変化は進化、スマート遊技機
スマート遊技機フォーラム

2022/7/19

スマート遊技機フォーラム

東京ドームホテル/天空の間(東京・文京区)

(日工組 / 日電協 / PSA / 認証協)

日本遊技機工業組合(日工組)、日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)、一般社団法人プリペイドシステム協会(PSA)、一般社団法人電子認証システム協議会(認証協)の4業界団体が主催する「スマート遊技機フォーラム」が7月19日、東京ドームホテルで開催された。

出玉情報の確認で遊技を適正化

「スマート遊技機」(パチンコはスマパチ、パチスロはスマスロと呼称)とは、パチンコなら玉、パチスロならメダルに触れることなく遊技ができる次世代の機械。

これは4年前の現行規則施行によりギャンブル等依存症対策強化の一環として、射幸性が過度に高まることを防止するべく金額・遊技時間・遊技回数を適正化していくため出玉情報等を容易に確認できる遊技機の開発・導入が可能になったことから開発が進められてきた。

オフラインからオンライン、接触から非接触へ
団体理事がスマート遊技機の可能性をプレゼン

出玉情報を容易に確認するため、遊技機からの情報等は一元的に確認できるシステムに接続、また正確に出玉を把握するために物理的な玉やメダルを使用せずデジタルで記録されるのが特徴。フォーラムではまず主催者を代表し、パチンコメーカー団体・日工組の榎本善紀理事長と、パチスロメーカー団体・日電協の兼次民喜理事長が登壇。

榎本理事長は「12〜3年前の封入式から始まり、エコパチ、管理遊技機として開発を続けてきたスマパチは、不正なく運用されているか安心・安全を担保するシステム。初めてオフラインからオンラインとなり、業界のデジタル化など時代に合わせた進化であり、未来への架け橋にもなる」、兼次理事長は「スマート遊技機は画期的なプラットフォームであり、減少傾向にあるファン人口へ歯止めをかけるものと信じている」とスマート遊技機の意義について紹介。

これまでのような玉やメダルが不要になる(スマパチでは約50個の玉が循環し、ユーザーが触れることはできない)ことで感染症対策はもちろん、補給設備が不要となることによる騒音問題の解消、また遊技機内部の払い出し機構をなくした軽量化が想定されている。持ち込みなどのゴト行為への対策や、付随する既存設備が不要になることでコストの削減、自由な遊技機設置レイアウトで新しい形のホールが登場する可能性も。まさに「スマート」な遊技機がスマパチ、スマスロだという。

「ファンを呼び戻せる機械に」スペック面で自由度が拡大

さらにスペック面でも大きな改良があり、日工組の盧昇副理事長からスマパチについて、日電協の大泉秀治理事からはスマスロについての説明が行われた。

まずスマパチでは大当り確率の下限が現行機の1/320から1/350になり、同時に新しい形のC時短(突然時短)も搭載。大当りの幅が広がることでスペック設計の自由度が広がり、またC時短はパチスロのチャンスゾーンやゲーム数管理的なゲーム性も可能になるとのこと。

スマスロでは6.5号機の有利区間を差枚で2400枚(既導入機種で出玉感は実証済み)への解釈の変更に加え、有利区間のゲーム数上限を撤廃。これにより設計の自由度が格段に緩和され、大泉理事は「ファンを呼び戻せる機械になると確信している」とコメントしている。

なお、突出した出玉を抑えるためのコンプリート機能として、スマパチではMY95000個、スマスロではMY19000枚で発動(カウンターによって遊技者に報知される)し、遊技停止になる機能も搭載される(これは既存の遊技機でも導入)。

スマート遊技機は今秋・来春より導入予定

ホール団体も交えたパネルディスカッションでは、スペック面の大幅緩和、そしてスマート遊技機の特徴からスリープ層、新規ファンの獲得にもつながると期待する声も出ており、ファンにとっては新しいパチンコ・パチスロとして期待のスマパチ・スマスロ。

導入時期については申請状況にもよるが、スマスロは今秋、スマパチは来春からのホール導入が予定されている。