押しドキ! 引きドキ!
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担当編集・しゃっく(以下、し)「嵐さんって、沖ドキを結構打ち込んでらっしゃいますよね?」

「まあね。僭越ながら、必勝本でイチ・ニを争う沖ドキストな自信はありますぜ」

「ですよね。でしたら今回は、間もなく本格的な全国導入を始める沖ドキの嵐流立ち回りについて、色々と伺っていきたいと思うのですが」

「ようがす。なんでも聞いてやってつかあさい!」

「ではまず、王道の高設定狙いから。嵐さんが設定推測をするうえで、特に重視している設定看破要素を優先順位とともに教えて頂いてよろしいですか?」

「そうですね…ベスト3をまとめるなら、

No.1
共通ベル出現率(高低判別)

No.2
32G以内のボーナスを除外したボーナス初当たり出現率(高低判別)

No.3
モード移行率(主に偶奇判別)

ざっとこんな感じでしょうか」

「ほう。モード移行率が3位とは…ちょっと意外ですね」

「モード移行率は、どちらかというと設定の高低よりは偶奇に差がある要素だからね」

「では設定の高低については、あくまでも共通ベルとボーナス初当たりに注目する…と?」

「そうだね。特に共通ベル出現率は状況を問わずサンプルが集められる要素だし、実際に自分の実戦経験からも、かなり頼れる要素である…と確信していますから、突出して重要視する要素ですね」

「ちなみに、高設定を期待する基準となる数値はどれぐらいですか?」

「リスク回避を念頭に置いてるので、ちょっと厳しめのボーダーラインを設定してるよ。目安は1/140以上…という感じですね。この辺りを常に安定して推移or上回っているようなら迷わずGO。逆に頻繁に下回ったりすごく荒れるような場合は、たまに1/140ラインに到達するような台でもヤメを意識するようにしてます」

「出現率の荒れにも注目しているんですか?」

「うん。それぐらい繊細に押し引きを判断していかないと…ヒップのヘアーまで抜かれかねない機種だから、沖ドキは」

「わざわざ英語で言う意味はよく分かりませんが…ちなみに、なんで荒れ具合に注目するんですか?」

「出現率は、確率の分母が小さいほど安定して推移しやすいと感じるし、逆に確率の分母が大きいと荒れやすいと感じることが多いからね。アタクシは数学の成績があまりよろしくはなかったので、この感覚が合ってるかどうかは分からないけど(苦笑)、沖ドキの押し引きに関しては前述した理由から、その体感を特に重要視してますよ」

「なるほど。ちなみに、第2位に挙げているボーナス初当たり出現率に関してなんですが、単純に連チャンもひっくるめたボーナス出現率じゃダメなんですか? それならデータ表示器ですぐに確認できるし、分かりやすくて助かるんですけど」

「ダメってことはないんだけど、(超)ドキドキモードでの連チャン次第でボーナス出現率は大きく上下してしまうからね。そのヒキによる振れ幅に振り回されないためにも、アタクシはボーナス初当たりに限定してチェックしたほうが無難だと考えています」

「ふ〜ん。ちなみに、目安となる数値はどう設定したらいいんですか? モード毎にボーナス当選率が違うからややこしくないですか? どのモードに滞在しているかを完璧に見抜けるケースも少ないですし」

「そうなんだよね。そこで、アタクシが注目しているのが"メーカー発表によるボーナス出現率"なんです。数値を見る限り、これは明らかに天国以上でのボーナス当選を除外した、いわゆる"ボーナス初当たり確率"に該当すると思われるから、素直にこの数値に照らし合わせながら、自分の台の初当たり出現率がどの設定の近似値なのかをチェックしていきます」
※沖ドキの機種情報ページを参照

「確かにそうかもしれませんね。…なるほど。高設定狙いについてはよく分かりました。では次に、高設定狙い以外の立ち回りについてはどうですか? いわゆるハマリ台狙いとか、ゾーン狙いとか」

「アタクシが主に行なっているのは、

・朝イチ仮定チャンスモード経由後の、仮定通常B狙い
・ボーナス連単後の仮定通常B狙い

という2つですね」

「どちらも"仮定"というワードがついていますが」

「設定変更時に1/3で移行するチャンスモードは滞在を見抜く術がないので、あくまでも状況証拠を頼りに滞在していたと仮定し、その後の通常Bを狙うしかないんですよ」

「う〜ん…説明を聞いているだけでは分からないので、そのロジックをもっと分かりやすく解説して頂いてもよろしいですか?」

「分かりました! つまりは、

・朝イチ100G以内のボーナスをチャンスモードでのボーナスと仮定
 ↓
・32Gを抜けていれば通常B滞在と仮定
 ↓
・とりあえずボーナスが当たるまで打つ。基本的には、連チャンするまでタコ粘り

