松真の世界
〜11講義目:余り玉〜

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※パチスロ極Z2018年5月号に掲載されたものを転載しています


【余り玉】あまりだま

一般的な認識

特殊景品に交換できない余ったコイン。端玉とも言う。


主な使用例
    

「あと1G早くヤメていれば余り玉が出なかったのに…」

余り玉も言わばお金と一緒だよ

最近、コインを流してレシートをカウンターに持って行くと、なぜか「余りが21枚になります」と言われることがやたら多い。22枚あればタバコと交換すればいい。5枚くらいでもその辺にある何かと適当に交換すればいい。ただ、中途半端な枚数だと選択肢が増えて何と交換すべきか分からないから、優柔不断な僕はいつも「大丈夫です」と答えて余り玉をカットしている。

僕はこれまで、一体何枚の余り玉をホールに寄付してきたのだろうか。ただでさえ多額の現金を寄付してきたのに、余り玉まで寄付するなんてどれだけお人好しなのだろうか。パチスロを打ち始めて10年以上が経過することを考えると、僕がホールに寄付してきた余り玉はおそらく数千枚以上。返してほしい。今すぐ返してほしいーー今後、このような後悔をしないためにも、今回は余り玉の上手な使い方について真剣に考察してみようと思う。


●余り玉が1枚の場合

1枚ならのど飴。ホール内は空気が良くないから、打ち終わった後はしっかりのどをケアしたほうがいい。余り玉も処理できてのどもケアできる。こんなに素晴らしいことはない。


●余り玉が2〜4枚の場合

2枚ならおせんべいがオススメ。おせんべいは美味しい。久々に食べるとより美味しい。3枚ならのど飴とおせんべい、4枚ならおせんべい2枚と交換すれば完璧だ(のどが弱い人はのど飴2個とおせんべい1枚でも可)。


●余り玉が5枚の場合

乾電池1択。ないと確実に困るのに、買うタイミングが難しいことで有名な乾電池は外せない。単3と単4をバランス良くゲットすることが、ストレスのない人生を送るための重要なポイントになるだろう。


●余り玉が6〜9枚の場合

ドリンクとおせんべいを上手く組み合わせるのがベスト。水ならい●はす、お茶なら●鷹、ジュースならコ●コーラに交換しておけば間違いない。


●余り玉が10枚の場合

乾電池×2セット1択。乾電池は今後絶対に必要になるのだから、あればあるだけ好ましい。単3と単4をバランス良く…(以下、省略)。


●余り玉が11〜14枚の場合

カップラーメンと水がオススメ。仮にマイナス収支での交換なら、自分を戒めるためにもその日の夜食はできるだけ質素にしたほうがいい。今度、機会があれば10万くらい負けた日の夜にカップラーメンを食べてみてほしい。マジで死にたくなるから。マジでもう2度と負けたくなくなるから。


●余り玉が15枚の場合

乾電池×3セット1択。乾電池は今後絶対に必要になるのだから、あればあるだけ好ましい。単3と単4をバランス良く…(以下、省略)。


●余り玉が16〜19枚の場合

ここらでいっそ全部おせんべいに換えてしまうのもアリだろう。食べ出したら止まらないことでおなじみのおせんべいだから、不測の事態に備えて大量にストックを蓄えておくのも悪くない。唯一の不安は、店員に裏で「おせんべい爆買い男」というあだ名を付けられてしまうことくらいだろう。


●余り玉が20枚の場合

キレ●キレイ(ハンドソープ)1択。指先に付着した頑固な汚れは、キレイ●レイで綺麗にしよう。ちなみに、乾電池は4セットもいらない。さすがに邪魔だから。


●余り玉が21枚の場合

気合いで1枚練金して、タバコと交換しよう。


──以上が、余り玉の上手な使い方である。ここまで読んでくれた方々の大半は、おそらくこう思っているだろう。「いや、貯玉しろよ」と。しかし、我々負け組は会員カードを作らない。会員カードを作る手間すら惜しんでしまう面倒くさがりな性格が、こうして負けている最大の理由なのだから。



今持っている会員カードは3枚(松真ユウ)。

もし今までの余り玉が返ってきたら買えそうなもの

毛穴とか見えたりするのかなぁ




これまでに捨ててきた余り玉が全部手元に返ってきたら、たぶんプレイ●テーションVRくらいは買えると思う。ああ、1度でいいからVRでエッチなビデオを見てみたい。変な意味じゃなくて、純粋にその迫力を体感してみたい。本当変な意味じゃなくて。