先日、来店のお仕事でとあるホールに訪れたときの話です。
呼んで頂いたホールのことをある程度調べるのは当然の話で、まずは設置機種のラインナップをチェック。その顔ぶれからどんな機種を推しているホールなのかを推し測りつつ、当日に何を打つか吟味するのが最初のお仕事です。
このホールは波の荒いAT機を推しているんだなとか、ジャグラー推しなんだなとか、そういう情報を精査しつつ、打つべき機種を探っていたところ、なかなかにレアな機種の名前が目につきました。
『パチスロ ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』
2度見しました。えっ、PSO2が置いてあるの、このホール!? マジかよ、めちゃくちゃ打ちたいんだけどっ!!
PSO2とは、2020年2月に導入されたサミーの機種で、スペックはちょっと変則的なタイプ。内部的に超高確率で成立するリアルボーナスをループさせて出玉を増やすタイプの台なんだけど、ボーナス中は払い出しのある小役を押し順で管理しているから、主にCZをクリアしないとボーナスを揃えても出玉が増えない。
どうして今さら5年以上前に導入された機種の概要を説明しているかというと、この機種のことを知らない人が圧倒的多数だろうから。ひとことでこの台を表現するなら『ファイヤードリフト』みたいな台。これで伝わる気もするけどね。
さあ、大変。PSO2が置いてあることを確認してしまったもんだから、打ちたい欲が止まらない。認定を取っていたとしてもホールに設置できる期限はそれほど長くないだろうし、この機を逃したら打てる機会はないに等しい。
てか、単純にゲーム性が好きだったから打ちたい。ちょっとでも触っておきたい。でも、良いのだろうか。俺は来店というお仕事でそのホールに行くのであって、趣味打ちしに行っているわけではない。
いや、別にこのあたりの機種を打ってほしいなどとは一切言われていないけど、基本的には主要スマスロで立ち回ることが是とされていそうな気がするじゃない。
これもこちらサイドが勝手に思っていることだけど、いや、でも、どうしようかな…と、悩んだ末、

PSO2に座っている自分がいました。やっぱり我慢できませんでした。だって好きなんだもの。
さて、このPSO2、通常時は主にレア役でエマージェンシートライアルと呼ばれるCZを目指すのだけど、これが思っている以上に引ける。

そして、クリアする。CZ中はベル・レア役でクリア抽選が行われていて、最も弱いベルでも約33%で当たりに繋がるから毎ゲームが叩きドコロ。
ファイヤードリフトよろしく、レバーON時に予告音が鳴れば、その時点でベル以上が濃厚。CZは最短2Gで終わるからノーチャンスってことも多々あるんだけど、予告音が鳴った瞬間に感情は高まるし、血行だって良くなる。おかげで鼓動も早くなるし、思わず声だって出そう。
たぶん予告音が鳴った際の俺を客観的に見たら、だいぶ気持ち悪いと思うんだけど、仕方ないよね。だって激アツなんだもの。
それでいて、予告音ナシでもベルが揃ったりするもんだからやっぱり改めて状況を整理しても声は出そうだし、なんならちょっとだけなら許されると思う。
そんな台で最終的に1000枚超の出玉を獲得してしまうんだから、面白くないわけがない。終始、悶えながらPSO2を堪能しちゃいました。
あと、同じ理由で初代『パチスロ TIGER & BUNNY』にも手を出したりしました。

もちろん、ギャラが発生するお仕事なわけだから趣味打ちばかりするのは罪悪感があるけど、たまには気持ちの赴くままに動いてみるのもアリなんじゃないかなって。
ええ、2台趣味打ちしてきっちりプラスになりましたからね。
本当に最高の1日をありがとうございました。これで心置きなく6.0号機を卒業できる気がしております。
まぁ、別のホールでPSO2を見かけることがあったらまた打っちゃうとは思うけどね。自制できる気がしません(喜)。