松真の世界
〜1講義目:ゴッド揃い〜

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※パチスロ極Z2017年7月号に掲載されたものを転載しています


【ゴッド揃い】ゴッド-ぞろい

一般的な認識

ミリオンゴッドシリーズに搭載されているプレミアフラグ。成立時点で大量出玉が確約されるため、負けが込んでいる時にGOD揃いを狙う者は多い。なお、確率はシリーズ問わず全設定共通で1/8192。誰にでも平等にチャンスがある点も、GOD揃いの人気の秘訣だろう。



主な搭載機種

ミリオンゴッドシリーズ

ゴッド揃いの魅力は出玉性能だけじゃない

昔、友人から借りた「ガツン!」という名のエロ本を眺めながらこんなようなことを考えたことがある。「おっぱいは何故ここまで人を魅了するのだろうか」と。

おっぱいなんて言わばただの脂肪の塊なのに、それを見るだけで男は異常に興奮する。水風船ではダメ。いちご大福でもダメ。深夜に僕は一体何を書いているのだろうという虚無感を押し殺しながら話を続けると、おっぱいにはおっぱいにしかない魅力がある。その魅力が具体的に何なのかはよく分からない。ただ1つ分かることがあるとすれば、おっぱいは永遠に色褪せないということだけである。

あれから15年。僕はまたしてもあの頃と同じような疑問を抱いている。「GOD揃いは何故ここまで人を魅了するのだろうか」と。

おそらく、成立時の恩恵が大きいからだとか確率がちょうどいいからだとか、そんな単純な理由だけではないと思う。もしそれだけが理由なら、メガミリオネアのMEGA揃いだってアレジンのアレジン揃いだって似たようなもの。「似たようなものってゆーかそもそもパクリじゃん!」というツッコミはさて置き、GOD揃いにはGOD揃いにしかない魅力がある。

そういう意味では、GOD揃いとおっぱいは同義語なのかもしれない。どちらも何が魅力なのかはよく分からないが、どちらもこの上ない魅力で溢れている。事実、GOD揃いを引きたいという気持ちはおっぱいを見たいという気持ちと酷似しているし、GOD揃いを引いた時はおっぱいを見た時と同じくらい興奮するし、疲れが溜まっている時に至っては、GOD揃いの写真を見てムラムラすることもある。相変わらず深夜に僕は何を書いているんだろうという虚無感を押し殺しながらも話は続けるが、GOD揃いとおっぱいは男のロマンなのである。

そこで僕は考えた。それぞれの共通点を炙り出せば、その魅力が見えてくるのではないだろうか。それぞれの共通点こそが、人を魅了するために必要な要素なのではないだろうか。

GOD揃いとおっぱいの共通点…それは、手が届きそうで届かないところにある。ご存知の通り、ゴッドシリーズを左リールから止めると特定のレア役成立時以外は必ず中段にGODが停止する。言い換えれば、基本となる出目とGOD揃い時の出目は同じ。GOD揃いが常に一定の確率で抽選されていることを考えると、遊技中はほぼ毎ゲームGOD揃いの輪郭に触れていると言っても過言ではないのである。

おっぱいだってそうだ。世の中はこんなにもおっぱいで溢れているのに、「うぇーい」などと言いながらそれに触ることは許されない。この生き地獄のような状況がおっぱいの価値を高めている一因であることは瞭然たる事実であり、仮に1ヵ月くらいヒンバ村で裸族と一緒に生活したらおっぱいにさほど魅力を感じなくなることは明白である。要するに、GOD揃いもおっぱいも人との距離感が完璧。常に目の前にあるにもかかわらずなかなか手が届かないからこそ、人は必要以上にそれに魅了されるのではないだろうか。

もちろん、それらの魅力に惑わされ過ぎてはいけない。GOD揃いを求め過ぎると普通に負けるし、おっぱいを求め過ぎると普通に捕まる。あらゆる欲を自制し、パチスロにおいても人生においても負け組から脱却すること。それが今の僕の最大の目標である。



女性の方々は見なかったことにしてください(松真ユウ)。

最も思い出深いゴッド揃い



揃った瞬間の脳内効果音は「ぱぁ〜ん」


昔、必勝本DXで設定1を自腹で7000G打つという企画をやっていた時のこと。「万枚出せなかったら企画を辞める」と宣言して凱旋を打った結果、GODを4発引いて本当に万枚を出すという奇跡が起きた。おそらく、あのGOD揃い達は今後も一生忘れない。