時、ある優秀なパチプロが「日当計算で現金機3万円、CR機3万5000円、権利モノで4万円以上なければ打たない」と言っていたが、実際、当時は探せばそのような台は結構あったのだ。

余談だが、前述の優秀な同業は恒常的にクオリティの高い台が打てなくなったので、10年くらい前に転職してしまった。

そしてつい先日、彼と偶然会ったのだが、「今の仕事は収入が当時よりだいぶ落ちてそれなりに苦労もありますが、日々博打に身を晒しているような生活から比べれば、精神的にはずっと充実しています」と私に話した。

ちなみに彼は現在福祉関係の仕事をしており、パチプロ当時と比べるとすこぶる健康そうな顔色である。


話を戻そう。今日この店で最後と決めた7台目の台は安定して勝負ラインをクリアし続け、1万5000円を使った時点でも328回転だったので、これでひとまず安心。

ところがこの後がいけなかった。1万8000円を過ぎてから急に失速し、2万円を打ち切って396回転と今日のデッドラインを切ってしまったのだ。この先また回転率は上がるかもしれないが、もともとギリギリの台なので復活しないことも考えられる。

もっと早くこうなっていれば、さっさと見切りをつけて12時開店のD店へ移動していたのだが、今から行っても入場抽選には間に合わない…。

今月はパチンコにおいてすべてがこんな感じで、まったくツキに見放されている。とりあえず今日はこれから特に行くアテもなく、ここ最近の連日稼働の疲れもあったので、あと5000円使って復活しなかったら仕事を切り上げようと思った。


しかしその後も回転率は上がらず、10時50分過ぎ、2万5000円を打ち切った時点でも483回転とデッドラインを下回ったので、やっとヤメる踏ん切りがついた。

ところがここで想定外のことが起こる。それは最後の保留玉で「カラクリ群」が登場したのだ。当たり図柄は6だったが、セグを調べると魔戒チャンス突入である。


それから約3時間後の14時過ぎ、ちょっと信じ難いことが起こっていた。なんと牙狼においての自己新記録となる29連チャンを達成していたのだ。

しかし間違いはこれだけでは終わらなかった。とりあえず持ち玉になったので1回分の出玉を打ち込んだのだが、123回転(保留を加えると127回転)しか回らず、やっぱりヤメようと思って待っていた保留玉で、プレミアの「次回! 幸福」という文字が画面に出現したのである。

そしてこれも22連チャンしてしまったのだ。回らないので17時過ぎに即ヤメしたが、終わってみれば約2年ぶりの差玉7万発オーバーの大勝利。昨日までの今月分の負債を一気に取り戻せたのである。

いつもならこの時間にヤメるのは不本意だが、今月はずっと仕事量に見合う台を目一杯打っていたので、たまにはこんなのもアリだろう。それにしても2ランホームラン(20万円以上の大勝ち)を打ったというのに正直あまり嬉しいとは感じなくなった。

思い起こせば30年前の会社員時代、初代フィーバー機を打って、初めてパチンコで10万円以上勝った時は天にも昇るほど嬉しかったものだったが…。私のパチンコ逃避症候群はかなり重症のようである。



投資…25500円
回収…73751個
大当たり…51回



景品交換をもっと改善して欲しい

私のテリトリー内において、近年4パチの多くの店の換金率が3円から等価に跳ね上がったのだが、その結果、景品交換での旨味がなくなってしまった。例えば昨年よく通っていた35個交換の店では、自販機で120円のコーヒーが35個なので、1本につき約20円の得ということになる。

他にもタバコや酒類など普通の店で買うより魅力的な景品がたくさんあって景品交換は大きな楽しみだった。今後は景品を安く提供するイベントやタイムサービスなどを行なったり、魅力的な独自のオリジナル商品を置いたりするなど、いろいろ考えて欲しいものである。