闇7-奪われた出玉ver.-
決勝 その2

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※「決勝 その1」を先に読むことをおススメします

どうも、予選で万枚を超える出玉を叩き出し、ぶっちぎりの1位で決勝を迎えることになったまー棒です。

予選では万枚出そうが2万枚出そうが、出玉は全て持っていかれるので収支的には負け。ちなみに予選での投資は52000円…つまり52000円負けということになる。ちょっと泣いちゃうくらいの額である。

…というか、もし優勝できなかった場合、ワタクシが万枚を超える出玉を奪われてしまった、同情の涙を流すことに値する人であるということを忘れないで頂きたい。今後、一生。

考えてみてくださいな。5万円以上投資→ミラクルな展開で万枚突破→出玉を流す→店員がレシートをくれないで店の奥に消える…みたいなことになったらどうですか?

大抵の人は怒り狂い、その店員を見つけ出してどうにかしてやろう…と、こういう発想になると思うのですが。で、今回の企画でいうと、その店員にあたる人物がしゃっくなのである。

「そういうルールじゃん」という意見もあるでしょう。でも、「ルールは破るためにある」みたいな意見もあるワケで、もし優勝できなかったら、しゃっくの未来はなくなってしまうかもしれませんね

そういったわけで、俺はもちろん、しゃっくの未来もかかっている闇7決勝の実戦日。

開店前のホールに集合したのは俺、松真ユウ、そしてなぜか四帖半の3人。あれ? オペル佐々木氏は? なぜに予選4位の四帖半が?

「決勝 その1」を読んでもらえば、お分かりかと思うが、オペル氏にアクシデントが発生し、その代わりに予選4位の四帖半が繰り上げで現れた…と。

予選で敗退したのにもかかわらず、オペル氏の、のっぴきならない事情を理由に優勝を狙ってちゃっかりやってきたのである。恥知らず、厚かましい、分不相応、ずうずうしい、厚顔無恥とはこのことである。

で、この四帖半が『みんなでハッピー、分配プラン』を提唱してきたのである。とはいえ、それをすんなり受け入れるわけにはいかない。すでに556000円もの金額がプールされているのだ。

こんなに大量の金額を手に入れるチャンスなんて、そうそうあるものではない。それに、俺は予選でぶっちぎりの1位。万枚を奪われているのだからなおさらだ。

というわけで、やたらと皆の幸せを口にする怪しさ満点の四帖半の話に穴がないか考えてみた。

1日平均5食。好きな時に好きなだけ食い、食後はいつも「喰い過ぎちった。たは」とゲップをする。30半ばにして、いまだ自らの適量も理解できていない。こんな男に穴がないハズがない。

そしてあーだこーだの押し問答の末、俺は有利な条件を勝ち取った。自分でも少し無謀な要求に思えたが、言ってみるもんだ。何事も最後まで諦めずにやってみる、ネバーギブアップの精神が人生には大事ですな。

ちなみに、松真ユウがどう思っていたのかは分からない。無表情で俺と四帖半のやりとりを聞いていただけなので分からない。

結論としては、

・四帖半が優勝した場合はこの決勝の出玉を含めた総出玉を俺、松真ユウ、四帖半の3人で均等に分配

・俺か松真ユウが優勝した場合は、ルール通り優勝者が総取り

四帖半が優勝した場合は、すでにプールされている556000円に加え、決勝で3人が獲得した出玉を3人で分け合うため、1人あたり20万くらいは手にすることができる…と。

予選で52000円を投資しているが、さすがにこの決勝で15万以上を投資することはないだろう。つまり、2回の実戦をプラスで終えることが濃厚になるのだ。

俺にとっての唯一の地獄は松真ユウの優勝。そうなったら、全てを失ってしまう。考えるだけで吐き気を催してきたので、なんとしてもこのケースだけは避けなければならない。

前置きが長くなりましたが、ここから四帖半という頼りがいがなさすぎる保険をかけての実戦スタートでございます。



打ち始めると、わずか112Gでプルートステージへ移行し、それが見事GGへ。このGGは犬→50Gであっさり終了したが、この当たり方はおそらく天国へ移行しての謎GG。高設定に期待できちゃう挙動ですな。

