松真の世界
〜6講義目:ゾーン〜

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※パチスロ極Z2017年12月号に掲載されたものを転載しています


【ゾーン】ぞーん

一般的な認識

規定ゲーム数の振り分けが濃かったり、CZに入りやすかったり、何らかの抽選が優遇されているゲーム数。この部分だけを狙い打つことにより、期待値を稼ぐことができる。


主な使用例
    

「あと3Gでゾーンだけどもうお金がないや…」

台に頼るのではなく自分の能力を高める

引きたいフラグを思い通りに引けたり、押し順当ての正解が透けて見えたり、パチスロを打っていると稀に自分の能力が覚醒することがある。当然、自分の能力が覚醒すれば設定1でも余裕で勝ててしまうため、絶対に勝ちたい実戦ではいかに自分の能力を覚醒させられるかが極めて重要になる。

我々の世界では、その自分の能力が覚醒する状態のことを「ゾーン」と呼ぶ(ゾーン狙いなどのゾーンと混同しないように注意)。ゾーンに関する解析情報は未だ世に公表されていないため、その存在を信じられない方も多いことだろう。しかし、僕は過去に何度もゾーンに入っている。そして実際に、ゾーンのおかげで何度も絶体絶命のピンチを乗り越えてきている。

初めての動画収録で獣王を打った時は(三重県のオールナイト営業で設定1を36時間打つアホ企画)、ダチョウBCを完走して960Gの上乗せを射止めることに成功した。万枚を出さなければ企画が打ち切りになるという状況で凱旋を打った時は(設定1を7000G打つアホ企画)、GODを4回引いて本当に万枚を出すことに成功した。もちろん、これらは僕がゾーンを自在に操れる特質系念能力者であるからこそ達成できた偉業であり、決してマグレではない。ゾーンを自ら操れるようになれば、ここぞの場面でとんでもない奇跡を起こすことが可能になるのである。

では、ゾーンに入れるためには具体的に何をどうすれば良いのか。以下にその手順を記載する。


[1]自分を限界まで追い込む

ゾーンに入れることができるのは、自分が追い込まれている場合のみ。裏を返せば、自分を追い込むことがゾーンに入れるための絶対条件となる。最も簡単な方法としては、10万円以上お金をサンドに突っ込めばいい。そうすれば自然と追い込まれるため、ゾーンに入れるための条件は勝手に整う。また「負けたら坊主」だとか「負けたら森進一のモノマネ」だとか、負けないためにリスクを背負うのも効果的。背負うリスクが大きければ大きいほどゾーン突入率はアップするため、どうしても勝ちたい時はなるべく大きなリスクを背負うことをおすすめする。


[2]無駄な情報を遮断する

ゾーンに入れるためには、とにかく集中力が大事。隣の台の挙動を気にしたり、コーヒーレディの太ももにムラムラしたり、少しでも邪念を抱いてしまったら即アウト。ただ真っ直ぐに前を向き、他人の声はなるべくシカトし、全神経をレバーONだけに集中する。集中しすぎて頭がクラクラしてくることもあるが、ゾーンに入れるためには恐らくそれくらいがちょうどいいと思われる(実戦上)。


[3]ゾーンの存在を強く意識する

自分を追い込んで集中力を高めた後は、とにかくゾーンの存在を強く意識しよう。自分は今からゾーンに入るんだ、何をやっても勝てるんだ…そう強く思い込むことによって、自分の能力は一気に覚醒する。もちろん、ゾーンの存在に少しでも疑念を抱いている人は、絶対にゾーンに入ることはできない。ゾーンは自己催眠の一種。迷いや戸惑いは、確実に脳内から排除しておおかなければならない。


──以上が、ゾーンに入れるための詳しい手順である。これら一連の手順をスムーズにこなすことができれば、約10〜90%(個人差アリ)の確率でゾーンに入れることが可能となる。なお、ゾーン中は周りの映像がスローに見えたり、あらゆる感覚が研ぎ澄まされたり、身体に何らかの異変が生じる可能性がある。僕が過去にマカオでゾーンに入った時は、視界の片隅に何故か大量の深海魚が見えた。初めてのゾーンに驚かないためにも、参考程度に頭に入れておいて頂きたい。

絶対に勝たなければならない大事な実戦で取るべき行動は、兎にも角にもゾーンに入れること。先日、ギリギリのところでゾーンに入れ損ねたせいでペロッと12万負けた僕から言えることは、ただそれだけである。



イチローも度々ゾーンに入るらしい(松真ユウ)。

ゾーンのイメージは"風船"

風船が限界まで膨らんだ状態がゾーン




自分を追い込んだり集中力を高めたりする行為は、要は風船に息を吹き込んでいる行為と同じ。風船が限界まで膨らんだ状態がゾーンであり、その後はゆっくりと萎んでいく(空気が完全に抜けたらゾーン終了)。なお、ゾーン中に押し順ミスなどの過ちを犯してしまうと、風船が割れてしまう恐れアリ。そうなるとゾーンは一瞬で終わってしまうので、ゾーン突入〜終了までの間は絶対に集中力を切らさないよう注意したい。