実戦レポート
パチスロを嗜んでいる人間なら気にならない人はいない…といっても過言ではないスマスロ。そして、その先駆けとして登場とする『パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ(以下、ヴヴヴ)』は、従来の機種ではできなかった夢のある出玉性能を有していることで導入前から話題騒然。
私、スロカイザーはそんなヴヴヴの設定6を試打してきたので、今回は基本的なゲームの流れと設定6の挙動について掘り下げていく。
通常時
通常時はまずCZ『共闘Vチャレンジ』を目指すゲーム性で、液晶左下に表示されているポイントがCZ突入のメイン契機となっている。
ポイントは1G消化するたびに1pt以上獲得でき、レア役成立時は獲得ポイントが優遇。さらに、レア役成立時は大量ポイント獲得に期待できるブーストチャンスや獲得ポイントが倍増する革命アクセル突入のチャンスとなる。
また、液晶下部には前兆MAPが表示されている。前兆マップの"マス"は100Gごとに配置されており、色でゾーン中のCZ当選期待度を示唆。色は全部で3種類存在し、白<青<赤の順でCZ期待度がアップする。
ちなみに、前兆が発生したゾーンではMAPにマークが付き、期待度の低い白マスのゾーンで前兆が発生すると、本前兆の期待度がアップor上位モードに期待できたので立ち回りに活用できるかもしれない。
CZ
CZは10G継続で、成功期待度は約52%、成功するとボーナス確定となる。
また、CZ中は必ず味方キャラが参戦し、そのキャラによってチャンスとなる小役が大きく変化する(ハルト+味方キャラというのが基本パターン)。
参戦キャラ別の対応役 |
キューマ |
リプレイ |
 |
ライゾウ |
ベル |
 |
サキ |
スイカ |
 |
アキラ |
全役 (レア役ならボーナス濃厚) |
 |
マリエ |
全役 (レア役ならボーナス濃厚) |
 |
ボーナス
ボーナスは「革命ボーナス」と「決戦ボーナス」の2種類。
BIGは50G+α継続、平均獲得枚数は約470枚。"払い出し"が666枚を超えるとAT「革命ラッシュ」確定(AT期待度は約55%)となる。
消化中は全役でHOLD抽選が行われ、当選するとベルナビが規定回数発生するまでゲーム数の減算がストッフするので、ATに当選できるかどうかは、ボーナス中の15枚ベルのヒキとHOLDのヒキが重要となっている。
REGの平均獲得枚数は約110枚で、敵とのバトルに勝利すると革命ラッシュ確定(AT期待度は約35%)。消化中は押し順ベル成立時の第1停止の位置で攻撃パターンが選択され、敵のライフがゼロになれば勝利、敵の攻撃が2連続で選択されると終了となる。
攻撃の種類は複数あって、大ダメージに期待できるものだけでなく、勝利濃厚となるパターンもあるぞ。
AT『革命ラッシュ』
ATは1セット10〜100G+α継続し、継続率は約77%。消化中はレア役でゲーム数やセット数上乗せ抽選が行われ、ゲーム数を消化すると引き戻しゾーン「ハラキリチャレンジ」に突入。3回引き戻しに成功すると、上位AT『超革命RUSH』に昇格する。
ハラキリチャレンジ
ハラキリチャレンジは3G継続する引き戻しゾーン。告知タイミングはレバーONから第3停止時まで複数あり、引き戻し成功時は停止音変化、BGMストップ、下パネル消灯など違和感演出が発生しやすい傾向にあったので、「あれ、いつもと違う?」と感じたら激アツだ。
AT『超革命ラッシュ』
基本的なゲーム性は革命ラッシュと同じだが、初期ゲーム数が1.5倍になり、継続率は約90%と大幅アップする。また、2400枚の壁も超えられるので、ヒキ次第では今まで味わったことのない一撃を体感できるぞ。
ゲームの流れをざっくり説明するとこんな感じだ。これらを踏まえて設定6の実戦DATAをドン。
実戦結果(スランプグラフ)
設定6実戦DATA(パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ) |
ゲーム数 |
役 |
当選契機 |
備考 |
(83) |
ブーストチャンス |
|
200pt獲得 |
(159) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
257 |
共闘Vチャレンジ |
400pt到達 |
失敗 投資350枚 |
(156) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
(267) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(269) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
303 |
共闘Vチャレンジ |
400pt到達 |
成功 投資400枚 |
3 |
決戦ボーナス |
|
成功 |
22 |
AT[1](20G) |
|
|
25 |
AT[2](10G) |
|
|
14 |
AT[3](10G) |
|
|
15 |
AT終了 |
|
444枚獲得 |
(44) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(76) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
(229) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
263 |
共闘Vチャレンジ |
300pt到達 |
失敗 |
(16) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
(143) |
ブーストチャンス |
|
50pt獲得 |
(271) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(441) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(521) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