さらに127GでGG、140GでGGとハマリ知らず。そして、この140GのGGで出てきた犬が頑張った。

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保証の5Gを終えた直後に、チャンス目からの200Gである。

その後も終わらない。犬がクゥ~ンってならず、画面が割れ続けた。

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犬で620Gスタート。600G超なんてハーデスでもなかなか難しいのに、それを犬でやらかしちゃうあたり、今日は間違いなくツイている。

いずれGODも引けちゃうだろう。で、またもや万枚突破のぶっちぎり優勝を成し遂げちゃったりするんだろうか!?

このGGで約2300枚を獲得。ここまでの投資はたったの7千円。ルール上、投資金額はあまり関係ないとはいえ、実にストレスフリーな展開である。

さらにさらに次のGGも171G(犬→60G)と、マジでハマらない。マジで高設定かもしれない。マジで優勝できちゃうんだ。ああ、もう怖い。決勝に向けてヒキのバイオリズム的なやつをきっちり合わせてしまう自分、そして優勝者である自分におこぼれを懇願してくるであろう、他の闇7メンバーの姿がリアルに想像できちゃうあたりが怖い。

序盤は高設定挙動。その高設定の可能性を追い続けて気がついた時には出玉もなくなり、低設定挙動に…なんてことはよくある話。

しかし、自分は…残念ながら例に漏れず、そんな感じになっちゃったわけ。も~腹立つ!! 低設定かどうかはわかりませんがね。高設定でもハマるときは平気でハマる、腹立つ機種ですから、ハーデスは。

最初の4回の初当たりはすべて100G台だったのに、5回目は835Gでの赤ヘルゾーン解除。800Gで移行する高確状態でのヘルゾーンなので、設定差はない。特化ゾーンは当然のように犬で、70G。そのGGはあっさり終わりましたわ。

で、次のGGが

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1315Gだって。追加投資26000円でした。

ほんっと最初の高設定挙動はなんだったのか…。最盛期には2500枚程度あった出玉が2回連続のハマリでペロリである。GGも犬の60Gでペロリと終わりました。ペロリって表現便利ですね。

早めに当たれや! と、心の中で激昂しつつ回していると、117Gで突入した赤ヘルで解除し、またもや犬が登場。

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これで120Gを獲得し、そのGG開始からわずか26G目に今日の展開を左右するであろう勝負所がやってきた。

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GG中の激熱は「ジャッジメント当選or3ケタ上乗せor確定役」。頂戴したいのは言わずもがなのGOD揃い。

中段にGOD…と、左リールの停止形を入念にイメージしたのち、リールを止める。頼む!! 止まってくれ!!

くっ、中段に黄7が止まりました。中段黄7は上乗せ確定なので、同時に3ケタ上乗せが確定する、と。リールを止めると液晶にPUSHが出現したので押してみると…

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200Gゲット。PUSHが画面に出現したタイミングで、近くで見ていた四帖半が「それ3ケタ上乗せだよ。GG中のPUSHは3ケタだからね」→俺がPUSHを押す→「ほらね」と言ってきた。

はいはい、知ってますよ~。てかハーデス担当編集の俺に何言ってんの? と思いつつも、少し驚いた顔で「そうなの!?」と言ってみたら、これ以上ない誇らしげなドヤ顔をしてきた。

思わず笑いそうになったが、彼のプライドを守るためになんとか我慢してあげた。ちなみに、ハーデス担当ライターの松真ユウはこのやりとりをず~っと黙って見ていたあと、小さなため息をついた。

この200G上乗せを皮切りに…と行きたかったが、このGGはあっさり320G、916枚で終了。

この時点でノルマである4444Gは超えた。出玉は目算で1200枚程度。松真ユウ、四帖半の様子を見てみると、二人とも持ち玉1000枚程度と中途半端な感じで、ヤメる気配は一切ナシ。

