松真の世界
〜13講義目:タバコ〜

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※パチスロ極Z2018年7月号に掲載されたものを転載しています


【タバコ】たばこ

一般的な認識

ナス科の多年草を乾かし、発酵させて作った嗜好品。紙巻きタバコ、刻みタバコ、嗅ぎタバコ、噛みタバコ、葉巻などがある。



主な使用例
    

「山田くん、タバコ買ってきて」

喫煙スロッターがタバコを吸う理由

苛立ちを抑えるため、喜びを噛み締めるため、隣のお姉さんにダンディズムをアピールするため…スロッターは様々な理由でタバコを吸う。それはパチスロが我々の感情を頻繁に揺さぶってくるからであると同時に、大半のホールがタバコを吸いやすい環境であるからに他ならない。事実、僕がパチスロを打ちながらタバコを吸うペースは通常の5倍。展開によってはタバコの火を消すついでに次のタバコを準備する(超)スモーキングモードに移行する可能性もあるため、朝イチからパチスロを打つ場合は最低でもタバコを2箱は(実戦後に呑む場合は3箱)用意しておかなければならない。

では、喫煙スロッターは具体的にどのようなタイミングでタバコを吸うのか。また、具体的にどのようなタイミングでタバコを吸えばパチスロで勝てるのか。非喫煙スロッターの方々を置き去りにするリスクを顧みず、今回はその辺の立ち回りについて詳しく解説していこうと思う。


●朝起きたらとりあえず1本

起床後は、トイレよりも歯磨きよりも先にタバコを吸ったほうがいい。タバコを吸いながら「今日は何を打とうかなー」とか「今日は何枚出そうかなー」とか考えることが、良いイメージでホールへ向かうための準備になる。


●家を出る前にもう1本

身支度を済ませたら、タバコを吸いながら具体的なイメージを固めたい。どのタイミングでどのフラグを引くのか。何円投資から何枚出すのか。飴ちゃんを配りにきた女性店員に対するナチュラルな「ありがとう」の発し方までイメージしておけば完璧だろう。


●並びの間に2〜3本

並びはヒマ。とにかくヒマ。近くに灰皿がある場合は、タバコを吸うことで並びの倦怠感を解消したい。


●打ち始めると同時に1本

朝イチの台選択が終わったら、タバコに火を付けてからレバーを叩き始めよう。勝負事は初めが肝心。「本当にこの台で良かったのか?」と改めて冷静に考えることにより、万が一負けた場合の後悔が多少軽減される。


●1発目の当たりを射止めたら1本

ノーボーナスで帰宅という最悪の事態を回避した自分へのご褒美として、1発目の当たり後はドヤ顔でタバコを吸ってもいい。ただし、ドヤ顔をした瞬間に隣の人から「あ、ラッシーさんいたんですね」と声をかけられる確率は軽く98%を超えるので、この1本はその覚悟がある者に限る。


●ハマっている間に4本

どんなに挙動が良かろうがどんなに展開が良かろうが、残念ながらハマリは必ず訪れる。パチスロで勝つためには、そのハマリに心を折られないことも極めて重要。イライラして自分を見失ってしまわないためにも、ハマっている間はなるべくタバコに頼りたい。


●昼食前と昼食後に1本ずつ

昼食をタバコで挟むのは喫煙者の基本。ちなみに、とんこつラーメン後のタバコは死ぬほど美味い。


●ハマっている間に6本

実戦後半でのハマリは痛い。収支的にも精神的にも痛すぎるから、気持ち悪くなるくらいタバコを吸ってあらゆる負の感情を誤魔化したい。


●普通に1本

パチスロに関係なく、普通にタバコを吸いたくなる時もある。


●特化ゾーン前に1本

負けている時の特化ゾーン直前は、必ずタバコを吸ったほうがいい。ココで事故らせれば勝てる。ココでミスったら負ける。タバコを吸いながら自分にそう言い聞かせることにより、チャクラが解放されてゾーンに入る可能性がある(特化ゾーンとゾーンは別物なので注意)。ゾーンに入ればケルベロスでも850Gは固いので、どんなに投資が嵩んでいようが大体勝てる。


●ゾーンに入らなかったら1箱

柔軟に立ち回ることを知らない僕たちだから、そもそも特化ゾーンに入らない時、特化ゾーンに入ってもゾーンに入らない時は高確率で負ける。負けたらその辺の居酒屋でタバコを吸いまくりながら愚痴を吐き出すのが、どれだけ負けてもパチスロと上手に付き合っていくためのコツである。


──このように、パチスロとタバコは切っても切れない関係にある。タバコがなかったらパチスロの勝率は(個人的に)5%くらい下がるだろうし、さらには心から楽しめなくなってしまうことだろう。タバコが我々に与えてくれる恩恵は極めて大きい。ただし、無駄にタバコを消費する行為は禁物。こんな馬鹿なことを考えながら立ち回っていたら、そのうち満足にタバコを買うお金すらなくなってしまうから。




そろそろ真面目に書かなきゃな(松真ユウ)。

一生ヤメないだろうな

松真の相棒・メビウスエクストラライト




タバコを吸い始めたのは20歳から。最初は美味しさなんて全く分からなかったから、ダンディズムだけを求めて吸っていたような気がする。ちなみに、タバコをヤメたいと思い始めてもう2年経つ。