…という感じです」

「なるほど。チャンスモードはボーナス当選率が高いですから、朝イチ100G以内のボーナス当選→単発抜けの台を、チャンス→通常Bと仮定して狙うワケですね」

「そうそうそう。ちなみに、ボーナス当選ゲームは早ければ早いほど良しです」

「でもチャンスモードの天井は最大199G…つまり朝イチ200Gまでにボーナスに当選していれば、チャンス滞在の可能性はあるワケじゃないですか? それなのに、101〜200Gまでにボーナスに当選している台は狙ったりしないんですか?」

「基本的には狙わないですね。しゃっくの言う通り、チャンス滞在時のボーナス当選率は設定1でも約1/85と高いので、そこまで回ったうえで当たっている台は通常AorBで当選した可能性も高い…と考えるようにしています。通常Bだったら何の問題もないワケだけど、通常Aだったら本末転倒だし、設定変更後は通常Aに移行する可能性が最も高いから、そういう台はあえて避けるようにしています」

「ふむふむ、そういうことですか」

「あくまでも仮定の上に無理やり成り立たせている立ち回りなので、リスクは極力回避したほうがいいからね。これは微妙だな…と思う台は、全力で避けたほうが良いでしょう」

「まぁそうでしょうね。では次に、連単(=ボーナスの単発続き)を狙う立ち回りについて…ですが、どのぐらい連単してれば狙う価値アリ…と考えていますか?」

「最低でも4連単以上は欲しいよね。もちろん、多ければ多いほどいいですが」

「4連単ですか。なかなか見つけるのが難しそうですが…」

「そうなんですけどね(苦笑)。でも実戦上では5連単や6連単クラスも平気で食らったことがあるので、やっぱりそれぐらいから打ち始めないと危険かな、と」

「経験則から導き出されたボーダーというワケか。だったら、そのラインから狙ったほうがよさそうですね」

「うん。とにかくこの機種を打つ時は、高設定狙いにしろ、状況別のピンポイント狙いにしろ、一切の妥協は禁物…ということです!」

「1000円で20Gチョイしか回らないんですもんねぇ(苦笑)。確かに、妥協してたらあっさりとケツの毛まで抜かれてしまいそう」

「そう。ヒップのヘアーをね!!」

「では最後に、嵐さんが考える沖ドキの『押しドキ・ヤメドキ』を簡潔にまとめて頂いてもよろしいですか?」

「了解しました!

【押しドキ】
[1]共通ベル出現率が1/140以上→高設定だと思える挙動が続く限り、基本的には状況を問わずGO!

[2]通常A以上が確定するハイビスカス点滅パターン後に32Gを抜け…

連チャン後→200Gを超えたら連チャンするまでGO。200G以内に当たった場合は、偶数設定なら基本的に連チャンするまでGO! 奇数設定は基本的に32G抜けでヤメ

非連チャン後→通常B確定なので、連チャンするまでGO!

[3]700G以上のハマリ台→当たるまでGO!

【引きドキ】
・共通ベル出現率が1/140を下回っている→押しドキに当てはまる状況以外は基本的にヤメ。連チャン後なら32Gヤメを厳守


…という感じですかね」

「何点か質問したいんですが…まず、押しドキの[2]について。設定の偶奇でずいぶんと立ち回り方が異なりますが、その理由は?」

「引き戻しモードの可能性があるところでボーナスを引いた場合、偶数設定は通常Bに移行する可能性が高いので、連チャンするまで打ちたい。逆に奇数設定は通常Aに移行する可能性が高いので、ヤメておくのが無難…と考えているからです」

「なるほど。では引きドキについて。とにかく嵐さんの引き判断は、共通ベルを基準に行なう…ということでいいんですね?」

「そうです。共通ベルさえ良ければ、つまり高設定の可能性さえあれば、歯を食いしばって打ち続ける…というのが嵐スタイルですからね。まあ、沖ドキは高設定でも辛いのであまり胸を張ってオススメできるスタイルではないですが(苦笑)、少なくともアタクシはこの押し引きの判断で、沖ドキと大分良い戦いを繰り広げられていますよ(ドヤッ)」

「最後のドヤ顔だけマジで余計でしたが、今回は色々と参考になりました。ありがとうございました」

アツいぜ
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