563 |
共闘Vチャレンジ |
900pt到達 |
失敗 投資800枚 |
(13) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
(188) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(216) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
251 |
共闘Vチャレンジ |
300pt到達 |
成功 投資350枚 |
3 |
革命ボーナス |
|
失敗 448枚獲得 |
(92) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
176 |
共闘Vチャレンジ |
200pt到達 |
失敗 |
(27) |
ブーストチャンス |
|
30pt獲得 |
(103) |
ブーストチャンス |
|
50pt獲得 |
(259) |
ブーストチャンス |
|
20pt×3倍獲得 |
(261) |
ブーストチャンス |
|
30pt×3倍獲得 |
293 |
共闘Vチャレンジ |
600pt到達 |
成功 投資250枚 |
5 |
革命ボーナス |
|
成功 |
63 |
AT[1](20G) |
|
|
(13) |
Vストック |
強チェリー |
|
23 |
AT[2](10G) |
|
|
15 |
AT[3](10G) |
|
|
14 |
AT終了 |
|
852枚 |
(15) |
ブーストチャンス |
|
50pt獲得 |
(57) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
126 |
共闘Vチャレンジ |
200pt到達 |
失敗 |
(26) |
ブーストチャンス |
|
20pt×3倍獲得 |
(83) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
121 |
共闘Vチャレンジ |
200pt到達 |
成功 |
9 |
決戦ボーナス |
|
成功 |
51 |
AT[1](20G) |
|
|
24 |
AT[2](10G) |
|
|
15 |
AT[3](10G) |
|
|
14 |
AT終了 |
|
467枚獲得 |
(32) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
(133) |
ブーストチャンス |
|
10pt獲得 |
(320) |
ブーストチャンス |
|
20pt獲得 |
(322) |
ブーストチャンス |
|
50pt獲得 |
364 |
共闘Vチャレンジ |
|
失敗 投資200枚 |
20 |
ヤメ |
|
|
TOTAL DATA |
総ゲーム数 |
3113G |
共闘Vチャレンジ |
10回(1/273.7) |
初当たり |
革命アタック |
2回(1/1368.5) |
決戦ボーナス |
2回(1/1368.5) |
AT |
3回(1/912.3) |
仮想投資枚数 |
2350枚 |
仮想獲得枚数 |
42枚 |
差枚数 |
-2308枚 |
はい、負けました。こっぴどく負けました。設定6の機械割は114.9%となかなかのハイスペックなのに2000枚以上負けました。己のヒキ弱アームが恨めしい。敗因はCZが下手だったのと、超革命ラッシュに1度も突入しなかったことだろう。とくに後者は致命的だった。
設定6考察
基本スペック |
設定 |
CZ |
ボーナス初当たり |
機械割 |
1 |
1/277 |
1/519 |
97.3% |
2 |
1/275 |
1/516 |
98.3% |
3 |
1/274 |
1/514 |
100.8% |
4 |
1/269 |
1/507 |
103.2% |
5 |
1/264 |
1/499 |
107.9% |
6 |
1/258 |
1/490 |
114.9% |
CZ確率は高設定ほど優遇されており、今回の実戦でも200〜300pt(ゲーム数にすると100〜200Gぐらい)でCZに当選するケースが多く見られた。
ただ、900pt(563G)と深いところも選択されたので、1度大ハマリしたからといって低設定と判断するのは早計かもしれない。
また、スペック表を見るとCZ確率と初当たり確率の差が約1.8倍となっており、ここには大きな設定差がない。6号機以降の機種にありがちな設定6は極端にCZに成功しやすいといったことはなさそうなので、連続で失敗したからといって低設定と判断しないほうが良さそうだ。今回の実戦がまさにそれだった。
あと、設定1〜6の機械割は97.3〜114.9%と大きく開いているわりにCZ・初当たり確率の差が小さめなので、出玉に直結するAT突入率に設定差がある…かもしれない。
まず考えられるのは、ボーナス振り分け。革命ボーナスと決戦ボーナスでは獲得枚数とAT期待度が大きく異なるので、高設定ほど革命ボーナスが出現しやすくなっているかもしれない。逆に高設定ほどREG比率が高くて、REG中の抽選が優遇されているというパターンの可能性もある。
なんにせよ、これらはあくまで推測なので参考程度に。真相はまだ秘密のヴェールに包まれている。
ちなみに、CZ・ボーナス・AT終了画面も複数確認されたので、これらで設定を示唆している可能性は高い。
まとめ
ヴヴヴは波の荒い機種ゆえにサンプルが少ないと、今回の実戦のように高設定でも大幅なマイナスということは起きかねない。また、超革命ラッシュの出玉性能はかなり高いので、低設定でも1度突入すれば大量出玉獲得に期待できる。
なので、「出ている=高設定」「出ていない=低設定」と安直に考えないほうが良さそうだ。
低設定でも夢を見ることができるマシンゆえに、瞬間的な出玉に惑わされて低設定を高設定と勘違いしないように注意しよう。
※編集部調べ