四帖半が圧倒的な出玉を持っていれば、分配プランを受け入れてヤメという選択肢も出てくるのだが、松真ユウと大差ない以上、有無を言わさず続行である。

一息ついて再開すると、チャンスは意外にも早く訪れた。ヘルゾーンから射止めた209GのGGで登場したのが

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おじさん。

松真ユウ、四帖半の出玉を考えると、ここでまとまったゲーム数を獲得できれば、一気に優勝が近づく。自らに課したノルマは400G。ほんとは1000Gとか欲しいけど、現実的に考えた結果の400G。頼むぜ! おじさん。

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よしよし。1G目からカットインとは幸先よし。結果、揃わなかったが、幸先よし。揃わなかったことよりもカットインが出る、つまり揃う気あるよっていう気概を評価しますよ、おじさん。

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バカ野郎。いや、バカおじさん。マズい、最大のチャンスを逃してしまった。しかも1回だけ冥王が揃うっていう、中途半端な感じ。

GGも中途半端に約500G続いたが、1392枚獲得で終了した。

その後は極端な大ハマリも、極端な上乗せもないというハーデスらしからぬ煮え切らない展開に。特筆することなんて、何も起きずですわ。

で、総ゲーム数が7500Gを超え、400Gのヘルゾーン高確を消化したところで実戦終了と相成りました。

松真ユウと四帖半の二人はまだ打ち続けていたが、二人の出玉と現在のゲーム数を考慮し、ここが最適と判断してのヤメでございます。

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いや~中途半端ですね~。普通に負けてるし。この日はなにもかもが中途半端だった気がする。

余談になるが、この実戦日の前日も実はハーデスを打っていた。

闇7メンバー最年少かつ最下位の「オッス! オラ貧乏のノリオ」と四帖半の3人でノリ打ちしていたのだ。そしてあろうことか、GODを2回も引いてしまった。ちなみにそのノリ打ちの結果は、四帖半が大幅に足をひっぱるも、大勝ちという好結果だった。

なぜ俺はそこでGODを引いてしまったのか…バカ。いや、それよりも翌日にこの闇7の実戦があるって分かっていたのに、どうしてハーデスを打ってしまったのか…バカ。後悔してもしきれない。中途半端な実戦になってしまったのも全て己が悪いのだ。

前日に2回もGODを引いちゃったんだから、今日は引けなくても仕方ない。みたいなことは全く思っていないが、実際はそういうもんだろうな。なんて考えていたら、なんか今日もGOD引けちゃったんですよ~みたいな展開を期待していたのたが、やっぱりダメだった。

ということで、獲得枚数は872枚。

予選で万枚を出しておきながら、決勝では1000枚にも届かず。こんな枚数で優勝なんておこがましい…なんてことは微塵も感じていないので、優勝させてください。マジでお願いします。

四帖半は天井を目指して打っているようだが、天井に到達しなければ872枚を超える可能性は低いだろう。仮に天井に行ってもハーデスで100G→上乗せナシで終わる可能性だってある。

仮に天井から爆発して四帖半が優勝した場合でも、彼が提案した分配プランが発動する。そうなったら予選・決勝を通して俺個人の収支は余裕でプラスになる。

もう、それはそれでイイです。もはや分配でもイイです。というか、実戦を終えた今、あらためて考えてみると、こんな無茶苦茶な企画をプラス収支で終えることができるだけで良しとするべきなのかもしれない。

さて、もっとも気になるのは松真ユウの結果ですよね? 俺がヤメた時点での状況から察するに優勝は難しいと思うのだが…。結果は「決勝 その3」と「エピローグ」をご覧ください。

▼TOTAL DATA
総ゲーム数:7579G
GOD:0回
冥王:0回
紫7:0回
総ジャッジメント:15回
├ケルベロス:14回
├ペルセポネ:0回
└ハーデス:1回
投資:33000円
出玉:872枚
換金:17000円
収支:-16000円



まー棒、872枚(17000円)をプール!!
アツいぜ
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